【台風対策】事前準備と当日の行動と避難について解説します

台風対策の完全ガイド|事前準備と当日の行動と避難について解説します

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台風対策の完全ガイド|事前準備・当日の行動・避難のポイントを徹底解説

【この記事の要約】
台風対策は台風が来てから始めても遅い場合があります。台風シーズン(主に7〜10月)が始まる前に、非常持出袋の準備・ハザードマップの確認・避難場所の把握・窓や雨戸の補強方法を知っておくことが最も重要な備えです。台風当日は気象庁の台風情報・自治体の避難情報をリアルタイムで確認しながら早め早めに行動することが命を守る基本です。特に浸水・高潮・土砂崩れ・強風・停電に対する個別の対策を理解しておくことが重要です。暴風警報が発令された後の外出は非常に危険であり、その前に全ての準備を終わらせることが原則です。避難指示が出た場合は迷わず行動することが鉄則です。本記事では台風対策を事前準備・台風接近時・台風通過後の3フェーズに分けて、気象庁・内閣府・消防庁の公式情報に基づいて網羅的に解説します。一戸建て・マンション・それぞれの状況別の対策や、北海道など積雪地域特有の注意点も紹介します。

北海道にはめったに上陸しない台風。ですが、その脅威はニュースやSNSを通じて痛いほど実感しています。

大事な台風対策。台風シーズンになるたびに対策を後回しにしていませんか。台風が上陸する直前にホームセンターに駆け込んでも、必要なものが売り切れていることは珍しくありません。

台風対策は平時からの準備が命を守ります。この記事では台風対策のすべてを段階別・状況別に詳しく解説したいと思います。ぜひとも最後までご一読ください。

【この記事の信頼性について】
本記事は気象庁・内閣府・消防庁・国土交通省・各都道府県防災担当部局の公式情報をもとに作成しています。台風の警報基準・避難情報の定義は気象庁および内閣府の公式定義に準拠しています。非常持出袋の推奨内容物は内閣府の防災情報ページの基準を参考にしています。

目次

台風対策の基本的な考え方

まずは基本的な考え方からです。

台風対策を考える上で最も重要なのは3つのフェーズに分けて行動することになります。

  • フェーズ1:平時の備え(台風シーズン前・日頃からの準備)
  • フェーズ2:台風接近時の対策(台風が接近する数日前〜上陸まで)
  • フェーズ3:台風通過後の行動(台風が通過した直後)

多くの人が台風接近時のフェーズ2だけを意識します。しかし本当に命を守る対策はフェーズ1の平時の備えから始まっています。

フェーズ3の台風通過後も二次災害のリスクがあるため、油断は禁物です。

個人的な重要度としてはフェーズ1>フェーズ2>フェーズ3だと思っています。「段取り八分」という言葉がある様にフェーズ2よりもフェーズ1の方が圧倒的に重要だと思っています。

フェーズ1:平時の備え(日頃からの台風対策)

ハザードマップで自宅のリスクを把握する

ハザードマップとは自治体が作成する災害リスクの地図です。

浸水想定区域・土砂災害警戒区域・高潮浸水想定区域・津波浸水想定区域などが示されています。

国土交通省のハザードマップポータルサイトでは全国のハザードマップをオンラインで確認できます。

自分のマップだけではなく家族に関わる自宅・職場・子どもの学校周辺などのリスクを必ず確認しておきましょう。

ハザードマップの確認が台風対策の出発点であり、最も重要な事前準備です。

ハザードマップについては【2026年版】ハザードマップの見方・読み方を徹底解説|色の意味・使い方までをご覧ください。

避難場所・避難経路の確認

次に自治体が指定する避難場所(指定緊急避難場所・指定避難所)の場所を事前に確認しておきます。

実は指定緊急避難場所は洪水・土砂災害・高潮など災害の種類によって異なるのをご存じでしたか?

