26年6月2日に東海・近畿・四国・九州南部で線状降水帯発生の可能性!避難行動を

26年6月2日に東海・近畿・四国・九州南部で線状降水帯発生の可能性!避難行動を

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26年6月2日に東海・近畿・四国・九州南部で線状降水帯発生の可能性!避難行動を

【この記事の要約】
2026年6月2日(火)午後1時1分、気象庁は東海地方・近畿地方・四国地方・九州南部・奄美地方に対して、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるとする線状降水帯半日前予測を発表しました。今回の予測対象は静岡県・愛知県・三重県(東海地方)、和歌山県(近畿地方)、徳島県・高知県(四国地方)、宮崎県・鹿児島県(九州南部)の8県です。発生が懸念される時間帯は宮崎県・鹿児島県で6月2日昼過ぎから夕方、徳島県・高知県・和歌山県・三重県では2日夜から3日未明・朝、愛知県・静岡県では3日未明から朝・昼前にかけてとされています。今回の大雨の原因は台風6号の北上です。台風6号は6月2日の昼過ぎに九州に最接近した後、2日夜に九州・四国・近畿を通過し、3日朝に東海、3日昼前後に関東地方に最接近する予想です。台風本体の雨風に加えて梅雨前線との複合により、太平洋側を中心に記録的な降水量となる可能性があります。TBS報道によると、2023年6月の台風2号では東海地方で降り始めからの雨量が500ミリ超、四国・近畿・関東でも400ミリ超を記録しており、今回も類似した気象パターンになる恐れがあります。線状降水帯が発生した場合は短時間で急激に災害の危険度が高まります。今すぐハザードマップ確認・非常用持ち出し袋の点検・避難場所と家族間の連絡方法の確認を行い、夜間の避難を余儀なくされる前に早めの行動をとることが命を守ることにつながります。

2026年6月2日午後、西日本から東海にかけての広い範囲で、線状降水帯による大規模な大雨災害の危険が高まっているとのことです。

気象庁はこの日の午後1時1分、東海・近畿・四国・九州南部の計8県に対して線状降水帯半日前予測を発表しました。

背景には台風6号の北上と梅雨前線の複合という、深刻な大雨災害を引き起こしやすい気象パターンがあります。

今この瞬間から準備と行動を始めて大切な命と財産を守りましょう。

【この記事の信頼性について】
本記事は気象庁の公式発表(線状降水帯半日前予測・全般気象解説情報)、FNNプライムオンライン、tenki.jp気象予報士日直主任の速報記事、TBS NEWS DIGの解説(坂口愛美気象予報士)、OBS大分放送、あいテレビの報道をもとに作成しています。各気象データ・地域・時間帯は2026年6月2日午後1時1分の発表内容に基づきます。状況は今後も変化します。最新情報は気象庁公式サイト・各地方気象台の発表・市区町村からの避難情報で随時確認してください。

目次

今回の線状降水帯半日前予測の詳細(気象庁発表情報)

気象庁は2026年6月2日午後1時1分、全般気象解説情報として線状降水帯半日前予測を発表しました。以下が今回の予測の全情報です(発表内容をそのまま掲載しています)。

地方 都道府県 線状降水帯発生の可能性がある期間
九州南部 宮崎県 2日昼過ぎから夕方にかけて
九州南部 鹿児島県(奄美地方除く) 2日昼過ぎから夕方にかけて
四国地方 徳島県 2日夜のはじめ頃から3日未明にかけて
四国地方 高知県 2日夜のはじめ頃から3日未明にかけて
近畿地方 和歌山県 2日夜遅くから3日明け方にかけて
東海地方 三重県 2日夜遅くから3日朝にかけて
東海地方 愛知県 3日未明から朝にかけて
東海地方 静岡県 3日明け方から昼前にかけて

気象庁の発表では、大雨に対する心構えを一段高めていただき、地元気象台が段階的に発表する防災気象情報やキキクル(危険度分布)等の情報を確認してくださいと呼びかけています。

キキクルとは?防災・災害時の見方・使い方を徹底解説|土砂・浸水・洪水の危険度を色で確認

⚠️ 重要:線状降水帯が発生した場合の危険性
線状降水帯が発生すると、短時間のうちに局地的な豪雨が同じ場所に降り続き、土砂崩れ・河川氾濫・浸水被害の危険度が急激に高まります。発生してからでは間に合わない場合があります。今すぐ行動を開始してください。

