防災士の費用・助成制度・申し込み方法【2026年千葉県版】船橋市・流山市・勝浦市・我孫子市など市町村助成から千葉科学大学養成講座まで完全ガイド

防災士の費用・助成制度・申し込み方法【2026年千葉県版】

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防災士の費用・助成制度・申し込み方法【2026年千葉県版】船橋市・流山市・勝浦市・我孫子市など市町村助成から千葉科学大学養成講座まで完全ガイド

【この記事の要約】
防災士の資格取得にかかる費用は研修受講料・試験料・認証登録料の合計で約60,000〜70,000円が一般的です。ただし千葉県在住者は、千葉科学大学(銚子市)が主催する防災士養成講座(受講料・教本代・受験料・登録料込みで35,000円)を活用することで費用を大幅に抑えられます。さらに勝浦市(上限61,900円)・我孫子市・船橋市・流山市・館山市・銚子市・山武市・南房総市・長生村・横芝光町などの市町村が独自の費用補助制度を設けており、自己負担をさらに軽減または実質0円にできるケースもあります。千葉県は東日本大震災での津波・液状化・建物倒壊被害・2019年台風15号による暴風・大規模停電・土砂災害・九十九里浜・房総半島の南海トラフ連動地震津波リスクという複合的な自然災害リスクを抱えており、地域防災リーダーの育成が急務です。2026年度の受講を検討している方は今すぐお住まいの市町村の防災担当窓口に問い合わせることを強く推奨します。

防災士の資格を取りたいけれど、費用が高くて迷っている。

千葉県で助成制度はあるの?

どこに申し込めばいいの?

こうした疑問を持つ千葉県在住の方に向けて、この記事を書いています。

防災士は、NPO法人日本防災士機構が認証する民間資格です。

地震・津波・台風・大雨・洪水・土砂災害など多様な災害に備え、地域の防災リーダーとして活動できる知識と実践力を証明するものです。

千葉県は2011年3月11日の東日本大震災で液状化・津波・建物倒壊の複合被害を経験しました。

2019年9月には台風15号が千葉市付近に上陸し、記録的な暴風で大規模な長期停電・住宅被害・土砂災害が発生しました。

こうした背景から、千葉県内の多くの市町村が防災士育成を積極的に支援する制度を整えています。

この記事では、防災士の費用の内訳・千葉県での受講方法・各市町村の助成制度・申請書類・手順・試験の難易度を、各自治体・研修機関の公式情報をもとに詳しく解説します。

【この記事の信頼性について】
本記事はNPO法人日本防災士機構公式サイト・防災士研修センター公式サイト・千葉県防災士会公式サイト・千葉科学大学公式サイト・勝浦市・船橋市・流山市・我孫子市・館山市・銚子市など千葉県内各市町村の公式Webサイト・千葉県庁公式サイト・防災ベーシック編集部独自調査をもとに作成しました。助成制度の内容は自治体によって異なり、年度ごとに変更・廃止される場合があります。必ずお住まいの自治体の最新情報をご確認ください。

目次

防災士とは:資格の概要と取得するメリット

防災士は、NPO法人日本防災士機構が認証する民間資格です。

2003年に創設されて以来、全国で累計25万人以上(2025年時点)が取得しています。

地域・職場・学校などさまざまな場で防災リーダーとして活動する人材を育成することを目的としています。

防災士を取得する主なメリットは以下の通りです。

  • 地震・津波・台風・大雨・洪水・土砂災害などの自然災害に関する体系的な知識を習得できる
  • 避難誘導・応急救護・避難所運営など実践的なスキルを身につけられる
  • 地域の自主防災組織・防災訓練などで指導的な役割を担えるようになる
  • 資格が評価され、職場(消防・自治体・建設・医療・教育等)でのキャリアに活かせる
  • 更新不要の終身資格であり、一度取得すれば継続費用がかからない

三方を海に囲まれた千葉県は、地震・津波・台風・高潮・土砂災害という多様な自然災害リスクに全域で対応する必要があります。

地域で防災士が担う共助のリーダーとしての役割は、首都圏に位置する千葉県においてきわめて重要です。

防災士の資格取得にかかる費用の内訳

防災士資格取得の費用構造を正確に把握しておくことが重要です。

費用の種類 一般研修機関の費用(参考) 千葉科学大学養成講座経由の費用
研修受講料 約53,000〜63,800円 23,000円(教本代・受験料・登録料含むパッケージで35,000円)
防災士教本代 4,000円(別途の場合) 4,000円(35,000円の中に含まれる)
防災士試験受験料 3,000円 3,000円(35,000円の中に含まれる)
認証登録申請料 5,000円 5,000円(35,000円の中に含まれる)
証明写真代 数百円程度 自己負担(数百円程度)
合計の目安 約61,000〜72,000円 35,000円(市町村助成でさらに軽減または0円も可)

