防災士の費用・助成制度・申し込み方法【2026年福井県版】県主催養成研修・南越前町全額補助・越前市受験料補助から申請手順まで完全ガイド

防災士の費用・助成制度・申し込み方法【2026年福井県版】

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防災士の費用・助成制度・申し込み方法【2026年福井県版】県主催養成研修8,000円・南越前町全額補助・越前市受験料補助から申請手順まで完全ガイド

【この記事の要約】
防災士の資格取得にかかる費用は研修受講料・試験料・認証登録料の合計で約60,000〜70,000円が一般的です。福井県在住者は、福井県が主催する防災士養成研修を活用することで、自己負担を試験受験料・認証登録料の合計8,000円まで大幅に抑えることができます。福井県主催の研修は講師代・会場費・テキスト代がすべて無料であり、申し込みは各市町の防災担当課を通じて行います。さらに南越前町では資格取得後に8,000円を全額補助(実質0円)、越前市では受験料3,000円を補助する制度を設けています。福井県は2024年1月1日の能登半島地震で被害を受けたほか、2004年の福井豪雨(足羽川氾濫)・2020年7月の大雨・福井市中心部を流れる足羽川・日野川・九頭竜川の洪水リスク・日本海側の津波リスク・雪害という複合的な自然災害リスクを抱えています。2026年度の受講を検討している方は今すぐお住まいの市町の防災担当窓口に問い合わせることを強く推奨します。

防災士の資格を取りたいけれど、費用が高くて迷っている。

福井県で助成制度はあるの?

どこに申し込めばいいの?

こうした疑問を持つ福井県在住の方に向けて、この記事を書いています。

防災士は、NPO法人日本防災士機構が認証する民間資格です。

地震・津波・台風・大雨・洪水・土砂災害・豪雪など多様な災害に備え、地域の防災リーダーとして活動できる知識と実践力を証明するものです。

福井県は2004年7月の福井豪雨で足羽川が氾濫し、福井市の中心部が広範囲にわたって浸水しました。

また2024年1月1日の能登半島地震では、福井県内の一部地域でも揺れが観測され、日本海側の津波リスクが改めて注目されました。

毎冬の豪雪・急峻な山岳地形による土砂災害・九頭竜川など主要河川の洪水という複合的なリスクを抱える福井県では、地域防災リーダーとしての防災士の育成が年々重要性を増しています。

この記事では、防災士の費用の内訳・福井県での受講方法・各市町の助成制度・申請書類・手順・試験の難易度を、福井県庁・各市町の公式情報をもとに詳しく解説します。

【この記事の信頼性について】
本記事はNPO法人日本防災士機構公式サイト・防災士研修センター公式サイト・福井県庁公式サイト・福井市・南越前町・越前市など福井県内各市町の公式Webサイト・防災ベーシック編集部独自調査をもとに作成しました。助成制度の内容は自治体によって異なり、年度ごとに変更・廃止される場合があります。必ずお住まいの自治体の最新情報をご確認ください。

目次

防災士とは:資格の概要と取得するメリット

防災士は、NPO法人日本防災士機構が認証する民間資格です。

2003年に創設されて以来、全国で累計25万人以上(2025年時点)が取得しています。

地域・職場・学校などさまざまな場で防災リーダーとして活動する人材を育成することを目的としています。

防災士を取得する主なメリットは以下の通りです。

  • 地震・津波・台風・大雨・洪水・土砂災害・豪雪など多様な自然災害に関する体系的な知識を習得できる
  • 避難誘導・応急救護・避難所運営など実践的なスキルを身につけられる
  • 地域の自主防災組織・防災訓練などで指導的な役割を担えるようになる
  • 資格が評価され、職場(消防・自治体・建設・医療・教育等)でのキャリアに活かせる
  • 更新不要の終身資格であり、一度取得すれば継続費用がかからない

