台風の定義とは?気象庁の基準と熱帯低気圧との違いについて説明

台風の定義とは?気象庁の基準と熱帯低気圧との違いについて説明します

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台風の定義とは?気象庁の基準・熱帯低気圧との違い・強さの分類を徹底解説

【この記事の要約】
台風の定義は気象庁によって明確に定められています。北西太平洋または南シナ海に発生した熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)が17.2m/s(34ノット・風力8)以上のものを台風と呼びます。17.2m/s未満のものは熱帯低気圧と呼ばれ、台風とは区別されます。台風は熱帯・亜熱帯の温暖な海面からの水蒸気をエネルギー源とする暖気核型の低気圧であり、中緯度の温度差をエネルギー源とする温帯低気圧とは根本的に異なる気象現象です。気象庁は台風の強さを最大風速によって台風・強い台風・非常に強い台風・猛烈な台風の4段階に分類します。大きさは暴風域の半径によって大型・超大型に分類されます。台風・ハリケーン・サイクロンは同じ熱帯低気圧の仲間であり、発生する海域によって呼び名が異なるだけです。日本では年間平均約25〜30個の台風が発生し、そのうち約11〜12個が日本に接近・約3個が上陸します。台風の発生には海面水温26〜27℃以上・コリオリ力が働く緯度5度以上・弱い鉛直風シアなどの条件が必要です。本記事では台風の正式な定義・気象庁の分類基準・熱帯低気圧・温帯低気圧との違い・ハリケーン・サイクロンとの関係・台風の発生条件・統計まで詳しく解説します。

ニュースで台風という言葉が使われるとき、その正確な定義を意識する機会は少ないかもしれません。

しかし台風には気象庁が定める明確な定義があります。熱帯低気圧とどう違うのか、温帯低気圧とはどう違うのか。

定義を正確に理解することで、天気予報・気象情報をより正確に読み取れるようになります。

この記事では台風の定義を気象学的な観点から詳しく解説します。

【この記事の信頼性について】
本記事は気象庁の公式情報・世界気象機関(WMO)の定義・日本気象学会の学術情報をもとに作成しています。気象用語の定義・分類基準は気象庁の公式用語集および気象業務法に準拠しています。台風の統計データは気象庁の公式統計を参照しています。

目次

台風の定義:気象庁の公式基準

台風の定義は気象庁によって以下のように定められています。

【気象庁による台風の定義】
北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17.2m/s(34ノット)以上のもの。

この定義のポイントは3つあります。

  • 発生・存在する海域:北西太平洋または南シナ海に限定される。他の海域の同じ現象はハリケーン・サイクロンと呼ばれる
  • 最大風速の基準:10分間平均の最大風速が17.2m/s以上であること。これ未満は熱帯低気圧と呼ばれ台風とは区別される
  • 熱帯低気圧であること:熱帯・亜熱帯の海上で発生した低気圧であること。温帯低気圧は台風の定義には含まれない

17.2m/sという基準の意味

17.2m/sという最大風速の基準はノット(海里/時)の単位に由来します。34ノット(約17.2m/s)はビューフォートスケール(風力階級)の風力8に相当します。

風力8は船舶の運航に支障をきたす暴風として国際的に認識されている基準です。この基準は世界気象機関(WMO)の国際基準とも整合しています。

日本の気象庁だけでなく、北西太平洋の台風を監視する各国気象機関が共通の基準として使用しています。

10分間平均風速という測定方法

気象庁が台風の強さを定義する際に使う10分間平均風速は・10分間の風速の平均値です。これは世界気象機関(WMO)が定める国際標準の測定方法です。

アメリカの場合は1分間平均風速を使用するため、同じ台風でも数値が異なります。1分間平均風速は10分間平均風速より約1.1〜1.2倍大きな値になります。

日本とアメリカの台風情報を比較する際はこの測定方法の違いに注意が必要です。

台風と熱帯低気圧の違い

台風と熱帯低気圧の違いは最大風速だけです。最大風速17.2m/s(34ノット)以上であれば台風・それ未満であれば熱帯低気圧と呼ばれます。

熱帯低気圧が発達して台風になることも・台風が衰退して熱帯低気圧に戻ることもあります。

名称 最大風速(10分間平均) 備考
熱帯低気圧 17.2m/s(34ノット)未満 台風に発達する可能性がある段階
台風 17.2m/s(34ノット)以上 北西太平洋・南シナ海に存在するもの

