防災士の費用・助成制度・申し込み方法【2026年鳥取県版】鳥取市・米子市・倉吉市・琴浦町・南部町・伯耆町の補助制度から鳥取県防災士養成研修まで完全ガイド
【この記事の要約】
防災士の資格取得にかかる費用は研修受講料・試験料・認証登録料の合計で約60,000〜70,000円が一般的です。鳥取県在住者には、鳥取県が実施する鳥取県防災士養成研修という特別なルートがあります。問い合わせ先は鳥取県危機管理局危機管理政策課(電話:0857-26-7892)です。さらに複数の市町が独自の費用補助制度を設けています。琴浦町は補助対象経費の合計・上限100,000円を補助する制度を設けており、鳥取県内で特に手厚い助成として知られています。南部町・伯耆町は上限30,000円の補助を実施しています。鳥取市・米子市・倉吉市についても補助制度の有無を各市の防災担当窓口に確認することを推奨します。鳥取県は1983年の日本海中部地震(死者104人・津波)・2000年の鳥取県西部地震(マグニチュード7.3)・2016年の鳥取県中部地震(マグニチュード6.6)と、近年立て続けに大きな地震が発生した地域です。また冬季の日本海からの豪雪・鳥取砂丘周辺の風砂害・大山山麓の土砂崩れという複合的な自然災害リスクを抱えています。2026年度の資格取得を検討している方は今すぐお住まいの市町の防災担当窓口に問い合わせることを強く推奨します。
防災士の資格を取りたいけれど、費用が高くて迷っている。
鳥取県で助成制度はあるの?
鳥取県の防災士養成研修はどうやって申し込むの?
こうした疑問を持つ鳥取県在住の方に向けて、この記事を書いています。
防災士は、NPO法人日本防災士機構が認証する民間資格です。
地震・津波・台風・大雨・洪水・土砂災害・豪雪など多様な災害に備え、地域の防災リーダーとして活動できる知識と実践力を証明するものです。
鳥取県は1983年の日本海中部地震・2000年の鳥取県西部地震(M7.3)・2016年の鳥取県中部地震(M6.6)と、近年立て続けに大きな地震を経験してきた地域です。
また冬季の日本海側からの大雪・大山山麓の土砂崩れ・千代川・日野川の洪水という複合的な自然災害リスクを抱えています。
こうした背景から、鳥取県では県・市町村が連携した防災士育成の取り組みが積極的に推進されています。
この記事では、防災士の費用の内訳・鳥取県での受講方法・各市町の補助制度・申請書類・手順・試験の難易度を、鳥取県庁・各市町の公式情報をもとに詳しく解説します。
【この記事の信頼性について】
本記事はNPO法人日本防災士機構公式サイト・防災士研修センター公式サイト・鳥取県庁公式サイト・鳥取市・米子市・倉吉市・琴浦町・南部町・伯耆町など鳥取県内各市町の公式Webサイト・補助金ポータル・防災ベーシック編集部独自調査をもとに作成しました。助成制度の内容は自治体によって異なり、年度ごとに変更・廃止される場合があります。必ずお住まいの自治体の最新情報をご確認ください。
防災士とは:資格の概要と取得するメリット
防災士は、NPO法人日本防災士機構が認証する民間資格です。
2003年に創設されて以来、全国で累計25万人以上(2025年時点)が取得しています。
地域・職場・学校などさまざまな場で防災リーダーとして活動する人材を育成することを目的としています。
防災士を取得する主なメリットは以下の通りです。
- 地震・津波・台風・大雨・洪水・土砂災害・豪雪など多様な自然災害に関する体系的な知識を習得できる
- 避難誘導・応急救護・避難所運営など実践的なスキルを身につけられる
- 地域の自主防災組織・防災訓練などで指導的な役割を担えるようになる
- 資格が評価され、職場(消防・自治体・建設・医療・教育等)でのキャリアに活かせる
- 更新不要の終身資格であり、一度取得すれば継続費用がかからない