自宅から避難場所までの経路を実際に歩いて確認することが理想です。

川沿い・崖下・低地を通る経路は避難時に洪水や台風時に危険になる可能性があります。

夜間・暴風雨の中での避難を想定して、安全な経路を複数把握しておきましょう。

非常持出袋の準備

非常持出袋は避難時に持ち出す最低限の必需品をまとめたバッグです。内閣府が推奨する非常持出袋の基本的な内容物は以下の通りです。

カテゴリ 具体的な内容物 推奨量・備考
飲料水 ペットボトルの水 1人1日3リットル×3日分が目安
食料 アルファ米・缶詰・カロリーメイト・乾パンなど 3日〜1週間分が理想
照明 懐中電灯・ヘッドライト 予備電池も必須。LEDタイプ推奨
情報収集 携帯ラジオ(手回し・ソーラー充電式推奨) 停電時にスマートフォンが使えなくなる場合に備える
スマートフォン充電 モバイルバッテリー(大容量推奨) 容量20,000mAh以上が理想
救急用品 絆創膏・消毒液・常備薬・処方薬 持病がある方は処方薬の予備を確保
衛生用品 マスク・ウェットティッシュ・簡易トイレ・生理用品 避難所での感染症対策を兼ねる
現金 小銭を含む現金 停電時はカード・電子マネーが使えない場合がある
重要書類 マイナンバーカード・保険証・通帳のコピー 防水袋に入れておく
防寒・雨具 雨具・着替え・防寒着・アルミ保温シート 季節に合わせて調整する
その他 ヘルメット・軍手・ロープ・笛 がれきの中からの救助要請に笛は有効

非常持出袋は玄関や寝室など素早く持ち出せる場所に置いておきます。食料・飲料水・電池は定期的に賞味期限・有効期限を確認して更新してください。

我が家では寝室前のクローゼットに収納しています。持ち出し袋については【防災の基本】一次持ち出し袋と二次持ち出し袋の違いと中身リスト|家族構成別の揃え方を徹底解説をご覧ください。

また、ローリングストック(日常的に使いながら補充する方法)が食料管理に有効です。日常からローリングストックを心がけてみてください。

ローリングストックについてはローリングストックとは?やり方を具体的に解説【防災士も推奨】食品リスト・収納・管理方法まで完全ガイド【2026年版】に記載があります。興味のある方は目を通してみてください。

停電対策グッズの準備

台風による停電は数時間から数日間に及ぶことがあります。以下のグッズを事前に準備しておくことで停電時の生活を維持しやすくなります。

  • カセットコンロとガスボンベ(数本以上):停電時の調理・お湯沸かしに使用
  • ランタン(LEDタイプ):部屋全体を照らすために懐中電灯とは別に用意する
  • モバイルバッテリー(大容量):スマートフォン・タブレットの充電維持
  • ポータブル電源:医療機器使用者や長期停電時に有効
  • 水の確保:断水も発生しうるため風呂に水を貯めておく(台風直前に実施)

個人的にはカセットコンロとガスボンベが重要だと思っています。熱源にもなりますし、調理も可能です。雨で体が冷えたとき、温かい食べ物を食べられると風邪の対策にもなります。

停電については停電長期化への備え【2026年完全版】数日〜数週間を乗り切るグッズ・行動マニュアルに詳しく記載しました。

住宅の事前点検

台風シーズン前に住宅の脆弱な部分を点検しておくことが重要です。

  • 屋根瓦・屋根材の浮き・ズレがないか確認する
  • 雨樋の詰まり・破損がないか確認して掃除する
  • 窓・サッシのパッキンが劣化していないか確認する
  • 雨戸・シャッターが正常に動作するか確認する
  • 庭木・ベランダの植木が強風で倒れないよう剪定・固定する
  • 外置きのエアコン室外機・物置・自転車の固定状況を確認する

