【2026年版】車中泊避難に必要なもの完全ガイド|防災士推奨チェックリストつき

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「避難所に行ったら満員で入れなかった。」

「プライバシーがないから、車の中で過ごしたい。」

「でも、車中泊で何日も生活できる?何を準備しておけばいい?」

こうした疑問を持つ方は、年々増えています。

2016年の熊本地震では、最大約8万人が車中泊避難を選びました。2024年の能登半島地震でも、多くの被災者が車中泊を選択しました。

車中泊避難は「避難所に入れなかったときの最後の手段」ではありません。

正しく準備すれば、プライバシーが守れる・ペットと一緒にいられる・感染症リスクを下げられる、という点で避難所よりも優れた選択肢になります。

本記事では、アウトドア・車中泊・防災グッズを10年以上実践してきた経験をもとに、車中泊避難に必要なものを優先度・カテゴリ別に徹底解説します。

チェックリストもありますので、ぜひ最後まで読んでください。

目次

車中泊避難のメリット・デメリットを理解する

車中泊避難を選ぶ前に、メリットとデメリットを正確に把握しておきましょう。

比較項目 車中泊避難 避難所
プライバシー ◎ 家族・個人の空間を確保できる △ 大勢と同じ空間で生活
ペット同伴 ◎ 同伴可能 ✕ ほとんどの施設で不可
感染症リスク ◎ 密集を避けられる △ 集団生活でリスクが高い
移動の自由 ◎ 必要に応じてすぐ移動できる △ 拠点が固定される
エコノミークラス症候群リスク △ 長時間同姿勢で発症リスクが高い ○ 横になれる場合はリスクが低い
情報収集 △ 自分で情報を集める必要がある ◎ 自治体からの情報が届きやすい
安全確認 △ 駐車場所の選定が必要 ◎ スタッフが安全確認してくれる

車中泊避難の最大リスクはエコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)です。

熊本地震では車中泊中のエコノミークラス症候群による死者が報告されています。このリスクへの対策を適切に取れれば、車中泊避難は非常に有力な選択肢です。

車中泊避難の必要なもの:カテゴリ別完全解説

【カテゴリ1】命を守る最優先グッズ

① 緊急脱出ハンマー(シートベルトカッター一体型)

車が水没・横転・ドアがロックされた際に脱出するための道具です。

窓ガラスを割るハンマー機能と、シートベルトを瞬時に切断するカッター機能が一体化したモデルを選んでください。

置き場所は「運転席のドアポケット」が鉄則です。グローブボックスの中では緊急時に取り出せません。車中泊避難中は車内で就寝するため、いつでも手が届く場所への設置が生死を分けます。

スペック 詳細
機能 ガラス破砕+シートベルトカット
設置場所 ドアポケット・シートサイドなど手が届く位置
価格目安 1,000〜3,000円

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② 飲料水(最低3日分・できれば7日分)

人間が1日に必要な飲料水は最低2リットルです。3日分なら1人あたり6リットル・7日分なら14リットルが必要です。

500mlペットボトルを箱買いしてトランクに常時積んでおくことをおすすめします。

折りたたみ式ウォータータンク(10〜20リットル)も1つ備えておくと、給水所から水を受け取る際に非常に便利です。長期避難に備えて携帯浄水器(川・池の水を飲料水化できるタイプ)も1つ用意しておくと安心です。

アイテム 用途 備考
500mlペットボトル(箱買い) 飲料・調理用 常温保存可能・開封しやすい
折りたたみウォータータンク 給水所での受け取り用 10〜20Lサイズが使いやすい
携帯浄水器(ソーヤーミニ等) 川・池の水を飲料水化 長期避難・断水長期化時に有効

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③ 携帯トイレ・簡易トイレ(最低50回分)