人口減少・高齢化が進む鳥取県では、地域の防災リーダー不足が深刻な課題です。
防災士として地域に根ざした活動を続けることは、住民の命を守る直接的な取り組みになります。
防災士の資格取得にかかる費用の内訳
防災士資格取得の費用構造を正確に把握しておくことが重要です。
| 費用の種類 | 金額の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 研修受講料 | 約50,000〜63,800円(一般研修機関) | 鳥取県防災士養成研修では費用が抑えられる可能性あり。琴浦町・南部町・伯耆町等は補助制度あり |
| 防災士教本代 | 4,000円 | 受講料に含まれる場合あり。各市町の補助対象となるケースあり |
| 防災士試験受験料 | 3,000円 | 琴浦町・南部町・伯耆町等の補助対象 |
| 認証登録申請料 | 5,000円 | 琴浦町・南部町・伯耆町等の補助対象 |
| 普通救命講習受講料 | 無料 | 各消防署での普通救命講習は通常無料 |
| 証明写真・交通費等 | 数百円〜数千円 | 個人負担(補助対象外のケースが多い) |
| 合計(一般研修機関利用時) | 約61,000〜72,000円 | 鳥取県防災士養成研修と市町補助制度を活用することで自己負担を大幅に削減可能 |
鳥取県では、県主催の防災士養成研修を活用することで費用を抑えられる可能性があります。
さらに琴浦町(上限100,000円)・南部町・伯耆町(上限30,000円)など補助制度のある市町に在住の場合は、追加の費用削減が可能です。
まずお住まいの市町の補助制度の有無を確認することが費用節約の最重要ステップです。
鳥取県独自の制度:鳥取県防災士養成研修
鳥取県は独自の防災士養成研修を実施しています。
問い合わせ先は鳥取県危機管理局危機管理政策課(電話:0857-26-7892)です。
鳥取県は若者・女性の地域防災参画補助金も設けており、地域防災力の底上げに多角的に取り組んでいます。
2026年度(令和8年度)の開催情報の確認方法
令和8年度(2026年度)の鳥取県防災士養成研修の開催日程・申込期限については、鳥取県庁の公式サイト(pref.tottori.lg.jp)または鳥取県危機管理政策課(0857-26-7892)で確認してください。
お住まいの市町の防災担当窓口に「鳥取県防災士養成研修の申し込み窓口はそちらの窓口を通じて行うのですか?」と確認することも有効です。
毎年夏〜秋頃に開催されるケースが多いため、6月頃から鳥取県庁公式サイト・お住まいの市町のWebサイトをこまめに確認することを推奨します。
養成研修の基本的な流れ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申し込み方法 | 鳥取県庁公式サイトでの直接申し込みまたはお住まいの市町窓口を通じた申し込み(市町によって異なる場合あり) |
| 試験 | 研修後にNPO法人日本防災士機構の防災士資格取得試験を受験 |
| 合格基準 | 正答率60%以上(50問中30問以上正解) |
| 普通救命講習 | 消防本部が実施する普通救命講習の修了証(有効期間内)が必要 |
| 問い合わせ先 | 鳥取県危機管理局危機管理政策課(電話:0857-26-7892) |
鳥取県内の市町別助成制度情報【2026年版】
鳥取県内で助成制度の詳細が公式サイト・公開情報で確認できる市町の情報をまとめました。
【重要な注意事項】
この情報は2024〜2026年度時点の公式サイト・公開資料の調査をもとにしています。助成制度の有無・内容・金額・条件は自治体によって異なり、年度ごとに変更・廃止される場合があります。必ずお住まいの自治体の防災担当窓口またはWebサイトで最新情報を確認してください。