気象庁は熱帯低気圧が台風に発達した瞬間・または台風が熱帯低気圧に弱まった瞬間を公式に発表します。

ニュースで台風が熱帯低気圧に変わりましたという表現が使われるのはこの定義の変化を示しています。

熱帯低気圧になっても大雨・強風をもたらすことがあるため、過信は禁物です。

こうなると傘は使えません。レインコートを着用しましょう。

台風と温帯低気圧の違い

台風と温帯低気圧は全く異なる種類の気象現象です。混同されることがありますが、エネルギー源・構造・特徴が根本的に異なります。

比較項目 台風(熱帯低気圧) 温帯低気圧
エネルギー源 海面からの水蒸気・潜熱(凝結熱) 南北の気温差(温度傾度エネルギー)
核の温度 暖気核(中心が周囲より高温) 寒冷核・または混在
前線の有無 前線を伴わない 温暖前線・寒冷前線を伴う
構造の対称性 ほぼ対称的(目・アイウォール・スパイラルバンド) 非対称(前線に沿って雨雲が偏在)
最強風速の位置 中心付近(アイウォール) 前線付近・低気圧中心から離れた場所
発生場所 熱帯・亜熱帯の温暖な海上 中緯度(温帯)
発生時期 主に夏〜秋(北半球) 年間を通じて発生・特に冬季に活発

北海道は基本的に温帯低気圧になってしまいます。台風が上陸することは極めて稀です。

台風の温帯低気圧化とは

台風が北上して中緯度に入ると、上空の偏西風・寒気と相互作用して温帯低気圧に変質することがあります。

これを台風の温帯低気圧化といいます。温帯低気圧化した後も暖湿な空気を含んでいるため、強風・大雨・高波を継続してもたらすことがあります。

温帯低気圧化した気象現象に対しても気象庁は引き続き警報・注意報を発令します。台風が温帯低気圧に変わったという情報が出ても油断してはいけません。

台風・ハリケーン・サイクロンの定義の違い

台風・ハリケーン・サイクロンは気象学的には同じ熱帯低気圧の仲間です。発生・存在する海域によって呼び名が変わります。

呼び名 発生・存在する海域 強さの定義基準 管轄機関
台風(Typhoon) 北西太平洋・南シナ海 最大風速(10分間平均)17.2m/s以上 気象庁・WMO
ハリケーン(Hurricane) 北大西洋・カリブ海・北東太平洋 最大風速(1分間平均)33m/s以上 NOAA・NHC・WMO
サイクロン(Cyclone) インド洋・南太平洋 最大風速(10分間平均)17.2m/s以上(地域による) 各地域気象機関

台風とハリケーンで最大風速の測定方法(10分間平均 vs 1分間平均)が異なる点に注意が必要です。

1分間平均は10分間平均より数値が高くなるため・単純な数値比較はできません。

気象庁による台風の強さの分類

気象庁は台風の強さを最大風速によって4段階に分類しています。

強さの区分 最大風速(10分間平均) 特徴
(区分なし)台風 17.2m/s(34ノット)以上〜33m/s未満 台風の最低基準。暴風域なし・暴風警報レベル未満
強い台風 33m/s(64ノット)以上〜44m/s未満 暴風域が形成され始める強さ。建物・農作物への被害が発生しやすい
非常に強い台風 44m/s(85ノット)以上〜54m/s未満 広範囲に暴風域が広がる。木造建物の倒壊・大規模停電のリスク
猛烈な台風 54m/s(105ノット)以上 最も強い区分。鉄骨建物への影響・広域インフラ被害のリスクがある