豪雨・洪水・豪雪・津波・地震という複合的な自然災害リスクを抱える福井県では、地域の共助を担える防災士の存在が直接的に人命を左右します。

特に高齢化が進む中山間地や沿岸集落では、防災士として地域をリードできる人材が切実に必要とされています。

防災士の資格取得にかかる費用の内訳

防災士資格取得の費用構造を正確に把握しておくことが重要です。

費用の種類 金額の目安 補足
研修受講料 無料(福井県主催研修)
約50,000〜63,800円(一般研修機関)
福井県主催の防災士養成研修は講師代・会場費・テキスト代が無料。受講者の自己負担なし
防災士教本(テキスト)代 無料(福井県主催研修) 申し込み完了後に郵送される。受講者負担なし
防災士試験受験料 3,000円 研修申し込み時にNPO法人日本防災士機構へ郵便局振替で納付。南越前町は全額補助、越前市も補助
認証登録申請料 5,000円 試験合格後、NPO法人日本防災士機構へ納付。南越前町は全額補助
普通救命講習受講料 無料 各消防署で無料実施。修了証は資格認証申請時に必要
証明写真・交通費等 数百円〜数千円 個人負担。市町の制度によっては交通費が補助対象のケースもある
合計(福井県主催研修利用時) 8,000円(試験料3,000円+登録料5,000円) 南越前町在住者は補助制度で実質0円。越前市は受験料3,000円を補助

福井県主催の防災士養成研修は、講師代・会場費・テキスト代を県が負担するため、受講者の自己負担は試験受験料と認証登録料の合計8,000円のみです。

一般の研修機関を利用した場合と比べて50,000〜65,000円以上を節約できる、全国でも最高水準の支援体制です。

さらに南越前町の補助制度を組み合わせれば、自己負担を実質0円にすることができます。

福井県主催の防災士養成研修:仕組みと申し込み方法

福井県主催の防災士養成研修は、福井県在住者にとって最もコストを抑えて防災士資格を取得できる制度です。

研修の概要と費用

項目 内容
主催 福井県(各市町の防災担当課が窓口)
研修期間 2日間(例:令和7年度は第1回が11月22日(土)・23日(日))
受講料・テキスト代 無料(講師代・会場費・テキスト代は県が負担)
自己負担額 8,000円(試験受験料3,000円+認証登録料5,000円)のみ
試験受験料の納付 研修申し込み時に郵便局振替で納付(3,000円)
認証登録料の納付 試験合格後にNPO法人日本防災士機構へ納付(5,000円)
事前準備 申し込み完了後に届く防災士教本を読んで履修確認レポートを作成。研修当日に受付へ提出
その他の個人負担 会場までの交通費・駐車料金・昼食等の飲食費は個人負担

令和7年度(2025年度)の防災士養成研修(第1回:11月22〜23日)は福井市の危機管理課で募集を行いましたが、令和7年度分はすでに募集が終了しています。

令和8年度(2026年度)の開催情報は福井県庁および各市町の防災担当課の公式Webサイトで年度確定後に案内されます。

例年夏〜秋頃に第1回の募集が開始されるため、早めにWebサイトをチェックしてください。

申し込み方法(福井市の場合)

受講を希望する方は、まず各市町の危機管理課(防災担当課)を訪問します。

  1. 各市町の危機管理課(福井市の場合:福井市役所別館5階)で受講申込書・防災士資格取得費用支払い証明用台紙・試験受験料払込取扱票を受け取る
  2. 払込取扱票を使って郵便局で試験受験料3,000円を振り込み、受領証の写しを台紙に貼付する
  3. 受講申込書・台紙を各市町の危機管理課に提出して申し込み完了
  4. 申し込み完了後、防災士教本および履修確認レポートが郵送される
  5. 防災士教本をよく読んで履修確認レポートを作成し、研修当日に受付に提出する

払込取扱票は予備がないため、確実に申し込む意思が固まってから受け取るようにしてください。

また、普通救命講習の修了証を持っていない方は、研修前に各消防署で無料の普通救命講習を受講し、修了証を取得しておく必要があります。

福井県内の市町別助成制度情報【2026年版】

福井県内で助成制度の詳細が確認できる市町の情報をまとめました。

【重要な注意事項】
この情報は2024〜2026年度時点の公式サイト・公開資料の調査をもとにしています。助成制度の有無・内容・金額・条件は自治体によって異なり、年度ごとに変更・廃止される場合があります。必ずお住まいの自治体の防災担当窓口またはWebサイトで最新情報を確認してください。