被災者の声として「最も困った」という回答が最も多いのがトイレ問題です。

断水時は公衆トイレが使えなくなります。コンビニも閉店していることが多いです。1人1日5〜7回使用を想定すると、3日間で最低15〜21回分必要です。

最低50回分を備蓄しておくことを強くおすすめします。

凝固剤入りの袋タイプ(使い捨て)が最も扱いやすいです。使用後は防臭袋に入れてゴミ袋で管理してください。携帯トイレの備蓄があれば、夜間に暗い仮設トイレまで移動する危険もなくなります。

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④ 非常食(最低3日分・できれば7日分)

南海トラフ地震・首都直下地震などの大規模災害では、ライフラインの復旧に数週間かかる可能性があります。

アルファ米・缶詰・レトルト食品・栄養補助バー・ゼリー飲料を組み合わせて備蓄してください。「加熱なしでそのまま食べられるもの」を優先してください。カセットコンロ・ガスの残量には限りがあります。

食料の種類 特徴 保存期間の目安
アルファ米 湯または水を注ぐだけ。お湯がない場合も水で食べられる 5年以上
缶詰(魚・肉・果物) 加熱不要。プルタブ式が使いやすい 3〜5年
栄養補助バー・シリアルバー 手を汚さずすぐ食べられる。高カロリー 1〜3年
ゼリー飲料(経口補水液含む) 水分とエネルギーを同時補給。飲み込みやすい 6ヶ月〜1年
乾パン・ビスケット 軽量でコンパクト。長期保存可能 5年以上

備蓄食料はローリングストック法で管理してください。日常的に食べながら消費した分だけ補充することで、賞味期限切れを防ぎながら常に新鮮な状態で備蓄を維持できます。

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【カテゴリ2】快適な睡眠環境を作る「三種の神器」

車中泊避難を複数日続けるには、睡眠の質が体力維持の鍵になります。睡眠不足は判断力・免疫力を低下させ、長期避難に耐えられなくなります。「マット・寝袋・シェード」の3点セットを揃えてください。

⑤ 車中泊用マット(エアーマット・インフレーターマット)

車のシートは「フラットにならない段差」「硬さ」「冷え」の3つが快眠を妨げます。マットを敷くことでこの3つを同時に解決できます。

エコノミークラス症候群の予防のためにも「足を伸ばして横になれる環境」の確保は最重要です。腰痛持ちの方には特に重要なアイテムです。

種類 特徴 価格目安
エアーマット(厚さ8cm以上) クッション性・断熱性が高い。収納がコンパクト 6,000〜15,000円
インフレーターマット(自動膨張) 開閉するだけで自動膨張。使いやすい 5,000〜20,000円
銀マット(アルミシート) 安価。断熱性があり多用途 500〜2,000円

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⑥ 寝袋(シュラフ)

車の中は断熱性が低く、特に夜間・冬季は急激に冷えます。毛布だけでは不十分なことが多いため、寝袋を備えてください。

防災備蓄用としては快適使用温度0℃以下対応のモデルを選ぶことをおすすめします。夏は開いて掛け布団として使えます。しかし冬に性能不足の寝袋は命に関わります。季節を問わず対応できるスペックで選んでください。

種類 快適温度の目安 価格目安
マミー型(冬用) -10℃〜-20℃対応も 8,000〜30,000円
封筒型(3シーズン用) 0℃〜5℃対応 5,000〜15,000円
電気毛布(USB給電式) ポータブル電源と組み合わせ 3,000〜8,000円

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⑦ サンシェード・断熱シェード(全窓分)

車の窓を覆うシェードは「プライバシー保護」「夏の車内温度上昇抑制」「冬の冷気侵入防止」の3役を担います。

特に女性・子供がいる家庭では、外からの視線を遮ることが精神的な安心感に直結します。車種専用サイズか、汎用の折りたたみ式シェードを活用してください。銀マットをカットして代用することも可能です。

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【カテゴリ3】電源・照明グッズ

⑧ ポータブル電源(500Wh以上推奨)