千葉科学大学(銚子市)の養成講座は受講料・教本代・受験料・登録料がすべて込みで35,000円と、一般的な研修機関と比較して割安な設定になっています。

さらにお住まいの市町村の助成制度を組み合わせることで、自己負担をゼロに近づけることができます。

千葉県での防災士資格取得:研修機関の選び方

千葉県在住者が防災士資格を取得するための研修受講方法は主に3つあります。

方法①:千葉科学大学の防災士養成講座を受講する

千葉科学大学(千葉県銚子市潮見町15-8・マリーナキャンパス)が主催する防災士養成講座は、受講料・教本代・受験料・登録料の合計が35,000円とパッケージ化されています。

令和7年度は募集定員が先着80名で、申込締切が令和7年8月27日(火)でした。

受講対象は千葉県内在住または茨城県神栖市在住の方です。

令和8年度(2026年度)の募集情報は千葉科学大学の公式Webサイトで確認してください。

申し込みはWebフォームからのみ受け付けており、電話・FAX・メールでの申し込みは受け付けられません。

方法②:防災士研修センターの講座を受講する

防災士研修センター(NPO法人日本防災士機構の付属機関)が全国各地で実施する認証研修を受講する方法です。

千葉県内または近隣都県(東京・埼玉・茨城等)での開催が年に複数回あります。

詳細な開催日程・会場・申し込み方法は防災士研修センターの公式サイト(bousaishi.net)で確認できます。

方法③:市町村が主催・推薦する研修を受講する

市町村が独自に防災士養成講座を開催・委託しているケースがあります。

この場合、受講料が無料または大幅に割安となる可能性があります。

お住まいの市町村の防災担当窓口に「市が主催または推薦する防災士養成講座はありますか?」と確認してください。

どの方法を選ぶにしても、受講前に必ずお住まいの市町村の助成制度を確認し、事前申請が必要かどうかを確かめてください。

千葉県内の市町村別助成制度情報【2026年版】

千葉県内で助成制度の詳細が確認できる市町村の情報をまとめました。

【重要な注意事項】
この情報は2024〜2026年度時点の公式サイト・公開資料の調査をもとにしています。助成制度の有無・内容・金額・条件は自治体によって異なり、年度ごとに変更・廃止される場合があります。必ずお住まいの自治体の防災担当窓口またはWebサイトで最新情報を確認してください。