補助制度が公開情報で確認できる主な市町
| 市町名 | 助成内容・金額 | 対象条件・申請のポイント | 問い合わせ先 |
|---|---|---|---|
| 琴浦町 | 補助対象経費の合計・上限100,000円を補助。鳥取県内で特に手厚い補助水準 | 対象要件:①満18歳以上で町内に住所を有する者または町内の事業所・事務所等に勤務している者、②講座を受講し防災士の資格を取得した者。補助対象経費は①防災士研修講座受講料、②講座受講に必要な教本代、③防災士機構が実施する防災士資格取得試験の受験料、④防災士の資格の認証に要する費用。上限30,000円という記述もある媒体もあるが、最新の詳細は琴浦町役場に直接確認することを強く推奨 | 琴浦町役場防災担当(電話:0858-52-1111) |
| 南部町 | 補助対象経費の合計・上限30,000円を補助 | 対象要件:①満18歳以上で町内に住所を有する者または町内の事業所・事務所等に勤務している者、②講座を受講し防災士の資格を取得した者。必要書類・申請期限の詳細は南部町役場防災担当窓口に確認が必要 | 南部町役場(電話:0859-66-3111) |
| 伯耆町 | 補助対象経費の合計・上限30,000円を補助 | 対象要件:①満18歳以上で町内に住所を有する者または町内の事業所・事務所等に勤務している者、②講座を受講し防災士の資格を取得した者。必要書類・申請期限の詳細は伯耆町役場防災担当窓口に確認が必要 | 伯耆町役場(電話:0859-68-3111) |
問い合わせが推奨される主な市町
| 市町名 | 備考・災害リスク | 問い合わせ先の目安 |
|---|---|---|
| 鳥取市 | 鳥取県の県庁所在地・人口約18万人。千代川流域の洪水リスク・鳥取砂丘周辺の砂の移動・大雨時の鳥取市北部の土砂崩れリスクを持つ。冬季は日本海からの豪雪が発生する。2016年鳥取県中部地震(M6.6)の影響も受けた。市独自の補助制度の有無は鳥取市防災調整課に要確認 | 鳥取市防災調整課(電話:0857-30-8033) |
| 米子市 | 鳥取県西部の中核都市・人口約14万人。中海・日野川沿岸の低地で洪水・高潮リスクを持つ。2000年鳥取県西部地震(M7.3)で強い揺れを経験した地域。米子-松江間の宍道湖・中海ラムサール条約湿地に近接しており、水害リスクが高い。市独自の補助制度の有無は米子市防災安全課に要確認 | 米子市防災安全課(電話:0859-23-5120) |
| 倉吉市 | 鳥取県中部の中核都市。2016年鳥取県中部地震(M6.6)で最大震度6弱の揺れを経験し、多くの建物が被害を受けた。大山山麓の土砂崩れ・天神川の洪水リスクも存在する。市独自の補助制度の有無は倉吉市危機管理課に要確認 | 倉吉市危機管理課(電話:0858-22-8142) |
| 境港市 | 鳥取県西端の港湾都市。中海・境水道に面した低地で洪水・高潮リスクが高い。2000年鳥取県西部地震で強い揺れを経験。日本海中部地震(1983年)では津波が到達した地域。市独自の補助制度の有無は境港市防災担当に要確認 | 境港市総務課防災担当(電話:0859-47-1011) |
| 岩美町・八頭町・若桜町・智頭町・三朝町 | 鳥取県東部・中部の山間部の町。千代川・八東川・天神川の洪水リスク・大雨時の山間部の土砂崩れリスクを持つ地域。若桜町・智頭町は特に積雪量が多い山間集落を抱えており、豪雪時の孤立リスクがある。三朝町は放射性温泉で知られる温泉地。詳細は各町防災担当に要確認 | 八頭町役場(電話:0858-72-3110)・三朝町役場(電話:0858-43-0111) |