54m/sという猛烈な台風の基準は最大瞬間風速に換算すると70〜80m/sを超えることがあります。

これは鉄筋コンクリートの建物や電柱・送電線にも影響を与えるレベルです。

気象庁による台風の大きさの分類

気象庁は台風の強さとは別に、台風の大きさも分類しています。大きさの基準は暴風域(最大風速25m/s以上の風が吹いているまたは吹く恐れがある範囲)の半径です。

大きさの区分 暴風域の半径
(区分なし) 500km未満
大型(大きい) 500km以上〜800km未満
超大型(非常に大きい) 800km以上

2013年以前は中型・小型という区分も存在しましたが、現在は廃止されています。大型・超大型という表現は現在も使われています。

超大型の台風は日本列島全体を暴風域に収めるほどの大きさになることがあります。

強さと大きさは独立した指標

台風の強さ(最大風速)と大きさ(暴風域の半径)は独立した指標です。猛烈な台風でも暴風域が狭い小規模な台風が存在します。

逆に最大風速は強くなくても暴風域が広い大型の台風も存在します。防災上は強さと大きさの両方の情報を確認することが重要です。

暴風域が広い台風は影響を受ける地域が広く・被害が広域にわたります。

台風に関連する気象用語の定義

台風の定義を正確に理解するためには、関連する気象用語も知っておくことが重要です。

暴風域

暴風域とは最大風速25m/s以上の強風が吹いているまたは吹く恐れがある範囲のことです。

気象庁の台風情報では暴風域の半径が円または楕円で示されます。暴風域内では人が風で飛ばされる・木造建物が損壊するリスクがあります。

強風域

強風域とは最大風速15m/s以上の風が吹いているまたは吹く恐れがある範囲です。

暴風域より広い範囲をカバーします。強風域でも高波・強雨・交通機関への影響が発生します。

台風の中心気圧

台風の中心気圧とは台風の目(中心)の気圧(hPa)です。中心気圧が低いほど台風が発達していることを示します。

通常の大気圧は約1013hPaです。猛烈な台風の中心気圧は900hPaを下回ることがあります。

史上最低の台風中心気圧は1979年の台風20号(タイフーン・ティップ)が記録した870hPaです。

台風の目

台風の目とは台風の中心にある晴れた領域のことです。発達した台風では直径10〜100km程度の目が形成されます。

目の中は下降気流が発生しており・風が弱く晴れています。目の通過中に外に出ることは非常に危険です。

目が通過した後に再び最も激しい風雨が来ます。

台風の進路予報円

気象庁が発表する進路予報円は台風の中心が入る確率70%の範囲を円で示したものです。予報円は将来になるほど大きくなります(不確実性が増大するため)。

予報円はあくまでも中心の位置の不確実性を示すものです。台風の暴風域・大雨域は予報円より広い範囲に影響します。

台風の発生条件とは?定義に関連する気象学的背景

台風が定義通りの強さに発達するためには複数の気象条件が必要です。

海面水温の条件

台風が発生・発達するためには海面水温が26〜27℃以上であることが必要です。

海面水温が高い海域では大量の水蒸気が蒸発し・台風のエネルギー源になります。

北西太平洋の夏から秋は海面水温が高くなるため・台風の発生に適した環境になります。

コリオリ力の条件

コリオリ力とは地球の自転によって生じる見かけ上の力です。

北半球では運動の方向の右向きに働きます。

このコリオリ力が気流を回転させて低気圧の渦構造を形成させます。

赤道上ではコリオリ力が働かないため台風は発生しません。

緯度5〜20度の海域が台風の主要な発生域となっています。

鉛直風シアの条件

鉛直風シアとは高度によって風の速さ・方向が変化する度合いです。

鉛直風シアが強い環境では台風の積乱雲の柱が傾いて構造が壊れます。

台風が定義通りの強さに発達・維持するためには鉛直風シアが弱い環境が必要です。

台風の発生数・接近数・上陸数の統計

気象庁の統計データから台風の定義に基づいた発生・接近・上陸の実態を把握できます。

年間の台風発生数

北西太平洋・南シナ海での年間台風発生数は平均約25〜30個です。台風委員会の統計によると北西太平洋は世界で最も多くの熱帯低気圧・台風が発生する海域です。

発生数は年によってばらつきがあります。エルニーニョ現象が発生した年は台風の発生数が減少する傾向があります。

ラニーニャ現象が発生した年は発生数が増加する傾向があります。

なお、2026年は初夏から夏にかけて「エルニーニョ現象」が発生する確率が60%〜90%と高く、一部の予測では過去10年間で最大規模の「スーパーエルニーニョ」に発展する可能性も指摘されています。