千葉県防災士会が公表する助成実績のある市町村

千葉県防災士会の公式サイト(chiba-bousaishikai.jp)では、千葉県内で助成制度の実績がある市町村として以下を公表しています。

ただし、現在も助成を実施しているかについては各自治体担当窓口に確認が必要と同会は案内しています。

自治体名 助成の特徴・備考 問い合わせ先の目安
我孫子市 千葉県防災士会の助成実績自治体一覧に掲載。手賀沼・利根川沿岸の市。2019年台風15号・19号での洪水リスクが高い地域。詳細は市に要確認 我孫子市防災安全課(電話:04-7185-1111)
勝浦市 千葉県内で最も詳細な公式情報が確認できる自治体。補助対象経費の合計額を上限61,900円まで補助。18歳以上の市民が対象。勝浦市防災士会会長・自主防災組織の代表者・区長からの推薦が必要。市の防災士資格保有者名簿に登録し、勝浦市防災士会・自主防災組織または区と協働して防災力向上のための活動ができること。他の助成制度との併用不可 勝浦市総務部市民安全課(電話:0470-73-6607)
山武市 千葉県防災士会の助成実績自治体一覧に掲載。九十九里浜に面する市。津波・高潮リスクが高い沿岸自治体。詳細は市に要確認 山武市総務部危機管理課(電話:0475-80-1111)
館山市 千葉県防災士会の助成実績自治体一覧に掲載。房総半島南端の沿岸都市。2019年台風15号で甚大な住宅被害・停電が発生した市。南海トラフ巨大地震の津波リスクが高い地域。詳細は市に要確認 館山市総務部安全対策課(電話:0470-22-3442)
銚子市 千葉県防災士会の助成実績自治体一覧に掲載。千葉科学大学が位置する市。千葉県最東端の沿岸都市で津波・高潮リスクが高い。詳細は市に要確認 銚子市防災対策課(電話:0479-24-8937)
長生村 千葉県防災士会の助成実績自治体一覧に掲載。九十九里浜に面する沿岸自治体。津波・高潮リスクが高い地域。詳細は村に要確認 長生村総務課防災担当(電話:0475-32-2111)
船橋市 千葉県防災士会の助成実績自治体一覧に掲載。千葉県最大の人口を持つ都市(約64万人)。東京湾沿岸の液状化・津波リスクが高い地域。詳細は市に要確認 船橋市危機管理課(電話:047-436-2032)
流山市 千葉県防災士会の助成実績自治体一覧に掲載。江戸川沿岸の市。近年急激な人口増加が続くつくばエクスプレス沿線都市。詳細は市に要確認 流山市危機管理課(電話:04-7150-6312)
南房総市 千葉県防災士会の助成実績自治体一覧に掲載。房総半島南部の太平洋・東京湾の双方に面する沿岸市。南海トラフ巨大地震の津波リスクが特に高い地域。2019年台風15号の直撃で甚大な農業・住宅被害が発生。詳細は市に要確認 南房総市総務部危機管理課(電話:0470-33-1000)
横芝光町 千葉県防災士会の助成実績自治体一覧に掲載。九十九里浜北部に面する沿岸自治体。詳細は町に要確認 横芝光町総務課防災担当(電話:0479-84-1111)

助成実績のある可能性が高いその他の市町村

自治体名 備考 問い合わせ先の目安
千葉市 千葉県の県庁所在地。東京湾沿岸の液状化リスクが全国でも高い地域(2011年東日本大震災で美浜区・花見川区等で広域液状化)。詳細は市に要確認 千葉市危機管理課(電話:043-245-5113)
市川市・浦安市・習志野市 東京湾沿岸の埋立地・低地に位置し、東日本大震災で広域液状化が発生した自治体。首都直下型地震での液状化リスクが依然高い。詳細は各市に確認 各自治体危機管理課・防災担当窓口
木更津市・袖ケ浦市・富津市 東京湾岸の工業都市・沿岸市。南海トラフ巨大地震・首都直下型地震の津波・高潮リスクを抱える。詳細は各市に確認 各自治体総務部危機管理課
鴨川市・いすみ市・大多喜町 房総半島の太平洋沿岸・山間部に位置する自治体。2019年台風15号で住宅・農業に甚大な被害が出たエリア。土砂災害リスクが高い山間部も含む。詳細は各市町に確認 各自治体総務課防災担当窓口
香取市・旭市・匝瑳市 千葉県北東部の市。利根川沿岸の洪水リスクと九十九里浜の津波リスクが重なる地域。詳細は各市に確認 各自治体総務課危機管理担当
芝山町・野田市 NPO法人日本防災士機構の公開情報に千葉県の地域別補助金として掲載が確認される自治体。詳細は各市町に確認 各自治体総務課防災担当窓口

一覧に含まれていない自治体でも、独自の助成制度を設けているケースがあります。

お住まいの市町村の公式Webサイトで「防災士 助成」「防災士 補助金」と検索するか、防災担当課に直接電話することが最も確実な確認方法です。

助成制度を活用した防災士取得:STEP別完全ガイド

千葉県の制度を最大限に活用して防災士資格を取得するための流れを詳しく解説します。

自治体によって手続きの順番や必要書類が異なります。

必ず事前に各自治体に確認してください。

STEP 1:市町村の助成制度を確認する(受講前が最重要)

防災士の資格取得を決意したら、まず最初にお住まいの市町村の防災担当窓口に連絡します。

確認すべき事項は以下の通りです。

  • 市町村独自の助成制度の有無・補助金額・補助率・補助対象となる費用の種類
  • 市町村が主催・推薦する研修機関・講座があるかどうか
  • 申請のタイミング(受講前の事前申請か、受講後の事後申請か)
  • 申請に必要な書類の種類と様式
  • 地域活動への参加義務の有無と内容
  • 先着順・定員制の場合はその残数状況
  • 年度内に完結させる必要があるかどうか