今回の大雨の原因は台風6号と梅雨前線の複合

今回の広域的な線状降水帯予測の背景には、台風6号の北上と梅雨前線という明確な気象要因があります。

台風6号の動き

台風6号は沖縄の南で発生し、その後北上を続けました。6月2日の昼過ぎに九州に最接近し、その後進路を東寄りに変えて本州に接近しています。

TBS NEWS DIGの坂口愛美気象予報士は次のように解説しています。

2日の昼過ぎには九州に最接近します。その後、2日の夜には九州、四国や近畿、3日の朝には東海、そして昼前後には関東地方に最接近する見込みとなっています。本州に一気に近づいてきて、3日の夕方〜夜くらいには抜けていく見込みとなっています。(TBS NEWS DIG 坂口愛美気象予報士)

この台風の移動スピードが、各地で線状降水帯が発生しやすい状況を時間差で作り出しています。

九州南部(2日昼過ぎ)→四国・和歌山・三重(2日夜)→愛知・静岡(3日未明〜朝)という時間的な順序は、台風の北上・東進のルートと対応しています。

詳しくは台風6号チャンミーが迫っています!進路を確認し、被害に備えてください!をご覧ください。

梅雨入り直後の台風接近という複合要因

また、宮崎地方気象台は6月1日午後2時に九州南部の梅雨入りを発表しました。梅雨入り直後に台風が接近するという複合パターンは大雨被害を特に深刻にしやすい気象状況です。

これについて坂口気象予報士はこの点について次のように指摘しています。

台風の風は反時計回りに吹くため、南東からの湿った風が山に直接吹き付けます。さらに、西日本には梅雨前線が停滞している影響もあり、南東向きの斜面を中心に雨量が増えそうです。(TBS NEWS DIG 坂口愛美気象予報士)

つまり、太平洋側・南東向きの山の斜面に当たる地域が特に大雨になりやすい状況です。

紀伊山地(三重・和歌山・奈良)・四国山地(高知・徳島)・宮崎の山間部は過去の台風・大雨でも繰り返し大きな被害を受けてきた地形的に危険な地域です。

5月に発生した台風6号の異例性

TBS NEWS DIGの解説によると、この時期(6月初旬)に台風が本州に接近するのは異例だとされています。

通常この時期の台風は大陸側へ抜けるため、今回のように本州へ接近するのは珍しいパターンとなります。

理由としては太平洋高気圧と偏西風の流れが例年よりも早く季節が進んだ状態になっているためと説明されています。

季節外れの台風進路は住民の警戒意識が高まりにくいという危険もはらんでいます。

線状降水帯とは何か

線状降水帯という言葉はニュースで頻繁に使われるようになりましたが、その仕組みと危険性を正確に理解している方は多くありません。

線状降水帯の定義

線状降水帯とは次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなして、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過・停滞することで作り出される線状(帯状)の強雨域です。

気象庁は幅20〜50km・長さ50〜300km程度の線状の形状を持ち、同じ地域に数時間で100〜500mm以上の猛烈な雨を降らせることがある現象のことです。

なぜ線状降水帯は危険なのか

では、どうして線状降水帯は危険なのでしょうか。

通常の大雨は積乱雲が移動しながら各地に雨をもたらすため、同じ場所にいつまでも雨が降り続けることは少ないです。

しかし線状降水帯では次々と新しい積乱雲が同じ場所に発生し続けるため、同一地点で長時間・猛烈な雨が続くからです。

その結果、河川の急激な増水・土砂崩れ・浸水が短時間で同時多発的に発生してしまいます。気象庁のデータによると、近年の洪水・土砂災害の多くは線状降水帯が関与しているとのことです。

線状降水帯が発生しやすい条件

線状降水帯は次の条件が重なると発生しやすくなります。

  • 海上から大量の水蒸気が継続的に供給されている(台風・梅雨前線等)
  • 地形による風の収束が起きる山の斜面や河口付近
  • 上空と下層の風向・風速の差(風のシア)が大きい状況