車中泊避難においてポータブル電源は「電気のライフライン」です。スマートフォンの充電・電気毛布・LEDランタン・小型調理家電への給電が可能です。

走行充電対応モデルなら、避難移動中に電源を補充できます。

容量の目安 使えるもの 価格目安
300〜500Wh スマホ充電・LEDランタン・ラジオ 15,000〜30,000円
1,000〜1,500Wh 上記+電気毛布・扇風機・小型炊飯器 40,000〜100,000円
2,000Wh以上 上記+IHコンロ・電気ケトル・医療機器 100,000円〜

Jackery・EcoFlow・Ankerなどのブランドが車中泊ユーザーに人気です。

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⑨ ソーラーパネル

避難が長期化した場合、ポータブル電源の電力が底をつく可能性があります。ポータブル電源対応のソーラーパネルがあれば、日中に太陽光で電力を補充できます。

100Wパネルで晴天時4〜8時間の充電で、スマホ数十回分・電気毛布一晩分の電力が確保できます。コンパクトに折りたたんでトランクに積んでおけます。

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⑩ LEDランタン

停電中の車内の照明として必須アイテムです。スマートフォンのライトは電池消耗が激しいため、専用のLEDランタンを必ず備えてください。

選ぶポイントは「USB充電式・調光機能付き・全方向照射」の3点です。明るさを抑えれば消費電力を節約できます。

スペック 詳細
明るさ 300〜1,000ルーメン(調光機能付き)
電源 USB充電式または単1・単3電池式
価格目安 2,000〜8,000円

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⑪ ヘッドライト(1人1本)

LEDランタンとは別に、ヘッドライトを1人1本備えてください。両手を使いながら暗い車内・屋外を移動するために不可欠です。深夜のトイレのために車外に出る際・避難移動中に特に活躍します。

明るさ200ルーメン以上・USB充電式・防水のモデルがおすすめです。

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⑫ モバイルバッテリー(20,000mAh以上)

ポータブル電源とは別に、スマートフォン専用の大容量モバイルバッテリーも持っておきましょう。20,000mAh以上の容量があれば、スマートフォンを5〜7回フル充電できます。PD(Power Delivery)対応モデルは急速充電が可能です。

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【カテゴリ4】情報収集・通信グッズ

⑬ 携帯ラジオ(防災ラジオ)

大規模災害時は通信回線が混雑し、インターネットが使えなくなる時間帯が続きます。ラジオは電波が届く限り気象情報・道路情報・避難情報を受信できる最も信頼性の高いメディアです。

手回し充電・太陽光充電・乾電池の複数電源対応モデルを選んでください。スマートフォンへのUSB給電機能付きがさらに便利です。

選び方のポイント 詳細
受信周波数 AM・FM両方受信できるモデルを選ぶ
電源 手回し・ソーラー・乾電池の3電源対応
付加機能 スマホへのUSB給電機能付きが便利
価格目安 2,000〜8,000円

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【カテゴリ5】衛生・生活用品

⑭ ウェットティッシュ・ボディシート(大量備蓄)

断水中は手洗い・入浴ができません。ウェットティッシュ・ボディシートで体を拭くことが唯一の清潔維持手段になります。大判のボディシートは全身を1枚で拭けるため特に重宝します。

1日1枚×日数分を目安に大量備蓄してください。除菌効果のあるタイプを選ぶと感染症対策にもなります。

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⑮ 除菌ジェル・アルコールスプレー

水なしで手の衛生を保つための必需品です。食事前・トイレ後の手指消毒に使用してください。500ml以上の大容量タイプを備蓄しておきましょう。詰め替えボトルも用意しておくと節約になります。

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⑯ ポリ袋・ゴミ袋(多数備蓄)

ポリ袋・ゴミ袋は車中泊避難で最も多用途に活躍する消耗品です。主な用途は以下のとおりです。

  • 食器にかぶせてラップ代わりに(洗い物をゼロにできる)
  • 使用済み携帯トイレの密封・廃棄
  • 濡れた衣類・靴の収納
  • 雨具の代用(非常時)
  • 給水袋の代用
  • 防臭・防水の梱包材として