物が飛んでいかないか、日ごろからきちんと確認しましょう。我が家は風の強い日に設置してある自転車テントが飛んで行ってしまいます。

そのため、隣に置いてある物置と紐で結びました。一度対策をしておけば台風が来ても問題ありません。早めに対処しましょう。

フェーズ2:台風接近時の対策

台風情報の正しい確認方法

台風が発生・接近したら気象庁の公式台風情報を定期的に確認します。確認すべき情報は以下の通りです。

  • 進路予報円:台風の中心が70%の確率で入る範囲。予報円から外れても暴風・大雨の影響を受ける場合がある
  • 暴風域・強風域:暴風域(25m/s以上)・強風域(15m/s以上)の範囲を確認する
  • 中心気圧・最大風速:台風の強さを示す指標。猛烈な台風(最大風速54m/s以上)は特に警戒が必要
  • 接近・上陸予想時刻:何時頃に最も影響を受けるかを把握して行動計画を立てる

気象庁のウェブサイト・NHKのウェザー・気象会社のアプリを複数活用して情報を収集します。自治体のメール配信サービス・防災アプリへの登録も事前に済ませておきましょう。

それと同時にスマートフォンの充電とモバイルバッテリーを用意しておくと良いかもしれません。防災アプリはキキクルとは?防災・災害時の見方・使い方を徹底解説|土砂・浸水・洪水の危険度を色で確認をおすすめします。

避難情報の正しい理解

2021年に避難情報の体系が大幅に変更されました。現在の避難情報は以下の5段階の警戒レベルで発令されます。

警戒レベル 発令される情報 とるべき行動 発令主体
レベル1 早期注意情報(気象庁) 災害への心構えを高める 気象庁
レベル2 大雨注意報・洪水注意報など 避難場所・避難経路を確認する 気象庁
レベル3 高齢者等避難 高齢者・障害者・乳幼児など避難に時間がかかる方は避難を開始する 市区町村長
レベル4 避難指示 危険な場所にいる全員が避難する。レベル4で必ず避難 市区町村長
レベル5 緊急安全確保 すでに災害が発生・切迫。命を守る最善の行動を取る(避難不可能な場合は垂直避難など) 市区町村長

レベル4の避難指示が発令されたら迷わず避難することが原則です。レベル5の緊急安全確保が発令された時点では屋外への避難が危険な状況です。

レベル5になる前にレベル3〜4の段階で行動することが命を守ります。

ただ、必ずしも避難することが正しいとは限りません。集団生活になりますのでトラブルが発生することも考えられます。

気になる方は【災害時】避難所へ行くべきか自宅に残るべきか?正しい判断基準と在宅避難・避難所避難の全知識2026年版を読んでみて欲しいです。

台風接近48時間前からの行動

台風の接近が予測されたら少なくとも48時間前から以下の行動を開始します。

  • 食料・飲料水・非常持出袋の内容を確認・補充する
  • 風呂・バケツ・ポリタンクに水を貯める(断水対策)
  • スマートフォン・モバイルバッテリーを満充電にする
  • 現金を手元に用意する(ATMが使えなくなる場合がある)
  • 避難場所・避難経路を家族全員で再確認する
  • ハザードマップで自宅周辺のリスクを改めて確認する
  • 外出・旅行の予定がある場合はキャンセル・早める検討をする

特に現金を忘れてしまう場合があります。最近の自動販売機は停電時でも使用することができます。QR決済対応の自動販売機が増えてきておりますが、現金を用意しておくに越したことはありません。

水分さえ取れていれば生き抜くことができます。夏の停電時、汗を大量に掻くことが予想されますので、最寄りの自動販売機の場所、そして停電時も使用できるかを覚えておくことも大事だと思っています。

台風接近24時間前からの行動

台風接近24時間前には屋外の対策を全て終わらせることが目標です。

暴風警報が発令されてからの屋外作業は非常に危険です。

  • ベランダ・庭の物干し竿・植木鉢・室外機周辺の軽量物を室内に取り込む
  • 自転車・バイクを固定または屋内に収納する
  • 雨戸・シャッターを閉める(雨戸がない場合は窓にガムテープや養生テープを貼る)
  • 土のう・吸水土のうを浸水が予想される玄関・排水口周辺に設置する
  • 車を安全な場所(立体駐車場・高台)に移動させる(浸水地域の場合)
  • 屋根・外壁の応急補修が必要な場合は業者・自治体に相談する