今回の台風6号接近・梅雨前線停滞という気象状況は、まさにこれらの条件が重なっています。

線状降水帯半日前予測とは何か

気象庁は2022年から線状降水帯の発生予測情報の運用を段階的に進めてきました。

現在は半日(約12時間)前に発生の可能性がある地域を都道府県単位で発表する体制になっています。

この予測は確実に線状降水帯が発生することを保証するものではありません。

しかし、予測が出ている地域では大雨への備えと避難の準備を進める重要なシグナルです。

【半日前予測の位置づけ】
半日前予測は今後の可能性の通知です。実際に線状降水帯が発生し大雨災害の危険度が急激に高まっていることが確認された場合は、気象庁から線状降水帯が発生したとの情報が別途発表されます。この情報が出た地域ではすでに危険な状態にある可能性が高いため、直ちに避難行動をとってください。

2023年台風2号との比較:今回との類似点と相違点(Compare)

今回の台風6号と類似したコースで甚大な被害をもたらした2023年6月の台風2号との比較は、今回の大雨リスクを理解する上で重要な参考情報です。

2023年台風2号の実績被害

TBS NEWS DIGの報道によると、2023年6月1日〜3日に台風2号が日本列島に接近した際の被害状況は以下の通りです。

被害・記録 内容
死傷者 死者6人、けが人29人
降水量(東海地方) 降り始めからの累計で500ミリ超
降水量(四国・近畿・関東) 降り始めからの累計で400ミリ超
線状降水帯の発生地域 高知・和歌山・奈良・三重・愛知・静岡

今回の台風6号と2023年台風2号の線状降水帯発生地域(高知・和歌山・三重・愛知・静岡)は非常によく一致しています。

今回(台風6号)と2023年(台風2号)の違い

坂口愛美気象予報士は今回の台風6号と2023年台風2号の違いについて次のように解説しています。

2023年の台風2号の時よりも、台風そのものが日本列島のすぐ近くを通る予想となっているので、前線の停滞する感じもこのときとは少し様子が違っています。2023年の時は梅雨前線と台風の影響でとにかく雨に注意が必要でしたが、今回はどちらかというと台風本体の雨風が強まるので、風にも注意が必要となってきます。(TBS NEWS DIG 坂口愛美気象予報士)