公式情報が詳細に確認できる市町

市町名 助成内容・金額 対象条件・申請のポイント 問い合わせ先
南越前町 福井県防災士養成研修の受講費用(8,000円)を全額補助。実質0円で防災士資格を取得可能 ①町に住民票を有し現に在住している者または町内の事業所に勤務する者、②町の防災活動に主体的に関わる意欲のある者、③福井県防災士養成研修を受講できる者、④市町税等を滞納していない者のすべてに該当すること。福井県防災士養成研修を受講・試験合格し、日本防災士機構に認証登録後に補助金交付申請書兼請求書に必要書類を添付して総務課防災安全室へ提出する事後申請型。振込手数料・証明写真撮影料・交通費等は個人負担 南越前町総務課防災安全室(福井県南条郡南越前町役場本庁舎2階)
越前市 防災士資格取得試験受験料(3,000円)を補助(上限3,000円) 令和7年度の受付は〜2025年10月23日。福井県防災士養成研修を通じた資格取得が対象。詳細な申請要件・必要書類・申請期限は越前市防災担当窓口または公式サイトで確認すること 越前市防災危機管理課(電話:0778-22-3009)
福井市 研修費・テキスト代を福井県が負担。自己負担は8,000円のみ(市独自の個人向け追加補助の有無は要確認) 福井市危機管理課(福井市役所別館5階)で申し込み書類を受け取り申し込む。令和7年度は募集終了。令和8年度は年度確定後に案内予定 福井市危機管理課(電話:0776-20-5353)福井市大手3丁目10番1号

助成実績のある可能性が高い・問い合わせが推奨される主な市町

市町名 備考・災害リスク 問い合わせ先の目安
坂井市・あわら市 福井県北部の日本海沿岸市。2024年能登半島地震の影響も受けた地域。九頭竜川・竹田川の洪水リスク・日本海側の津波リスクが高い。詳細は各市に要確認 各市防災担当窓口(坂井市:0776-72-8118、あわら市:0776-73-8019)
鯖江市・越前町 眼鏡・繊維産業の集積地。日野川流域の洪水リスクを持つ地域。越前海岸の沿岸部では日本海側の津波リスクも存在する。福井県防災士会の事務局が鯖江市(福井工業高等専門学校内)に設置されており、防災士活動が盛ん。詳細は各市町に要確認 各市町危機管理課・防災担当窓口
敦賀市・若狭町・おおい町・高浜町・美浜町 若狭湾沿岸の原子力発電所が集中する地域。敦賀市・美浜町・おおい町・高浜町には原子力発電所があり、自然災害に加えて原子力防災の視点からも防災士の活動が極めて重要な地域。若狭湾は過去に津波被害の歴史を持つ。詳細は各市町に要確認 各市町役場防災担当課(敦賀市:0770-22-8141)
大野市・勝山市 福井県の奥越地方。奥越の山間部は日本有数の豪雪地帯(積雪2m超も)。九頭竜川上流域の土砂災害・洪水リスクを抱える中山間地。高齢化率が高く、共助を担える防災士が特に必要な地域。詳細は各市に要確認 各市危機管理課・防災担当窓口(大野市:0779-66-1111)
永平寺町・池田町・越前市 福井県中部・山間部の市町。急峻な山岳地形による土砂崩れ・土石流リスクが高い。日野川・足羽川上流域の洪水リスクも存在する。詳細は各市町に要確認 各市町役場総務課防災担当

一覧に含まれていない自治体でも、福井県主催の養成研修への参加枠を通じた実質的な費用補助が受けられる可能性があります。

お住まいの市町の公式Webサイトで「防災士 育成」「防災士 助成」と検索するか、防災担当課に直接電話することが最も確実な確認方法です。

南越前町の助成制度:実質0円で防災士取得できる事後申請型

南越前町の防災士育成事業補助金は、福井県防災士養成研修の受講費用(試験受験料3,000円+認証登録料5,000円=計8,000円)を全額補助する制度です。

補助金の対象者要件は以下の通りです。

  • 南越前町に住民票を有し現に在住していること、または町内の事業所に勤務していること
  • 町の防災活動に主体的に関わる意欲があること
  • 福井県防災士養成研修を受講できること
  • 市町税等を滞納していないこと

申請の流れは以下の通りです。

  1. 南越前町総務課防災安全室(役場本庁舎2階)で申し込み書類を受け取る
  2. 郵便局で試験受験料3,000円を振り込み、受領証の写しを台紙に貼付する
  3. 受講申込書・台紙を総務課防災安全室に提出して申し込み完了
  4. 福井県防災士養成研修を受講し、資格取得試験を受験・合格する
  5. NPO法人日本防災士機構に認証登録料5,000円を振り込み、認証登録申請を行う
  6. 防災士証・認証状受領後、補助金交付申請書兼請求書に必要書類を添付して総務課防災安全室へ提出する
  7. 審査後、補助金(8,000円)が指定口座に振り込まれる