最悪の場合、台風の来ない地域に避難することも考えましょう。範囲外の親戚やホテルを利用するのも大事です。命はお金に置き換えられないことを忘れないでください。

窓・ガラスの台風対策

台風による窓ガラスの破損は室内への雨水の侵入・けがの原因になります。雨戸・シャッターがある場合は台風接近前に必ず閉めましょう。雨戸・シャッターがない場合は以下の方法で対策できます。

  • 養生テープ・ガムテープ:米字・井字状に貼ることでガラスが割れた際の飛散を軽減する。ただし割れを防ぐ効果はほとんどない
  • 飛散防止フィルム:市販の窓ガラス飛散防止フィルムを事前に貼っておくことで割れた際の飛散を大幅に軽減できる
  • 段ボール・ベニヤ板:窓の内側から貼り付けることで飛来物による破損と飛散を防ぐ効果がある
  • シャッターの後付け設置:費用はかかるが根本的な解決策として有効

窓にテープを貼ることでガラスが割れなくなるわけではありません。飛散防止フィルムの事前貼り付けが最も効果的な対策です。

対策がほとんどできていない場合、台風が通過するまでは窓際には近寄らないよう、注意してください。

浸水対策

浸水リスクのある地域では以下の対策が有効です。

  • 土のう・吸水土のう:玄関・ガレージ・排水口・換気口などに設置して浸水を防ぐ。自治体によっては無償配布している場合がある
  • 止水板(防水板):玄関ドアや開口部に設置する専用の防水設備。浸水深が予想される場合に有効
  • 排水溝・側溝の確認:落ち葉・ゴミで詰まっていると浸水が悪化する。台風前に清掃する
  • 重要なものを高い場所に移動:通帳・保険証・証明書・家電などを床から高い場所に移動させる
  • 地下室・半地下への立ち入り制限:浸水開始後は急速に水位が上がり脱出できなくなる場合がある

まずはハザードマップを確認し、浸水のリスクがあるかどうかを確認しましょう。

高潮対策

高潮は台風接近時に海面が異常に上昇する現象です。海岸・河口付近の低地では高潮による浸水リスクが特に高くなります。

ハザードマップの高潮浸水想定区域を確認して、リスクがある場合は早めの避難を心がけてください。高潮は台風が直接上陸する地点よりも進行方向右側(東側)で発生しやすい特性があります。

高潮や津波の場合、リスクのある地域にお住いの場合は必ず避難してください。

土砂災害対策

台風による大雨は土砂崩れ・土石流・地すべりを引き起こします。

以下の場所に住んでいる方は特に注意が必要です。

  • 急傾斜地(崖)の下や近く
  • 山・丘陵の谷部・沢沿い
  • 土砂災害警戒区域・特別警戒区域(ハザードマップで確認)

土砂災害の前兆現象として以下のサインが現れることがあります。

  • 斜面から突然水が湧き出す
  • 川が濁る・流れている水の色が変わる
  • 山・崖から異様な音(地鳴り・樹木が折れる音)がする
  • 斜面にひび割れが現れる

これらの前兆を感じた場合は直ちに斜面から離れた場所に避難してください。

台風当日(暴風域内での行動)

暴風警報が発令された後は屋外への外出を絶対に避けることが原則です。暴風雨の中での外出は以下のリスクがあります。

  • 飛来物による頭部・全身へのけが
  • 強風による転倒・吹き飛ばされる危険
  • 増水した用水路・河川への転落
  • 冠水した道路での車の立ち往生・水没
  • 倒木・切断された電線への接触