STEP 2:受講する研修機関・講座を選ぶ

市町村の推薦がある場合はその研修機関を優先して選びます。

千葉科学大学の養成講座は受講料・教本代・受験料・登録料込みで35,000円と明確な料金体系です。

ただし受講対象が「千葉県内在住または茨城県神栖市在住の方」に限定されています。

募集定員は先着80名のため、定員に達し次第締め切りとなります。

早めに公式サイトで令和8年度の募集情報を確認してください。

STEP 3:受講申込みと市町村への事前申請(必要な場合)

研修機関への申し込みを行います。

千葉科学大学の場合はWebフォームからのみの受け付けとなっており、電話・FAX・メールでの申し込みは不可です。

事前申請が必要な自治体では、受講決定後に速やかに申請書類を自治体に提出します。

STEP 4:普通救命講習(救急救命講習)を受講する

防災士資格取得の要件として、普通救命講習(AED・心肺蘇生法)の修了証が必要です。

消防署での普通救命講習は通常無料で受講できます。

千葉市消防局・船橋市消防局・松戸市消防局・市川市消防局・勝浦市消防署など県内各消防機関が定期的に開催しています。

電話またはWebサイトで日程を確認し、研修受講前に修了証を取得しておくとスムーズです。

STEP 5:防災士養成研修を受講する

選んだ研修機関の防災士養成研修(通常1〜2日間)を受講します。

受講料・教本代の領収書は必ず保管してください。

研修終了後に修了証明書が発行されます。

STEP 6:防災士試験を受験し合格する

試験は50問・三択形式で、30問以上の正解(正答率60%以上)で合格です。

合格率は全国平均で約80〜90%と高水準です。

受験料(3,000円)の領収書は必ず保管してください。

STEP 7:防災士認証登録申請を行う

試験合格後、NPO法人日本防災士機構に認証登録申請を行います。

登録料(5,000円)を支払い、修了証明書・救命講習修了証・試験合格証明書などを提出します。

登録が完了すると、防災士証(カード型)と防災士認証状(賞状型)が届きます。

STEP 8:市町村に助成金申請書類を提出する

防災士認定後、速やかに市町村の防災担当窓口に必要書類を提出します。

勝浦市を参考にすると、求められる書類の例は以下の通りです。

  • 補助金交付申請書(市の様式)
  • 推薦書(防災士会会長・自主防災組織代表者・区長によるもの)
  • 防災士認証状の写し または 防災士証の写し
  • 研修修了証明書の写し
  • 受講料・教本代・受験料・登録料等の領収書
  • 振込口座情報を証明できる書類(通帳の写し等)