大・中・小の複数サイズを合計50枚以上備蓄してください。

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⑰ 折りたたみクーラーボックス

食材・飲料水の保温・保冷に使用します。折りたたみ式は使用しないときに省スペースになるため、常時車載に向いています。

真夏の車中泊避難では飲料水の保冷が特に重要です。椅子・テーブル代わりとして使えるハードタイプも便利です。

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【カテゴリ6】調理・食事グッズ

⑱ カセットコンロ+カセットガスボンベ(15〜20本)

車中泊避難中の調理・湯沸かしに不可欠です。カセットガス1本で約60分(強火使用時)の調理が可能です。7日分として15〜20本を備蓄しておきましょう。

絶対に車内でカセットコンロを使用しないでください。一酸化炭素中毒で死亡する危険があります。必ず車外・換気された場所で使用してください。

使用期限(製造から7年程度)も定期的に確認してください。

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⑲ 折りたたみクッカー・シェラカップ

アルファ米・レトルト食品の調理・食器として使えるクッカー(鍋)を1セット備えてください。チタン製・アルミ製の軽量クッカーはコンパクトに収納でき、スタッキング(入れ子)できるセットタイプが便利です。

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⑳ スポーク(スプーン・フォーク・ナイフのセット)

避難生活では食器洗いができないため、使い捨て食器も便利ですが、繰り返し使えるアウトドア用のスポークがあるとゴミを減らせます。コンパクトに折りたたみできるチタン製スポークがおすすめです。

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【カテゴリ7】エコノミークラス症候群の予防グッズ

車中泊避難で最も注意すべきリスクがエコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)です。長時間の座位・脚の圧迫・水分不足が重なると、脚の静脈に血栓が形成され、肺に詰まって命に関わる事態になります。

㉑ 着圧ソックス(弾性ストッキング)

脚の血流を促進してエコノミークラス症候群を予防する医療用・スポーツ用ソックスです。長距離フライト・長距離バス移動でも使われる予防グッズです。寝袋・着替えと一緒に車内に常備してください。男女・子供サイズを家族分揃えておきましょう。

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㉒ 折りたたみ式フットレスト

足を高く保つことで脚への血液のたまりを防ぎます。助手席・後部座席での長時間座位の際に特に有効です。コンパクトに収納できるタイプを選んでください。

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エコノミークラス症候群の予防行動

グッズだけでなく、行動による予防も非常に重要です。以下を必ず実践してください。

  • 1〜2時間に1回は車外に出て歩く・ストレッチをする
  • 水分を意識的にこまめに摂取する(1日1.5〜2リットル以上)
  • アルコール・カフェインの過剰摂取を控える(利尿作用で脱水になりやすい)
  • 足首をグルグル回す・つま先立ちを繰り返すふくらはぎ運動を行う
  • ふくらはぎの痛み・腫れ・発赤を感じたら医療機関へすぐ行く

【カテゴリ8】季節別の追加グッズ

夏季(6〜9月)に必要な追加グッズ

夏の車中泊避難は熱中症が最大の課題です。停電中はエアコンが使えません。日中の車内温度は60℃を超えることもあります。

  • USB接続の車載扇風機・サーキュレーター:空気を循環させて熱がこもるのを防ぐ
  • 冷感タオル・冷感スプレー:首・手首を冷やして体温を下げる
  • 保冷剤(大量備蓄):クーラーボックスに入れて飲料水・体冷却用に使用
  • メッシュシェード(窓用):換気しながら虫の侵入・視線を防ぐ
  • 経口補水液・スポーツドリンク:熱中症・脱水症の予防と回復に
  • 虫除けスプレー・蚊取り線香:窓を開けた状態での虫の侵入防止

夏の車中泊は夜間でも熱帯夜が続く場合があります。できれば標高の高い場所・日陰・風通しの良い場所に駐車してください。

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冬季(12〜3月)に必要な追加グッズ

冬の車中泊避難は低体温症・凍死リスクが最大の課題です。エンジンをかけてヒーターを使う方法は、燃料の消耗と一酸化炭素中毒リスクがあります。以下のグッズで対策してください。