重要なポイントは資格取得を完了してから申請する事後申請型である点です。

振込手数料・証明写真撮影料・交通費等は補助対象外のため、個人負担となります。

申請様式(補助金交付申請書兼請求書)は南越前町公式サイト(town.minamiechizen.lg.jp)からダウンロードできます。

助成制度を活用した防災士取得:STEP別完全ガイド

福井県の制度を最大限に活用して防災士資格を取得するための流れを解説します。

自治体によって手続きの順番や必要書類が異なります。

必ず事前に各市町に確認してください。

STEP 1:市町の助成制度と申し込み窓口を確認する(受講前が最重要)

防災士の資格取得を決意したら、まず最初にお住まいの市町の防災担当窓口に連絡します。

確認すべき事項は以下の通りです。

  • 福井県主催の防災士養成研修への市町推薦枠・申込書類の入手場所
  • 市町独自の助成制度の有無・補助金額・補助対象費用
  • 申請のタイミング(受講前申請か資格取得後の事後申請か)
  • 申請に必要な書類の種類と様式のダウンロード先
  • 令和8年度の研修開催時期(案内開始時期)

STEP 2:普通救命講習を受講する

防災士資格取得の要件として、普通救命講習(AED・心肺蘇生法)の修了証が必要です。

消防署での普通救命講習は無料で受講できます。

福井県内では福井市消防局・坂井地区消防組合・丹南消防組合・嶺南消防組合・奥越消防組合など各消防機関が定期的に開催しています。

電話またはWebサイトで日程を確認し、研修受講前に修了証を取得しておくとスムーズです。

STEP 3:各市町の危機管理課で申し込み書類を受け取る

福井県主催の防災士養成研修の申し込みは、各市町の危機管理課(防災担当課)の窓口で行います。

受講申込書・防災士資格取得費用支払い証明用台紙・郵便局振替用払込取扱票を受け取ります。

払込取扱票は予備がないため、確実に受講する意思が固まってから受け取ってください。

STEP 4:郵便局で試験受験料3,000円を振り込む

払込取扱票を使って郵便局で試験受験料3,000円を振り込みます。

振込時の受領証の写しを防災士資格取得費用支払い証明用台紙に貼付します。

受領証を紛失すると助成申請が困難になります。

必ず保管してください。

STEP 5:受講申込書・台紙を市町の窓口に提出する

記入が完了した受講申込書と台紙を市町の危機管理課に提出して申し込みが完了します。

申し込み完了後、防災士教本および履修確認レポートが郵送されます。

STEP 6:防災士教本で学習し、履修確認レポートを作成する

届いた防災士教本をよく読んで、履修確認レポートを作成します。

レポートは研修当日の受付に提出します。

教本をしっかり読み込んでおくことが、研修後の試験合格への近道です。

STEP 7:福井県主催の防災士養成研修を2日間受講する

開催日(例:令和7年度第1回は11月22〜23日の2日間)に会場へ参加します。

研修では講義・グループワーク・実技演習など実践的な内容を2日間で学びます。

研修修了後に修了証明書が発行されます。

STEP 8:防災士試験を受験し合格する

試験は50問・三択形式で、30問以上の正解(正答率60%以上)で合格です。

合格率は全国平均で約80〜90%と高水準です。

教本をしっかり読んで研修を受講すれば、十分合格できる難易度です。

不合格でも追試験の機会があるため、過度に心配する必要はありません。

STEP 9:NPO法人日本防災士機構に認証登録申請を行う

合格通知が届いたら、NPO法人日本防災士機構に登録料5,000円を振り込み、総務課防災安全室(南越前町の場合)または各市町の指示に従って登録申請を行います。

登録が完了すると、防災士証(カード型)と防災士認証状(賞状型)が届きます。

STEP 10:市町に助成金申請書類を提出する(事後申請型の場合)

南越前町・越前市など事後申請型の市町では、防災士認定後に補助金交付申請書兼請求書に必要書類を添付して窓口に提出します。

一般的に求められる書類の例は以下の通りです。

  • 補助金交付申請書兼請求書(各自治体の様式)
  • 防災士認証状の写し または 防災士証の写し
  • 研修修了証明書の写し
  • 試験受験料・認証登録料の領収書(振込受領証等)
  • 振込口座情報を証明できる書類(通帳の写し等)