提出書類の種類は自治体ごとに異なります。

事前に防災担当窓口で必要書類の一覧を確認してください。

助成制度を活用する際の重要な注意事項

注意①:千葉科学大学の申し込みはWebフォームからのみ

千葉科学大学の防災士養成講座は、電話・FAX・メールでの申し込みを受け付けていません。

Webフォームからのみ受け付けています。

申し込み前に公式サイトで令和8年度の受付ページURLを確認し、期間内に申し込んでください。

注意②:先着順・定員制の場合は早めに動く

千葉科学大学の養成講座は先着80名の定員制です。

勝浦市などの助成制度も年間予算に上限がある場合があります。

募集開始日を確認し、速やかに申し込むことが重要です。

注意③:他の助成制度との併用が禁止されている場合がある

勝浦市は「防災士の資格取得に関し他の助成制度による財政的支援を受けていない方または受ける予定でない方」という条件を明記しています。

複数の助成制度を組み合わせることはできない場合があるため、事前に確認してください。

注意④:推薦書の取得に時間がかかる場合がある

勝浦市のように防災士会会長・自主防災組織代表者・区長からの推薦書が必要な場合、推薦書の取得に時間がかかることがあります。

資格取得後は速やかに推薦者に連絡し、書類の準備を進めてください。

注意⑤:領収書はすべて保管する

受講料・教本代・受験料・登録料等の領収書を紛失すると、助成を受けられない場合があります。

受講開始から申請が完了するまで、すべての領収書を大切に保管してください。

注意⑥:年度をまたぐと助成が受けられない場合がある

多くの自治体では助成対象期間が4月1日〜3月31日の1年度内です。

研修受講から認証登録・助成申請まで、同一年度内に完了させる計画を立ててください。

千葉県特有の災害リスクと防災士が果たす役割

防災士として活躍するために、千葉県特有の災害リスクを理解しておくことが重要です。

2019年台風15号による記録的暴風・大規模停電

2019年9月9日、台風15号が千葉市付近に上陸しました。

最大瞬間風速57.5m/s(千葉市)という観測史上最大級の暴風が吹き荒れ、電柱・鉄塔の倒壊により最大約93万戸の停電が発生しました。

館山市・南房総市・鋸南町・いすみ市・勝浦市など房総半島南部では停電が2〜3週間にわたって続く地域があり、猛暑の中での長期停電という過酷な状況が生じました。

土砂崩れ・建物被害・農業ビニールハウスの倒壊も房総半島全域で広範囲に発生しました。

防災士として台風上陸前の早期避難・強風時の屋外行動の危険性・長期停電時の熱中症対策・井戸水・簡易トイレ・非常食の備蓄重要性を住民に継続的に伝えることが求められます。

東日本大震災による液状化被害(東京湾岸)

2011年3月11日の東日本大震災では、千葉県の東京湾岸エリアで全国最大規模の液状化被害が発生しました。

浦安市・習志野市・千葉市美浜区・花見川区・船橋市・市川市など湾岸の埋立地・低地帯で、地盤が液状化して住宅が傾斜・沈下する被害が広範囲に及びました。

浦安市では市街地の約8割が液状化し、上下水道・ガス管の破損で長期間インフラが復旧しませんでした。

防災士として液状化ハザードマップの読み方・液状化が発生した場合の避難行動・地震後の地盤沈下リスクを住民に継続的に伝えることが重要な役割です。

九十九里浜・房総半島の津波リスク

九十九里浜(一宮町・白子町・長生村・長柄町・山武市・横芝光町等)は太平洋に広く開いた遠浅の海岸線です。

南海トラフ巨大地震・相模トラフ地震・千葉県東方沖地震が発生した場合、九十九里浜には大規模な津波が押し寄せる可能性があります。

また房総半島南端(館山市・南房総市・鴨川市)は東京湾口に位置しており、相模トラフ地震発生時に比較的短い津波到達時間が想定されています。

防災士として津波ハザードマップの読み方・津波到達予想時間・高台や津波避難ビルへの避難経路を住民・観光客に継続的に周知することが重要です。

東京湾岸の高潮・台風リスク

千葉市・船橋市・市川市・浦安市・木更津市・袖ケ浦市など東京湾岸に面した市では、大型台風が東京湾を縦断した場合に高潮が発生するリスクがあります。

東京湾は湾口から奥に向かって水深が浅くなっており、台風の進路によっては高潮が湾奥に集中します。

防災士として高潮ハザードマップの確認・台風接近前の早期避難・大潮・台風の重なりという高潮リスクの高まりを住民に周知することが重要です。

房総山地・清澄山系の土砂災害リスク

鴨川市・いすみ市・大多喜町・鋸南町など房総山地・清澄山系の急傾斜地が広がるエリアでは、大雨時に土砂崩れ・土石流が発生するリスクがあります。

2019年台風15号では房総半島の山間部で多数の土砂崩れが発生し、孤立集落が生じました。

防災士として土砂災害警戒情報発令時の早期自主避難・崖地近くに居住する住民への継続的な啓発活動が必要です。

首都直下型地震のリスク

千葉県は首都直下型地震の影響を強く受ける地域のひとつです。

千葉県東方沖を震源とする地震活動は活発で、スロースリップ現象が定期的に観測されています。

首都直下型地震が発生した場合、市川市・船橋市・浦安市など東京に隣接する県西部では震度6強以上の揺れが想定されており、木造密集市街地での建物倒壊・火災延焼リスクが高いエリアも含まれます。

防災士として地震発生直後の行動(シェイクアウト・火の始末・出口確保)・建物倒壊時の自力脱出・近隣住民の救出方法を地域住民に継続的に周知することが重要です。

よくある疑問:Q&A

Q. 千葉科学大学の防災士養成講座はいつ申し込めますか?

令和7年度の申込締切は令和7年8月27日(火)でした。

令和8年度も同程度の時期(夏頃)の募集が見込まれます。

千葉科学大学(銚子市)の公式Webサイトを定期的に確認し、募集が始まり次第速やかに申し込んでください。

定員(先着80名)に達し次第、締め切り日前に終了する場合があります。

Q. 浦安市・習志野市など液状化を経験した地域の住民が防災士を取得するメリットは?

東日本大震災で液状化を経験した東京湾岸の住民にとって、防災士の資格は液状化・地盤沈下・インフラ断絶に関する知識を体系的に深める機会です。

次の首都直下型地震に備え、液状化ハザードマップの読み方・液状化が発生した場合の生活継続計画・避難行動を住民に伝えられる防災士の存在が地域の防災力向上に大きく貢献します。