  • 電気毛布(USB・12V対応):ポータブル電源・シガーソケット給電で使用可能
  • ダウンジャケット・ダウンパンツ:寝袋の中で着込むことで保温性を大幅アップ
  • 使い捨てカイロ(大量備蓄):就寝時に寝袋の中・足元に入れると効果的
  • 防寒インナー(ヒートテック系・上下):薄くて温かいインナーで体幹を守る
  • 断熱マット(厚め):床からの冷気を遮断するために底面の断熱が重要
  • 一酸化炭素警報器:暖機運転時の一酸化炭素中毒を防ぐ

窓からの冷気は車内温度低下の主要因です。シェード・銀マットで全窓をしっかり覆い、断熱効果を最大化してください。

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【カテゴリ9】ペット同伴の車中泊避難グッズ

犬・猫などのペットを連れた避難では、避難所への入所が断られるケースがほとんどです。車中泊避難はペット同伴避難の最も現実的な選択肢のひとつです。

アイテム 用途・備考
ペットフード・水(7日分以上) 人間用とは別に必ず備蓄する
ペットシート(大量備蓄) トイレシートとして・敷き物として多用途
ペットキャリー・クレート 車内での安全な移動・睡眠スペースの確保
リード・ハーネス(予備含む) 避難時の迷子防止に必須
常備薬・療法食 持病があるペットは通常の2〜3倍の量を確保
迷子札・マイクロチップ情報のコピー はぐれた際の発見率を高める
ペット用ウェットシート 断水時の体のケアに

夏の車内はペットにとって特に危険です。エアコンなしの車内は30分で熱中症・死亡につながる温度になります。ペット同伴の車中泊避難では、電源・換気の確保が最優先です。

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車中泊避難グッズ 完全チェックリスト

優先度 グッズ チェック
★★★ 最優先 緊急脱出ハンマー(シートベルトカッター一体型)
★★★ 最優先 飲料水(3〜7日分)+折りたたみウォータータンク
★★★ 最優先 携帯トイレ(50回分以上)
★★★ 最優先 非常食(3〜7日分)
★★★ 最優先 着圧ソックス(エコノミークラス症候群予防)
★★☆ 必須 車中泊用マット(エアーマット・インフレーターマット)
★★☆ 必須 寝袋(快適使用温度0℃以下対応)
★★☆ 必須 サンシェード・断熱シェード(全窓分)
★★☆ 必須 ポータブル電源(500Wh以上)
★★☆ 必須 LEDランタン
★★☆ 必須 ヘッドライト(1人1本)
★★☆ 必須 携帯ラジオ(手回し・ソーラー充電対応)
★★☆ 必須 ウェットティッシュ・ボディシート(大量)
★★☆ 必須 カセットコンロ+カセットガス(15〜20本)
★★☆ 必須 モバイルバッテリー(20,000mAh以上)
★☆☆ 推奨 ソーラーパネル
★☆☆ 推奨 折りたたみクーラーボックス
★☆☆ 推奨 ポリ袋・ゴミ袋(大・中・小各種)
★☆☆ 推奨 除菌ジェル・アルコールスプレー
★☆☆ 推奨 電気毛布(冬季)/ USB扇風機(夏季)
★☆☆ 推奨 折りたたみクッカー・スポーク
★☆☆ 推奨 一酸化炭素警報器(冬季暖機運転時)

車中泊避難でやってはいけないこと

エンジンかけっぱなし就寝は一酸化炭素中毒のリスクがある

冬の車中泊で多い事故が、エンジンをかけたまま車内で就寝して一酸化炭素中毒になるケースです。排気口が雪・土砂で塞がれると、排気ガスが車内に逆流して死亡事故につながります。電気毛布・寝袋・防寒着での対策を優先し、エンジンかけっぱなし就寝は原則として避けてください。