提出書類の種類・申請期限は市町ごとに異なります。

事前に防災担当窓口で確認してください。

助成制度を活用する際の重要な注意事項

注意①:申し込みは各市町の窓口経由が基本

福井県主催の防災士養成研修への申し込みは、個人が直接福井県に申し込む形ではありません。

お住まいの市町(危機管理課・防災担当課)の窓口を通じた申し込みが基本です。

まず市町に連絡することが最初のステップです。

注意②:払込取扱票は予備なし・確実に申し込む意思を固めてから受け取る

試験受験料3,000円を振り込むための払込取扱票は予備がありません。

確実に申し込む意思が固まってから市町の窓口で受け取ることが必要です。

なお、受領証を紛失すると補助金申請に支障が生じる場合があります。

注意③:南越前町の補助は事後申請型・交通費は対象外

南越前町の補助金は資格取得を完了してから申請する事後申請型です。

補助対象は試験受験料・認証登録料(計8,000円)に限定されており、振込手数料・証明写真撮影料・交通費等は個人負担となります。

注意④:越前市は受験料のみ補助(上限3,000円)

越前市の補助対象は防災士資格取得試験受験料(上限3,000円)のみです。

認証登録料(5,000円)は補助対象外のため、個人負担となります。

申請期限(令和7年度は2025年10月23日まで)を確認し、期限内に申請してください。

注意⑤:年度をまたぐと助成が受けられない場合がある

多くの市町では助成対象期間が4月1日〜3月31日の1年度内です。

研修受講から認証登録・助成申請まで、同一年度内に完了させる計画を立ててください。

福井県特有の災害リスクと防災士が果たす役割

防災士として活躍するために、福井県特有の災害リスクを理解しておくことが重要です。

2004年福井豪雨と足羽川・九頭竜川の洪水リスク

2004年7月18日、福井県中部を中心に記録的な大雨が降り、足羽川(あすわがわ)が氾濫しました。

福井市の中心部が広範囲にわたって浸水し、住宅・農地・インフラに甚大な被害が生じました。

この経験を踏まえて福井市では足羽川の堤防整備が進みましたが、洪水リスクは依然として存在します。

福井県を縦断する九頭竜川・日野川・竹田川なども大雨時に水位が急上昇する急流河川です。

防災士として洪水ハザードマップの読み方・河川水位情報の確認方法・夜間大雨時の早期避難の重要性を住民に継続的に伝えることが不可欠です。

2024年能登半島地震と福井県への影響・日本海側の津波リスク

2024年1月1日の能登半島地震(マグニチュード7.6)は、隣接する福井県にも揺れをもたらしました。

福井県内の一部地域でも震度4〜5弱の揺れが観測されています。

日本海側に面する福井県の沿岸部(坂井市・あわら市・越前海岸・若狭湾沿岸)は、日本海東縁部の活断層による津波リスクを持つ地域です。

防災士として地震発生後に速やかに海岸から離れる行動・津波ハザードマップの確認・高台への避難経路の把握を地域住民に継続的に伝えることが重要です。

若狭湾沿岸の原子力防災

福井県の若狭地方(敦賀市・美浜町・おおい町・高浜町)には複数の原子力発電所が立地しています。

自然災害に加えて、原子力事故を想定した広域避難計画・ヨウ素剤の配布・放射線防護の基礎知識が必要な地域です。

防災士として原子力防災の基礎知識・避難指示が発令された際の速やかな行動・PAZ(予防的防護措置準備区域)・UPZ(緊急防護措置準備区域)の概念を地域住民に伝えることが若狭地方の防災士に特に求められる役割です。

奥越地方・嶺北山間部の豪雪リスク

福井県の大野市・勝山市・池田町など奥越・嶺北の山間部は、日本有数の豪雪地帯です。

毎冬2m近い積雪が観測される地域があり、屋根雪による建物倒壊・除雪中の転落・道路封鎖・集落孤立が繰り返されています。

福井市内でも2021年1月には大雪による国道8号線の車両立ち往生が深刻な社会問題となりました。

防災士として除雪作業の安全な方法・大雪時の不要不急の外出自粛・一人暮らし高齢者世帯の安否確認体制・3日分以上の食料・燃料の備蓄を地域に広めることが福井県特有の重要な役割です。