つまり今回は雨だけでなく風の被害にも注意が必要ということです。

台風が本州に近い距離を通過するため、暴風による倒木・飛散物・停電のリスクも高まります。

2023年台風2号を上回る雨量にはならない可能性があるものの、風の影響が加わる分だけ総合的な被害リスクは複合的です。

台風対策の完全ガイド|事前準備と当日の行動と避難について解説しますも一読ください。

各地域の状況と注意点

宮崎県・鹿児島県(九州南部):すでに最大危険期に突入

宮崎県と鹿児島県は今回の線状降水帯発生の可能性期間が6月2日昼過ぎから夕方と最も早い地域です。

すでに台風6号の影響を直接受けており、2日午後には現実に甚大な影響が出ています。

宮崎県では6月2日午後3時10分に広渡川水系広渡川に全国初となるレベル4氾濫危険警報が発表されました。

日南市酒谷では午後3時までの1時間に46.0ミリの激しい雨を観測しています。

この両県では広渡川・酒谷川のほかにも複数の河川で危険水位に到達する可能性があります。

【全国初】レベル4氾濫危険警報が宮崎広渡川にて発表

徳島県・高知県(四国地方):夜間の危険ピークに警戒

徳島県・高知県では6月2日夜のはじめ頃から3日未明にかけて線状降水帯の発生が懸念されています。

夜間の危険ピークという点が特に問題です。夜間は視認性が下がり、河川の増水・道路の冠水を察知しにくくなります。

この両県は四国山地を擁し、急勾配の河川が多い地形的特性から、短時間の大雨で河川水位が急上昇しやすい地域です。

2023年台風2号でも高知・徳島は甚大な被害を受けており、今回も同等以上の警戒が必要です。

和歌山県・三重県(近畿・東海南部):紀伊山地への集中豪雨リスク

和歌山県は6月2日夜遅くから3日明け方、三重県は6月2日夜遅くから3日朝にかけてが危険な時間帯です。

和歌山・三重は紀伊山地の南東斜面に位置しており、台風からの南東の湿った風が直接山肌に吹き付ける地形です。

2011年の台風12号では紀伊山地一帯で1,000ミリを超える記録的な降水量を観測し、那智勝浦町など各地で土砂崩れ・河川氾濫が同時多発しました。

特に山間部・河川沿い・急傾斜地に住む方は夜間に危険期を迎える前に明るいうちに避難することを強く推奨します。

愛知県・静岡県(東海地方):3日の朝〜昼前に危険ピーク

愛知県は3日未明から朝、静岡県は3日明け方から昼前が線状降水帯発生の懸念時間帯です。

この時間帯は通勤・通学の時間と重なります。3日朝に交通機関への影響が出る恐れがあるとTBS NEWS DIGも指摘しています。

気象情報を確認して交通機関の運行状況を事前に把握した上で、不要不急の外出を控えることを検討してください。

2023年台風2号では愛知・静岡で500ミリを超える降水量を記録した前例があります。

今すぐとるべき具体的な行動

線状降水帯半日前予測が発表されたいま、対象地域の住民がとるべき具体的な行動を解説します。

ステップ①:今すぐハザードマップで自分の地区のリスクを確認する

まず国土交通省ハザードマップポータルサイト(disaportal.gsi.go.jp)または市区町村のハザードマップで次の3点を確認します。

  • 自分の住む地区が土砂災害警戒区域・浸水想定区域に含まれるか
  • 最も近い指定避難場所の場所と経路
  • 避難経路上に急傾斜地・河川・低い道路がないか

土砂災害警戒区域内に住む方は特に早めの避難が必要です。

土砂崩れは線状降水帯が発生すると予兆なしに突然起きることがあります。

【2026年版】ハザードマップの見方・読み方を徹底解説|色の意味・使い方まで

ステップ②:夜間の避難を余儀なくされる前に昼のうちに動く

四国・近畿・東海の多くの地域で危険のピークが夜間に来ます。

夜間の避難は視界不良・冠水した道路の識別困難・車の水没リスクなど危険が大幅に増します。

危険を感じたら夜を待たず、今日の日没前・明るいうちに避難することが生命を守ることに直結します。

⚠️ レベル4危険警報が出たときには避難を完了している状態を目指す
TBS NEWS DIGの坂口愛美気象予報士は次のように述べています。「レベル4が出た段階で、すでに危険な場所からの避難を完了している必要があります。詳しい情報は自治体から発表されますが、レベル5まであるからまだいいや、ではなく、レベル4までに避難を完了するということを頭に入れておいてください。」(TBS NEWS DIG)

ステップ③:非常用持ち出し袋の最終確認をする

避難前に持ち出す非常用持ち出し袋の中身を今日確認します。

最低限必要なものは以下の通りです。

  • 飲料水(1人1日3リットル×3日分目安)
  • 食料(3日分の非常食・エネルギーバーなど水不要で食べられるもの)
  • 貴重品(現金・通帳・保険証・マイナンバーカードのコピー)
  • 充電済みのスマートフォンとモバイルバッテリー
  • 処方薬・お薬手帳
  • 懐中電灯・電池(停電対策)
  • 雨具・防寒具(台風の雨風は強く体温が下がりやすい)
  • 乳幼児がいる家庭はミルク・おむつ・離乳食
  • 高齢者・障害のある方は補装具・薬・緊急連絡先メモ

この時期、暑さ対策も忘れないようにしましょう。停電になった場合、冷房は使うことができません。

また、停電により家族と連絡が取れないケースも想定しましょう。

ステップ④:家族間の避難計画を今日話し合う

家族全員が自宅に揃っているとは限りません。

今日中に次の3点を家族全員で確認します。

  • 指定避難場所の場所と行き方(複数の経路を決める)
  • 連絡が取れない場合の集合場所(公衆電話・避難所入口等)
  • 高齢者・乳幼児など避難に時間がかかる方の担当者の決定

ステップ⑤:防災情報の受信設定を今すぐ確認する

スマートフォンの緊急速報メール(エリアメール)が受信できる設定になっているか確認します。

気象庁のキキクル(危険度分布)はスマートフォンのブラウザからリアルタイムで土砂・浸水・河川氾濫の危険度を地図で確認できます。

Yahoo!防災速報・ウェザーニュースアプリなどのプッシュ通知設定も今すぐ確認してください。

NHKラジオ・テレビは停電時でも電池式ラジオで受信できます。電池式ラジオがあるか確認してください。

おすすめはキキクルです。

キキクルとは?防災・災害時の見方・使い方を徹底解説|土砂・浸水・洪水の危険度を色で確認

ステップ⑥:車の移動リスクを理解する

台風接近時の車での移動は複数の危険を伴います。

  • 冠水した道路では水深15cm程度でも自転車・歩行が困難になり、水深30cm以上では普通車が停止し始める
  • 水深60cm以上では大半の車が浮き始め制御不能になる
  • 道路が冠水しているように見えない場合でも、アンダーパス(立体交差の低い部分)は急速に冠水する
  • 土砂崩れによる道路閉塞が起きると退路を失う可能性がある