| 大山町・日吉津村・日南町・日野町・江府町 | 鳥取県中西部・日野郡の市町村。大山(標高1,729m・中国地方最高峰)の山麓に位置し、大雨時の土砂崩れ・日野川・日野川支流の洪水リスクを持つ地域。冬季の大山からの降雪・吹雪のリスクも高い。詳細は各市町村防災担当に要確認 | 大山町役場(電話:0859-54-5111)・江府町役場(電話:0859-75-2211) |
| 湯梨浜町・北栄町・大栄町(現北栄町) | 鳥取県中部の市町。東郷池・天神川沿岸の低地で洪水リスクを持つ。2016年鳥取県中部地震の揺れを大きく受けた地域。詳細は各町防災担当に要確認 | 湯梨浜町役場(電話:0858-35-5318)・北栄町役場(電話:0858-37-5211) |
一覧に含まれていない自治体でも、独自の補助制度を設けているケースがあります。
お住まいの市町の公式Webサイトで「防災士 助成」「防災士 補助金」「防災士 育成」と検索するか、防災担当課に直接電話することが最も確実な確認方法です。
琴浦町の補助制度:鳥取県内トップ水準の手厚い補助
琴浦町の防災士資格取得補助金は、鳥取県内の市町村の中でも特に手厚い水準として知られています。
補助対象経費は①防災士研修講座受講料、②講座受講に必要な教本代、③防災士機構が実施する試験の受験料、④防災士の資格の認証に要する費用の4種類です。
対象者は満18歳以上で町内に住所を有する者または町内の事業所・事務所等に勤務している者です。
勤務者も対象となっている点が特徴で、琴浦町外在住でも琴浦町内の事業所に勤める方が申請できる場合があります。
補助金額の詳細・2026年度の申請期限・申請書類の様式は、琴浦町役場防災担当(電話:0858-52-1111)に直接確認してください。
琴浦町は鳥取県中部に位置し、東伯郡の南東端に接しています。
赤碕港・大山の東麓・天神川上流域に位置し、大雨時の土砂崩れ・天神川支流の増水リスクを持つ地域です。
2016年鳥取県中部地震の揺れも受けており、地域防災力の強化が急務となっています。
南部町・伯耆町の補助制度:上限30,000円の補助
南部町・伯耆町はともに上限30,000円の防災士資格取得補助金制度を設けています。
対象者はいずれも満18歳以上で町内に住所を有する者または町内の事業所・事務所等に勤務している者です。
両町は鳥取県西部の日野郡に位置しており、大山(中国地方最高峰・標高1,729m)の山麓部に近い地域です。
南部町は日野川中流域に接しており、大雨時の洪水・山麓部の土砂崩れリスクを持っています。
伯耆町は2000年の鳥取県西部地震(M7.3)で大きな揺れを経験した地域に近接しています。
補助金額の詳細・2026年度の申請期限・申請書類は南部町役場(電話:0859-66-3111)・伯耆町役場(電話:0859-68-3111)に直接確認してください。
助成制度を活用した防災士取得:STEP別完全ガイド
鳥取県在住者が費用を最大限に抑えながら防災士資格を取得するための流れを解説します。
自治体によって手続きの順番や必要書類が異なります。
必ず事前に各市町に確認してください。
STEP 1:お住まいの市町の補助制度と窓口を確認する
防災士の資格取得を決意したら、まず最初にお住まいの市町の防災担当窓口に連絡します。
確認すべき事項は以下の通りです。
- 市町独自の防災士費用補助制度の有無・補助金額・補助率・補助対象となる費用の種類
- 申請のタイミング(受講前の事前申請か、資格取得後の事後申請か)
- 自主防災組織の会員であること・推薦書が必要かどうか
- 鳥取県防災士養成研修の申し込み窓口・申込期限・次回開催時期
- 申請に必要な書類の種類と様式のダウンロード先
STEP 2:普通救命講習(AED・心肺蘇生法)を受講する
防災士資格の認証登録には普通救命講習の修了証(有効期間内)が必要です。
消防署の普通救命講習は通常無料で受講できます。