どうしても外出が必要な場合はヘルメット・雨具・滑りにくい靴を着用して最小限の行動にとどめます。

台風が接近・通過している間は窓から離れた場所(廊下・押入れの中・家の中心部)で待機することが安全です。

車の台風対策

台風による浸水・強風は車に大きなダメージを与えます。台風が来る前に以下の対策を行います。

  • 浸水リスクのある地域では車を高台・立体駐車場に移動させる
  • 海岸・河川沿い・地下駐車場への駐車を避ける
  • 台風通過中は絶対に車での外出を避ける
  • 冠水した道路には乗り入れない(30cmの冠水でも走行不能になる場合がある)

台風通過中に車が冠水した場合は直ちに脱出してください。エンジンが停止したままドアが開かなくなる前に、水位が窓の下部に達したらドアを開けて脱出します。

それ以上水位が上がったらヘッドレストなどでサイドウィンドウを割って脱出します。

自動車も保険で補償される場合があります。洪水の被害は保険で補償される?火災保険・車両保険・共済の水災補償と請求手順を徹底解説【2026年最新版】を確認し、自分の保険が対象かどうかを確認してください。

対象の場合、保険でどうとでもなりますので、車のことは二の次にし、身を守ることに徹しましょう。

フェーズ3:台風通過後の行動

台風通過直後の危険

台風が通過した直後も多くの危険が残っています。通過後だからといって安心して行動することは避けてください。

  • 倒木・折れた枝:道路・歩道に倒れた木は道路封鎖・通行者へのけがの原因になる
  • 切断された電線:地面に落ちた電線は感電の危険がある。絶対に近づかない
  • 冠水した道路:水が引いた後も道路の損傷・マンホールの蓋が外れている場合がある
  • 土砂崩れの遅延発生:雨が止んだ後も地盤が飽和状態のため土砂崩れが発生しやすい
  • 河川の増水継続:雨が止んでも上流からの水が流れ込み増水が数時間以上続く

外出しなくても大丈夫なのであれば外出しないに越したことはありません。外出は自宅の範囲外に出ることはせず、被害状況の確認に務める程度にとどめてください。

台風通過後の住宅点検

台風通過後に住宅の被害状況を確認します。屋根・外壁の点検は転落リスクがあるため自分で登らないことが原則です。

  • 屋根・外壁:地上から目視で瓦の脱落・ズレ・外壁の損傷を確認する
  • 雨樋:外れ・曲がり・詰まりがないか確認する
  • 窓・サッシ:ガラスの割れ・歪みを確認する
  • 床下:浸水していないか確認する
  • ガス・水道・電気:復旧後に漏れ・断線がないか確認する

被害が確認された場合は火災保険の適用範囲を確認して保険会社に連絡します。台風被害は多くの場合、火災保険の風災・水災補償の対象になります。

罹災証明書の申請

台風による住宅被害が発生した場合は市区町村に罹災証明書を申請できます。罹災証明書は各種被災者支援制度・災害援護資金の借り受け・義援金受け取りなどに必要な書類です。

申請前に被害状況を写真で記録しておくことが重要です。修理を始める前に必ず写真撮影・自治体への連絡を行ってください。

一戸建て・マンション別の台風対策

一戸建て特有の対策

一戸建ては強風・浸水・屋根被害のリスクがマンションより高い傾向にあります。

  • 屋根瓦・屋根材の固定状況を毎年確認して補修する
  • 雨樋を定期的に清掃して詰まりを防ぐ
  • 床下換気口への浸水対策(土のう・止水板)を講じる
  • カーポート・物置などの外構設備が強風で飛ばないよう固定を確認する
  • 庭木が強風で倒れて家屋・隣家に被害を出さないよう剪定・支柱を設置する

マンション特有の対策

マンションは構造が強固ですが、高層階・ベランダ・エントランスなどに特有のリスクがあります。

  • ベランダの植木・物干しざお・物干し台・軽量物を室内に取り込む(上階・隣室への飛散防止)
  • 高層階は地上より風速が強くなるため窓・サッシの施錠を確認する
  • 地下駐車場への駐車は大雨による浸水リスクがあるため事前に確認する
  • エレベーターは停電・浸水で停止する場合があるため台風接近前に食料・水を確保する
  • 管理組合・管理会社の台風対応ガイドラインを確認しておく