避難のための移動には十分な時間的余裕を持ち、危険が高まる夜間や大雨のピーク時には車での移動を原則として避けてください。

在宅避難という選択肢

すべての状況で避難所への移動が最善策とは限りません。自宅での待機(在宅避難)が安全な場合もあります。

在宅避難が有効なケース

  • 自宅がハザードマップの土砂災害警戒区域・浸水想定区域に含まれない
  • 自宅が鉄筋コンクリート造の3階建て以上で周辺に土砂崩れのリスクがない
  • 避難経路が冠水・崩落している可能性があり移動がより危険な場合

避難所への移動が必要なケース

  • 土砂災害警戒区域・浸水想定区域(特に深さ50cm以上)に自宅がある
  • 木造1〜2階建て住宅で周囲の浸水リスクが高い
  • 崖・急傾斜地・河川のすぐそばに自宅がある
  • 市区町村から避難指示が発令された地区に居住している

迷ったときの判断原則

ハザードマップで自分の自宅がリスク区域に含まれているかどうかがすべての判断の基本です。

リスク区域内に住んでいる場合は迷わず避難所に移動することが安全です。

リスク区域外で堅牢な建物に住んでいる場合は、状況を見ながら在宅避難の選択肢もあります。

ただし線状降水帯が発生した後では状況が急変することがあります。

早め・早めの行動が命を守る最大の手段です。

詳しくは【災害時】避難所へ行くべきか自宅に残るべきか?正しい判断基準と在宅避難・避難所避難の全知識2026年版をご覧ください。

新しい防災気象情報体系と今回の大雨の関係

2026年5月28日から、気象庁の防災気象情報が新しい体系に変わりました。

今回の大雨への対応では、この新体系を理解することが適切な避難行動につながります。

新体系での大雨・土砂災害関連情報

警戒レベル 大雨(土砂)の新情報名 とるべき行動の目安
レベル3 レベル3大雨警報(高齢者等避難) 高齢者・障害のある方は早めに避難
レベル4 レベル4土砂災害危険警報・レベル4氾濫危険警報 危険な場所にいる全員がすぐに避難。避難指示を待たない
レベル5 レベル5土砂災害特別警報・レベル5氾濫特別警報 すでに命の危険。直ちに身の安全を確保する

2026年5月28日以前からの慣れた名称(大雨特別警報・土砂災害警戒情報など)から名称が変わっています。

旧名称に慣れ親しんでいた方は、新しい名称・レベル体系を事前に理解しておくことが重要です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 線状降水帯半日前予測が出たら必ず線状降水帯が発生しますか?

いいえ、半日前予測は発生の可能性を通知するものです。実際に発生しない場合もあります。

しかし、予測が出ている以上は大雨に対する心構えを一段高めて、避難の準備を進めることが推奨されます。

予測が空振りであれば被害がないということであり、備えることは決して無駄ではありません。

Q2. 線状降水帯が実際に発生したかどうかはどこで確認できますか?

気象庁は線状降水帯の発生を確認した際に、線状降水帯が発生したという旨の情報を発表します。

確認できるのは気象庁公式サイトのほか、NHKニュース・tenki.jp・ウェザーニュースなどの気象情報サービスです。

スマートフォンの緊急速報メール・防災アプリのプッシュ通知でも受け取れます。

Q3. 高齢の親が一人で住んでいる場合、いつ連絡を入れるべきですか?

今すぐ連絡を入れることを強く推奨します。

特に土砂災害警戒区域・浸水想定区域に住む高齢の方は、避難に時間がかかるため早め早めの行動が不可欠です。

自治体の要配慮者支援制度(避難行動要支援者名簿)に登録している場合は、自治体・地域住民による支援を受けられる場合があります。

まず電話で安否確認・状況確認をして、必要であれば自らが迎えに行くか地域の支援者に依頼してください。

Q4. 避難所に行くべきか・自宅2階以上に逃げるべきか、どう判断しますか?