鳥取県内では鳥取市消防局・米子市消防局・倉吉市消防署・境港市消防署など各消防機関が定期的に開催しています。
修了証の有効期間(通常3年間)を確認し、期限内のものを準備してください。
STEP 3:補助金の事前申請が必要な場合は先に手続きを行う
事前申請型の補助制度がある市町に在住の場合は、研修申し込みと並行して市町窓口に補助金の交付申請書を提出します。
先に研修を受講してしまった場合、補助対象外となる可能性があるため注意が必要です。
STEP 4:鳥取県防災士養成研修(または民間認証研修)を申し込む
鳥取県防災士養成研修の申し込み方法・開催日程は鳥取県庁公式サイト(pref.tottori.lg.jp)または鳥取県危機管理政策課(0857-26-7892)で確認してください。
民間の認証研修機関を利用する場合は、防災士研修センター(bousaishi.net)の公式サイトから鳥取県内または近隣県(島根・岡山等)での開催研修を検索できます。
STEP 5:防災士養成研修を受講する
研修は複数日で構成されており、全日程の受講が必要です。
受講料・教本代等の領収書は必ず保管してください。
STEP 6:防災士試験を受験し合格する
試験は50問・三択形式で、30問以上の正解(正答率60%以上)で合格です。
全国の合格率は約80〜90%と高水準です。
防災士教本の事前学習と研修への集中で十分合格できる難易度です。
不合格でも追試験の機会があります。
STEP 7:NPO法人日本防災士機構に認証登録申請を行う
合格後、NPO法人日本防災士機構に登録料5,000円を納付し、認証登録申請を行います。
登録が完了すると、防災士証(カード型)と防災士認証状(賞状型)が届きます。
STEP 8:市町に補助金の申請書類を提出する
防災士証・認証状が届いたら速やかに市町の防災担当窓口に必要書類を提出します。
一般的に必要な書類は以下の通りです。
- 助成金(補助金)交付申請書または実績報告書(各自治体の様式)
- 防災士認証状または防災士証の写し
- 研修受講料・教本代・受験料・登録料等の領収書の写し
- 誓約書(各市町の様式・必要な場合)
- 振込口座情報を証明できる書類(通帳の写し等)
助成制度を活用する際の重要な注意事項
注意①:事前申請型か事後申請型かを必ず確認する
市町によって補助金の申請タイミングが研修受講前(事前申請型)か資格取得後(事後申請型)かが異なります。
先に研修を受講してしまった場合に補助対象外となる市町もあるため、必ず最初に窓口で確認してください。
注意②:勤務者も対象かどうかを確認する
琴浦町・南部町・伯耆町など一部の市町では「町内に住所を有する者または町内の事業所・事務所等に勤務している者」が補助対象です。
他の市町に居住しているが鳥取県内の事業所に勤める方も、勤務先の市町に補助制度の対象かどうか確認してみてください。
注意③:補助の対象期間は年度内が基本
多くの市町では補助対象期間が4月1日〜3月31日の1年度内です。
研修受講から認証登録・補助申請まで、同一年度内に完了させる計画を立ててください。
認証登録には合格後2〜3ヶ月かかる場合があるため、遅くとも12月末頃の試験合格を目指して計画することが現実的です。
注意④:領収書・証明書類はすべて保管する
受講料・教本代・受験料・登録料等の領収書を紛失すると、補助が受けられない場合があります。
申し込みから補助金受け取りまで、すべての証憑書類を一括してファイルに保管することを強く推奨します。
注意⑤:普通救命講習の修了証の有効期限を確認する
普通救命講習の修了証は通常3年間の有効期限があります。
すでに修了証をお持ちの方は、資格取得申請時に有効期限内であることを確認してください。
期限が切れている場合は、研修受講前に最寄りの消防署で更新(再受講)してください。