水没・土砂崩れリスクのある場所への駐車

駐車場所は必ずハザードマップを確認した上で選んでください。河川・海岸付近・低地・崖下・土砂災害警戒区域は避けてください。高台・公共施設の駐車場(開放されている場合)が安全です。

車内でのカセットコンロ使用

カセットコンロ・シングルバーナーを車内で使用しないでください。一酸化炭素中毒・車両火災のリスクが高いです。必ず車外(換気された状態)での使用を徹底してください。

燃料切れのリスクを軽視する

立ち往生・長期避難で暖房のためにエンジンをかけ続けた結果、燃料が尽きてしまう事例があります。普段から燃料計が半分以下にならないよう意識して給油する「ハーフタンク法」を習慣にしてください。

よくある質問:車中泊避難について

Q. 軽自動車でも車中泊避難はできますか?

できますが、スペースが限られます。後部座席を倒してフラットにし、薄型のエアーマット・コンパクトな寝袋を使うと就寝スペースを確保できます。荷物はトランクや防水バッグに分けることで車内スペースを有効活用できます。2人以上での車中泊は軽自動車では窮屈になるため、SUV・ミニバンと比べて快適性は落ちます。

Q. 車中泊避難はどこに駐車すればいいですか?

ハザードマップで浸水・土砂災害リスクがない地域を選んでください。自治体が指定した「車中泊避難所」がある場合は優先してください。道の駅・コンビニ・商業施設の駐車場の長期占有は他の利用者・店舗への迷惑になります。高台・公園・学校の駐車場も選択肢に入ります。必ず管理者・自治体に駐車可否を確認してください。

Q. 子供・高齢者がいる場合に特別に必要なものはありますか?

子供がいる場合:おむつ・ミルク・ベビーフード・お気に入りのおもちゃが必要です。長期の車中泊での精神的ストレス軽減に、子供が慣れ親しんだアイテムが役立ちます。高齢者がいる場合:常備薬・補聴器・老眼鏡・義歯ケア用品を忘れずに備蓄してください。高齢者はエコノミークラス症候群リスクが特に高いため、着圧ソックス・定期的な歩行を重点的に管理してください。

Q. 車中泊避難はいつまで続けるべきですか?

自宅の安全確認ができ次第、帰宅または避難所・仮設住宅への移行を検討してください。車中泊避難は「一時的な避難手段」として位置づけてください。長期化するほどエコノミークラス症候群・体力低下・衛生面のリスクが高まります。自治体の情報・ライフライン復旧状況を携帯ラジオ・スマートフォンで常に確認し、状況に応じた判断を続けることが重要です。

Q. 防災用の車中泊グッズはどこで買えますか?

Amazonなどのオンラインショッピングが最も品揃え豊富で便利です。カセットガス・飲料水など重いものはオンライン購入・自宅配送が効率的です。アウトドア専門店(モンベル・ロゴス・コールマンなど)は寝袋・マット・クッカーの実物確認ができます。ホームセンターは緊急脱出ハンマー・工具・折りたたみスコップなどの実用品が充実しています。

今日から車中泊避難の準備を始めよう

車中泊避難の準備は、一度にすべてを揃える必要はありません。

まず今日できることは2つだけです。

1つ目:緊急脱出ハンマーを車のドアポケットに入れる。

2つ目:携帯トイレ50回分をオンラインで注文する。

この2つだけで、今日から車中泊避難の安全性が大きく高まります。

本記事のチェックリストを印刷して、1ヶ月かけて少しずつ揃えていきましょう。

南海トラフ地震・首都直下地震の発生確率は年々高まっています。車はすでに手元にあります。あとは「必要なもの」を積むだけです。今日から準備を始めてください。

Image by Pixabay,Unsplash,Freepik,写真AC

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この記事を書いた人

北海道札幌市在住の防災・サバイバル情報発信者です。2018年の北海道胆振東部地震を機に「誰でも今日から始められる防災」をモットーに活動を開始し、実際に試した防災グッズのレビューや家族構成別の備え方をわかりやすくお伝えしています。実践的で信頼できる情報を提供できるよう、がんばっています!

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