基本的な判断基準は次の通りです。

  • 土砂崩れ・崖崩れのリスクがある地域(土砂災害警戒区域)→ 絶対に外の避難所へ移動する。自宅2階への垂直避難では土砂に埋まる危険がある
  • 河川氾濫による浸水リスクがある地域で浸水深が2階以上になる可能性がある→ 早めに避難所へ移動する
  • 浸水リスクはあるが浸水深が1メートル未満の想定で、外への移動がすでに危険な場合→ 自宅2〜3階への垂直避難を選択する

最終的にはハザードマップで確認した自分の地区のリスクの種類と程度によって判断してください。

Q5. 台風が通過した後も大雨は続きますか?

はい、台風通過後も注意が必要です。土砂が大量の水分を含んでいる状態では、雨が止んだ後でも少量の雨で土砂崩れが発生することがあります。

また河川は上流の雨が集まるため、上流での雨が止んでも水位の上昇が数時間続くことがあります。台風が通過してから少なくとも24〜48時間は、気象庁や市区町村の情報を継続して確認してください。

Q6. キキクル(危険度分布)はどこで見られますか?

キキクルは気象庁公式サイト(jma.go.jp)の防災情報ページから確認できます。

土砂災害・浸水(洪水)・河川氾濫の3種類の危険度を地図上でリアルタイムに5段階の色で表示しています。

スマートフォンのブラウザからも利用できます。

自分の地区の番地レベルで危険度を確認できるため、今後の避難判断に積極的に活用してください。

キキクルとは?防災・災害時の見方・使い方を徹底解説|土砂・浸水・洪水の危険度を色で確認

まとめ:今すぐ行動すること・絶対に覚えておくべきこと

確認・対応事項 内容 特に重要な地域・状況
線状降水帯の発生対象地域と時間帯 宮崎・鹿児島(2日昼過ぎ〜夕方)→徳島・高知・和歌山・三重(2日夜〜3日明け方)→愛知・静岡(3日未明〜昼前) 8都道府県すべて
今すぐすべき行動① ハザードマップで自宅周辺の土砂・浸水リスクを確認する 山間部・急傾斜地・河川沿いに住む方
今すぐすべき行動② 日没前・夜が来る前に危険地域の方は避難を完了する 危険ピークが夜間の四国・近畿・東海の方
今すぐすべき行動③ 非常用持ち出し袋・食料・水・薬・貴重品を確認する 全地域の住民
今すぐすべき行動④ 高齢の家族・一人暮らしの家族に連絡し状況確認・避難支援を行う 高齢者・要配慮者がいる家庭
今すぐすべき行動⑤ スマートフォンの緊急速報・防災アプリの通知設定を確認する 全地域の住民
2023年台風2号との類似点 同一路線・同一地域での線状降水帯発生。東海地方で500ミリ超・四国近畿で400ミリ超の実績あり 高知・和歌山・三重・愛知・静岡
今回の追加注意点 台風本体が本州に近距離を通過するため雨だけでなく風の被害にも注意 沿岸部・台風進路に近い地域

今回の東海・近畿・四国・九州南部への線状降水帯半日前予測は、台風6号の梅雨前線との複合という大雨被害を最も引き起こしやすい気象パターンで発表されたものです。

2023年台風2号の際と同様の地域で線状降水帯が発生する可能性が高く、実際に宮崎県ではすでにレベル4氾濫危険警報が発令されるなど深刻な被害が出始めています。

情報を見て安心するのではなく、情報を見た今この瞬間から行動に移すことが命を守ります。

特に夜間に危険のピークが来る四国・近畿・東海の方は、日没前の早め行動が最優先の選択です。

自分や家族の命を守るために、今すぐできることから始めてください。

台風対策の完全ガイド|事前準備と当日の行動と避難について解説します

Image by Pixabay,Unsplash,Freepik,写真AC

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この記事を書いた人

北海道札幌市在住の防災・サバイバル情報発信者です。2018年の北海道胆振東部地震を機に「誰でも今日から始められる防災」をモットーに活動を開始し、実際に試した防災グッズのレビューや家族構成別の備え方をわかりやすくお伝えしています。実践的で信頼できる情報を提供できるよう、がんばっています!

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