鳥取県特有の災害リスクと防災士が果たす役割
防災士として活躍するために、鳥取県特有の多様な災害リスクを正確に理解しておくことが重要です。
立て続けに発生した地震:1983年・2000年・2016年の教訓
鳥取県とその周辺は近年、立て続けに大きな地震が発生した地域です。
1983年5月26日の日本海中部地震(マグニチュード7.7)では、鳥取県沿岸部にも津波が到達し、境港市・米子市・鳥取市の海岸で死者が出ました。
2000年10月6日の鳥取県西部地震(マグニチュード7.3)は鳥取県西部・島根県東部に強い揺れをもたらし、米子市・境港市・伯耆町周辺で多数の建物被害が発生しました。
2016年10月21日の鳥取県中部地震(マグニチュード6.6)では倉吉市・湯梨浜町・北栄町・三朝町などで最大震度6弱の揺れが発生し、多くの建物が損壊しました。
特筆すべきは、鳥取県西部地震・鳥取県中部地震ともに既知の活断層ではない場所で発生した点です。
これは鳥取県内のどこでも地震が発生しうることを示しており、県全域にわたる防災意識の強化が求められます。
防災士として木造住宅の耐震補強の重要性・家具転倒防止対策・地震後の二次災害(余震・土砂崩れ)への注意を地域に継続的に伝えることが求められます。
日本海中部地震(1983年)の津波:沿岸部の津波リスク
1983年の日本海中部地震では日本海沿岸に大津波が到達しました。
鳥取県の沿岸部(境港市・米子市・鳥取市等)にも津波が押し寄せ、砂浜や港で死者が出ました。
日本海では津波発生から沿岸到達まで時間が短く、発生後わずか数分〜十数分で到達するケースがあります。
防災士として日本海側の津波ハザードマップの読み方・日本海で強い地震を感じたら即座に高台へ避難する行動を地域住民に伝えることが、鳥取県沿岸部の防災士の重要な役割です。
千代川・日野川・天神川の洪水リスク
鳥取県内には千代川(鳥取市)・日野川(米子市・日野町)・天神川(倉吉市・琴浦町)という主要河川が流れています。
これらの河川は上流に山岳地帯を持ち、大雨時に急激に増水する傾向があります。
千代川は鳥取市の市街地を通過しており、洪水時には市中心部まで浸水するリスクがあります。
防災士として各河川の洪水ハザードマップの読み方・河川水位のリアルタイム確認(国土交通省川の防災情報・鳥取県河川情報)・避難指示が出た際の速やかな避難行動を地域住民に伝えることが求められます。
大山山麓・山陰山地の土砂崩れリスク
鳥取県の中西部には中国地方最高峰の大山(標高1,729m)がそびえており、山麓部には急峻な斜面が広がっています。
大雨時や融雪期には大山山麓での土砂崩れ・崖崩れ・泥流のリスクが高まります。
鳥取県では土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域の指定が多数行われており、山麓の集落では特に注意が必要です。
防災士として土砂災害警戒情報の意味・前兆現象(湧き水の濁り・地鳴り・山腹のひび割れ等)・発令時の即時避難の重要性を地域に根づかせることが大山山麓・山間集落の防災士の最重要任務です。
冬季の豪雪:日本海側特有のリスク
鳥取県は中国地方有数の豪雪地帯であり、冬季の日本海からの季節風が山陰山地・大山に雪をもたらします。
特に若桜町・智頭町・三朝町・江府町・日南町など山間部の市町村では、年によって1〜2mを超える積雪となるケースがあります。
2011年1月の大雪では鳥取県内の高速道路・国道で大規模な立ち往生が発生し、多数の車両が雪に埋まりました。
防災士として大雪時の屋根雪下ろし中の転落事故防止・雪かき中の心肺停止(過重な運動負荷)への注意・車内での長時間閉じ込め時の一酸化炭素中毒防止・備蓄食料の重要性を地域に伝えることが冬季の鳥取県の防災士の重要な役割です。