北海道・積雪地域の台風対策

北海道を含む日本の北部・山間部では台風が秋以降に接近した場合に積雪・凍結が加わった複合災害になることがあります。

北海道には温帯低気圧に変わるため滅多に台風は来ませんが、備えておくに越したことはありません。秋の台風は生命を脅かす恐れがあります。

  • 秋の台風(9〜10月)は降雨と低温が重なり、山沿いでは雪・凍結が発生することがある
  • 落葉・積雪・強風が重なることで倒木・停電が長期化するリスクがある
  • 停電時の暖房確保(カセットガスストーブ・薪ストーブ等の備え)が北海道では特に重要
  • 台風後の気温低下を想定して防寒用品を非常持出袋に加える

台風対策に役立つ公式情報源

台風対策に役立つ公式情報源を日頃からブックマークしておくことをおすすめします。もしくは少なくとも防災アプリを一つは入れておきましょう。

機関・サービス名 提供情報
気象庁(jma.go.jp) 台風情報・警報・注意報・雨量・河川情報・気象特別警報
内閣府防災情報(bousai.go.jp) 避難情報・防災マニュアル・非常持出袋の準備方法
国土交通省ハザードマップポータルサイト(disaportal.gsi.go.jp) 全国のハザードマップ(洪水・浸水・土砂・高潮・津波)
国土交通省川の防災情報(river.go.jp) 全国の河川水位・水位カメラ・洪水予報
各市区町村の防災ポータル・防災メール 避難情報・避難場所・地域固有の台風情報
NHKニュース・NHK災害・気象情報 台風接近時のリアルタイム情報・特別報道

台風対策チェックリスト

以下のチェックリストを台風シーズン前と台風接近時に活用してください。

台風シーズン前(平時)のチェックリスト

  • ハザードマップで自宅・職場・学校のリスクを確認した
  • 避難場所・避難経路(複数)を家族全員で確認した
  • 非常持出袋を準備・内容物の賞味期限を確認した
  • 3日分以上の食料・飲料水を備蓄した
  • 懐中電灯・ランタン・ラジオ・モバイルバッテリーを準備した
  • カセットコンロとガスボンベを準備した
  • 雨戸・シャッターの動作確認をした
  • 屋根・雨樋の状態を確認した
  • 自治体の防災メール・防災アプリに登録した
  • 火災保険の風災・水災補償の内容を確認した

台風接近時(24〜48時間前)のチェックリスト

  • 気象庁の台風情報・進路予報を確認した
  • ベランダ・庭の飛散しやすい物を室内に取り込んだ
  • 風呂・バケツに水を貯めた
  • スマートフォン・モバイルバッテリーを満充電にした
  • 現金を手元に用意した
  • 雨戸・シャッターを閉めた(または窓に飛散防止対策をした)
  • 浸水対策(土のう・止水板)を設置した
  • 車を安全な場所に移動した(必要な場合)
  • 避難が必要になった場合の行動を家族と確認した
  • 高齢者・障害者・乳幼児がいる場合はレベル3で避難開始の準備をした

まとめ

台風対策は知識と準備があれば大幅にリスクを軽減できます。

毎年の台風シーズンが始まる前に本記事のチェックリストを確認して、家族全員で対策を見直すことをおすすめします。

台風当日よりもその事前準備が大切だということを忘れないでください。

自治体が開催している防災訓練・防災学習会への参加も、その地域固有のリスクを知る上で非常に有効です。検討してみては如何でしょうか?

Image by Pixabay,Unsplash,Freepik,写真AC

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この記事を書いた人

北海道札幌市在住の防災・サバイバル情報発信者です。2018年の北海道胆振東部地震を機に「誰でも今日から始められる防災」をモットーに活動を開始し、実際に試した防災グッズのレビューや家族構成別の備え方をわかりやすくお伝えしています。実践的で信頼できる情報を提供できるよう、がんばっています!

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