つまり、台風は減少するのではないかと個人的に予想しております。

日本への接近数・上陸数

区分 年間平均 定義
発生数 約25〜30個 北西太平洋・南シナ海での台風発生総数
日本への接近数 約11〜12個 日本のいずれかの地点から300km以内に入ったもの
日本への上陸数 約3個 台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達したもの

接近の定義は台風の中心が日本の海岸線から300km以内に入ることです。上陸の定義は台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達することです。

沖縄・南西諸島は上陸の定義には含まれないため、沖縄に台風が上陸しても統計上の上陸にカウントされません。

台風の発生が多い時期

発生の傾向 日本への影響
1〜5月 発生は少ない 日本への接近・上陸はほとんどない
6〜7月 発生が増え始める 沖縄・南西諸島への接近が増える
8〜9月 最も発生が多い(ピーク) 日本列島への接近・上陸が最も多い時期
10〜11月 発生は減るが大型化しやすい 遅い台風シーズンに大型台風が来ることがある
12月 発生はまれ 日本への影響はほとんどない

台風の定義に関する国際的な比較

台風の定義は国際機関・各国によって若干異なる場合があります。

WMOの国際定義

世界気象機関(WMO)は熱帯低気圧の強さを以下のように区分しています。

WMO区分 最大風速(10分間平均)
熱帯擾乱(Tropical Disturbance) 組織的な循環はあるが最大風速基準に達しない
熱帯低気圧(Tropical Depression) 17.2m/s(34ノット)未満
熱帯暴風雨(Tropical Storm) 17.2m/s(34ノット)以上〜24.5m/s(48ノット)未満
強い熱帯暴風雨(Severe Tropical Storm) 24.5m/s(48ノット)以上〜32.7m/s(64ノット)未満
台風・ハリケーン・サイクロン(Typhoon/Hurricane/Cyclone) 32.7m/s(64ノット)以上

WMOの台風区分は最大風速32.7m/s(64ノット)以上を台風・ハリケーン・サイクロンとしています。

日本の気象庁の定義(17.2m/s以上)とは異なります。これは日本の気象庁が独自の基準を設けているためです。

気象庁の定義では17.2m/sから台風と呼ぶため・WMO基準での熱帯暴風雨段階でも日本では台風と呼びます。

アメリカのNOAAによる定義

アメリカのNOAA・NHCは1分間平均風速を基準として以下のように区分しています。

NOAA区分 最大風速(1分間平均)
熱帯低気圧(Tropical Depression) 17m/s(34ノット)未満
熱帯暴風雨(Tropical Storm) 17〜32m/s(34〜63ノット)
ハリケーン(Hurricane)カテゴリ1 33〜42m/s(64〜82ノット)
ハリケーン カテゴリ2 43〜49m/s(83〜95ノット)
ハリケーン カテゴリ3(メジャーハリケーン) 50〜58m/s(96〜112ノット)
ハリケーン カテゴリ4 59〜70m/s(113〜136ノット)
ハリケーン カテゴリ5 70m/s超(137ノット超)

台風の定義と防災の関係

台風の定義は単なる学術的な区分ではありません。気象庁の警報・注意報・特別警報の発令基準とも密接に関連しています。

台風に関連する気象警報・注意報

気象庁は台風の接近・上陸に伴って以下の警報・注意報を発令します。

  • 暴風警報:最大風速が25m/s以上(または最大瞬間風速35m/s以上)になると予想されるとき
  • 暴風雪警報:暴風警報の条件かつ雪を伴うとき
  • 高潮警報:台風・低気圧による高潮が危険レベルに達すると予想されるとき
  • 大雨警報:大雨によって土砂災害・洪水・浸水が危険レベルに達すると予想されるとき
  • 波浪警報:海上の波が危険レベルに達すると予想されるとき
  • 特別警報:台風の強度・降雨量が数十年に一度レベルの極めて危険な状況のとき