嶺南・嶺北の土砂災害リスク

福井県は急峻な山岳・丘陵地帯が多く、大雨・地震時の土砂崩れ・土石流・地すべりリスクが高い地域が広範囲にあります。

特に九頭竜川・日野川・北川の上流域や越前海岸沿いの急斜面では、大雨時の土砂災害リスクが高い地点が多数指定されています。

防災士として土砂災害警戒情報発令時の迷わない早期避難・急傾斜地危険箇所の日頃からの確認を地域住民に継続的に促すことが求められます。

よくある疑問:Q&A

Q. 福井市在住ですが、市独自の防災士資格取得助成制度はありますか?

福井市は福井県主催の防災士養成研修の申し込み窓口となっており、研修費・テキスト代は県が負担しています。

市独自の個人向け追加補助制度(試験料・登録料の補助)の有無については、福井市危機管理課(電話:0776-20-5353)に直接確認することを推奨します。

Q. 敦賀市・若狭町など嶺南地方在住ですが、助成制度はありますか?

嶺南地方の各市町(敦賀市・若狭町・おおい町・高浜町・美浜町・小浜市)については、本記事執筆時点で市町独自の詳細な助成情報が確認できていません。

お住まいの市町の防災担当窓口に「福井県主催の防災士養成研修への申し込みと費用助成はありますか?」と直接電話して確認してください。

原子力防災が重要課題となる嶺南地方では、市町が特に積極的に防災士育成を支援している可能性があります。

Q. 福井県防災士会とは何ですか?

福井県防災士会は、福井県内の防災士が集まって地域防災活動を推進する団体です。

事務局は福井工業高等専門学校(鯖江市)内に設置されています。

2026年5月23日には会員・非会員問わず防災士を対象とした研修会(9:00〜12:00)を開催予定です。

防災士資格取得後も継続的にスキルを磨き、地域防災活動の仲間を見つけるために加入を検討してみてください。

Q. 防災士の試験の難易度はどの程度ですか?

防災士試験は50問・三択形式で、正答率60%以上(30問以上正解)で合格です。

合格率は全国平均で約80〜90%と高水準です。

研修を2日間しっかり受講し、事前に防災士教本で学習すれば十分合格できる難易度です。

Q. 防災士の資格は更新が必要ですか?

防災士は更新不要の終身資格です。

一度取得すれば更新手続き・更新費用は一切かかりません。

福井県・各市町が主催する防災訓練・フォローアップ研修や福井県防災士会の活動に継続参加してスキルを磨き続けることを推奨します。

自分の市町の助成制度を確認する3つの方法

お住まいの自治体が上記の一覧に含まれていない場合でも、諦めないでください。

方法①:自治体の公式Webサイトで検索する

お住まいの市町の公式Webサイトの検索機能で以下のキーワードを入力して検索します。

  • 防災士 育成
  • 防災士 助成
  • 防災士 補助
  • 防災士養成研修 申し込み

防災担当課(危機管理課・防災対策課・総務課防災係等)のページを確認しましょう。

方法②:自治体の防災担当窓口に直接電話する

Webサイトで確認できない場合は、市町の防災担当課に直接電話することが最も確実です。

「福井県主催の防災士養成研修への申し込みはどこでできますか?費用の助成はありますか?」と確認するだけで情報を入手できます。

方法③:NPO法人日本防災士機構の公式サイトで確認する

NPO法人日本防災士機構(bousaisi.jp)の公式サイトには都道府県別の助成制度自治体一覧ページが設けられており、定期的に更新されています。

URLは bousaisi.jp/license/municipality/subsidy/ です。

本記事の情報と合わせて、こちらのページも必ず確認することを推奨します。

助成制度を最大限に活用して防災士になろう

防災士の資格取得費用は一般的に約60,000〜70,000円と決して安い金額ではありません。

しかし福井県では、県主催の防災士養成研修(講師代・会場費・テキスト代無料)により自己負担を8,000円まで抑えることができます。

さらに南越前町では8,000円を全額補助(実質0円)、越前市では受験料3,000円を補助する制度が用意されています。

まず今日中にできる行動がひとつあります。

お住まいの市町の防災担当窓口に1本電話をして「福井県主催の防災士養成研修への申し込み窓口はそちらですか?費用の助成はありますか?」と確認するだけです。

足羽川の洪水・日本海側の津波・原子力防災・豪雪・土砂災害という多重の自然災害リスクを抱える福井県で、地域住民を守る防災士として活躍できる人材が一人でも多く増えることが求められています。

助成制度を賢く活用して、2026年度に防災士資格取得の第一歩を踏み出してみてください。

Image by Pixabay,Unsplash,Freepik,写真AC

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この記事を書いた人

北海道札幌市在住の防災・サバイバル情報発信者です。2018年の北海道胆振東部地震を機に「誰でも今日から始められる防災」をモットーに活動を開始し、実際に試した防災グッズのレビューや家族構成別の備え方をわかりやすくお伝えしています。実践的で信頼できる情報を提供できるよう、がんばっています!

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