Q. 館山市・南房総市など台風15号の被害が大きかった地域の住民が防災士を取得するメリットは?

2019年台風15号で長期停電・住宅被害・土砂災害を経験した房総半島南部の住民にとって、防災士の資格は実体験に裏打ちされた防災知識をさらに体系化できる機会です。

長期停電時の熱中症・冷蔵食品の管理・情報収集手段の確保など、台風被害の現場で役立つ知識を地域住民に継続的に伝えられる防災士の育成が急務です。

Q. 防災士の試験の難易度はどの程度ですか?

防災士試験は50問・三択形式で、正答率60%以上(30問以上正解)で合格です。

合格率は全国平均で約80〜90%と高水準です。

研修の1〜2日間をしっかり受講し、防災士教本で学習すれば十分合格できる難易度です。

不合格でも追試験の機会があるため、過度に心配する必要はありません。

Q. 防災士の資格は更新が必要ですか?

防災士は更新不要の終身資格です。

一度取得すれば更新手続き・更新費用は一切かかりません。

千葉県防災士会(chiba-bousaishikai.jp)への入会を通じて、県内防災士のネットワークに参加できます。

千葉県・各市町村が主催するフォローアップ研修・防災訓練・自主防災組織の活動への継続参加を通じてスキルを磨き続けることを推奨します。

自分の自治体の助成制度を確認する3つの方法

お住まいの自治体が上記の一覧に含まれていない場合でも、諦めないでください。

方法①:千葉県防災士会の公式サイトで確認する

千葉県防災士会(chiba-bousaishikai.jp)の公式サイトには、千葉県内で助成制度の実績がある市町村の一覧が掲載されています。

掲載されている自治体であっても現在も実施しているかは各自治体窓口に確認する必要があることが同会のサイトに明記されています。

まず一覧でお住まいの自治体が含まれているか確認することを推奨します。

方法②:自治体の公式Webサイトで検索する

お住まいの市町村の公式Webサイトの検索機能で、以下のキーワードを入力して検索します。

  • 防災士 助成
  • 防災士 補助金
  • 防災士 育成
  • 防災士養成

防災担当課(危機管理課・防災安全課・防災対策課等)のページを確認しましょう。

方法③:NPO法人日本防災士機構の公式サイトで確認する

NPO法人日本防災士機構(bousaisi.jp)の公式サイトには助成制度自治体一覧ページが設けられており、定期的に更新されています。

URLは bousaisi.jp/license/municipality/subsidy/ です。

本記事・千葉県防災士会の情報と合わせて、こちらのページも必ず確認することを推奨します。

助成制度を最大限に活用して防災士になろう

防災士の資格取得費用は一般的に約60,000〜70,000円と決して安い金額ではありません。

しかし千葉県在住者には千葉科学大学の養成講座(35,000円・全込み)という割安な選択肢があります。

勝浦市(上限61,900円)・船橋市・流山市・我孫子市・館山市・銚子市・山武市・南房総市・長生村・横芝光町など多くの市町村の助成制度を組み合わせることで、自己負担を大幅に抑えることが可能です。

まず今日中にできる行動がひとつあります。

千葉県防災士会の公式サイトでお住まいの市町村が助成実績一覧に含まれているか確認するか、市町村の防災担当窓口に1本電話をするだけです。

2019年台風15号の長期停電の記憶・東日本大震災の液状化被害・九十九里浜・房総半島の津波リスク・首都直下型地震という多様な自然災害を抱える千葉県で、地域住民を守る防災士として活躍できる人材が一人でも多く増えることが求められています。

助成制度を賢く活用して、2026年度に防災士資格取得の第一歩を踏み出してみてください。

Image by Pixabay,Unsplash,Freepik,写真AC

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この記事を書いた人

北海道札幌市在住の防災・サバイバル情報発信者です。2018年の北海道胆振東部地震を機に「誰でも今日から始められる防災」をモットーに活動を開始し、実際に試した防災グッズのレビューや家族構成別の備え方をわかりやすくお伝えしています。実践的で信頼できる情報を提供できるよう、がんばっています!

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