台風情報を防災に活かす方法

台風の定義・強さの分類を理解した上で以下の行動を取ることが防災の基本です。

  • 気象庁の台風情報で中心気圧・最大風速・暴風域・進路予報円を確認する
  • 猛烈な台風・非常に強い台風には通常より早い段階で準備・避難を行う
  • 大型・超大型の台風は影響範囲が広いため、予報円から離れた地域でも警戒する
  • 台風が熱帯低気圧に変わっても大雨・浸水・土砂崩れリスクは継続することを認識する
  • 温帯低気圧化後も強風・高波のリスクが継続することを理解しておく

台風の定義変化に伴う情報の読み方

気象庁が台風から熱帯低気圧に変わったと発表した場合、台風ではなくなったという意味です。

しかし大雨・強風の危険が解消されたわけではありません。

気象庁は台風でない場合でも大雨警報・暴風警報などの各種警報を継続して発令します。

台風の定義上の変化と、実際の気象リスクは別々に評価することが重要です。

常に気象庁の最新情報・自治体の避難情報を優先して行動判断の基準にしてください。

台風の定義に関するよくある誤解

誤解①:台風は季節限定の現象

台風は7〜10月に多いですが、年間を通じて発生します。1月〜3月にも台風が発生することがあります。

ただし日本に影響を与える台風の大多数は7〜10月に発生・接近するものです。

誤解②:台風の目の中は安全

台風の目の中は一時的に風が弱まり晴れます。しかし目の通過後には再び激しい風雨が来ます。

目の通過中に屋外に出ることは非常に危険な行動です。

誤解③:台風が温帯低気圧に変われば安全

前述の通り、温帯低気圧化後も強風・大雨・高波は継続します。温帯低気圧化によって台風の強さの定義基準から外れただけです。

気象庁の警報・注意報・避難情報に従って行動することが最も重要です。

誤解④:中心気圧が低いほど被害が大きい

中心気圧は台風の強さを示す一つの指標ですが、被害の大きさは進路・移動速度・台風の大きさ・上陸地点の地形など多くの要因が複合的に影響します。

中心気圧だけで被害規模を判断することはできません。

1959年の伊勢湾台風は中心気圧929hPaで上陸しましたが・高潮被害により5,000人以上が犠牲になりました。

地形・高潮のリスク・避難行動の速さが被害規模を左右します。

台風の定義の歴史的変遷

台風の定義は時代とともに変化してきました。

戦前の台風の扱い

戦前の日本では台風という用語の使用は現在ほど厳密ではありませんでした。

暴風雨・颱風(たいふう)という表現が混在して使われていました。

颱風という漢字は現在では使われず・台風という表記が定着しています。

戦後の気象業務の整備

戦後の気象業務法の整備とともに台風の定義が明確化されました。

1950年代以降、気象庁による台風の番号付け・定義の運用が始まりました。

WMOとの国際的な基準の調整も進み、現在の定義が確立されました。

台風の強さ・大きさ分類の変遷

台風の強さの区分表現は過去に何度か変更されています。

2000年以前は強い・非常に強い・猛烈な・超大型などの表現の定義が現在と異なっていました。

2013年にはそれまであった中型・小型という大きさの区分が廃止されました。

大型・超大型という区分は現在も継続して使用されています。

まとめ

台風の定義を正確に理解することは気象情報を正しく読み取り・適切な防災行動を取るための基礎知識です。

台風シーズン(主に7〜10月)が始まる前に本記事の内容を確認して、気象庁の台風情報の読み方を身につけておくことをおすすめします。

正しい知識と早めの備えが台風から命と財産を守ることにつながります。

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この記事を書いた人

北海道札幌市在住の防災・サバイバル情報発信者です。2018年の北海道胆振東部地震を機に「誰でも今日から始められる防災」をモットーに活動を開始し、実際に試した防災グッズのレビューや家族構成別の備え方をわかりやすくお伝えしています。実践的で信頼できる情報を提供できるよう、がんばっています!

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