よくある疑問:Q&A
Q. 鳥取市在住ですが、防災士の費用補助はありますか?
鳥取市については、本記事執筆時点で個人向け防災士費用補助制度の詳細な公式情報が確認できていません。
鳥取市防災調整課(電話:0857-30-8033)に「防災士の資格取得費用の補助制度はありますか?鳥取県防災士養成研修への申し込みはそちら経由ですか?」と直接電話して確認することを推奨します。
Q. 2016年の鳥取県中部地震の被災経験がありますが、防災士の取得を勧めますか?
実際に震度6弱の揺れを経験した方は、防災士として最大の強みである実体験を持っています。
揺れの恐怖・家具の転倒・断水・停電・余震への恐怖という実体験を持つ防災士が地域で語ることは、地震の知識を頭ではなく体感として伝える力があります。
体系的な防災知識と自身の実体験を組み合わせることで、地域の防災活動をより力強くリードできます。
Q. 防災士試験の難易度はどの程度ですか?
防災士試験は50問・三択形式で、正答率60%以上(30問以上正解)で合格です。
全国の合格率は約80〜90%と高水準です。
防災士教本の事前学習と研修への集中で十分合格できる難易度です。
不合格でも追試験の機会があります。
Q. 防災士の資格は更新が必要ですか?
防災士は更新不要の終身資格です。
一度取得すれば更新手続き・更新費用は一切かかりません。
取得後は鳥取県・市町の防災訓練・自主防災組織の活動・鳥取県防災士ネットワークへの参加などを通じてスキルを磨き続けることを推奨します。
自分の市町の助成制度を確認する3つの方法
方法①:自治体の公式Webサイトで検索する
お住まいの市町の公式Webサイトの検索機能で以下のキーワードを入力して検索します。
- 防災士 助成
- 防災士 補助金
- 防災士 育成
- 防災士養成講座
防災担当課(危機管理課・防災対策課・総務課防災係等)のページを確認しましょう。
方法②:自治体の防災担当窓口に直接電話する
Webサイトで確認できない場合は、市町の防災担当課に直接電話することが最も確実です。
「防災士の資格取得費用の補助制度はありますか?鳥取県防災士養成研修への申し込み窓口はそちらですか?」と確認するだけで必要な情報を得られます。
方法③:NPO法人日本防災士機構の公式サイトで確認する
NPO法人日本防災士機構(bousaisi.jp)の公式サイトには都道府県別の助成制度自治体一覧ページが設けられており、定期的に更新されています。
URLは bousaisi.jp/license/municipality/subsidy/ です。
本記事の情報と合わせて、こちらのページも必ず確認することを推奨します。
助成制度を最大限に活用して防災士になろう
防災士の資格取得費用は一般的に約60,000〜70,000円ですが、鳥取県防災士養成研修の活用と市町補助制度の組み合わせで自己負担を大幅に抑えられます。
琴浦町(上限100,000円)・南部町・伯耆町(上限30,000円)など補助制度のある市町に在住または勤務している方は、ぜひ積極的に補助制度を活用してください。
まず今日中にできる行動がひとつあります。
お住まいの市町の防災担当窓口に1本電話をして「防災士の費用補助制度はありますか?鳥取県防災士養成研修への申し込み窓口はそちらですか?」と確認するだけです。
1983年日本海中部地震(津波・死者104人)・2000年鳥取県西部地震(M7.3)・2016年鳥取県中部地震(最大震度6弱・倉吉市等で多数の建物損壊)・千代川・日野川・天神川の洪水・大山山麓の土砂崩れ・冬季の豪雪という複合的な自然災害リスクを抱える鳥取県で、地域住民を守る防災士として活躍できる人材が一人でも多く増えることが強く求められています。
助成制度を賢く活用して、2026年度に防災士資格取得の第一歩を踏み出してみてください。

