乳児向け防災グッズ完全ガイド【2026年最新版】0歳〜1歳の赤ちゃんに必要な備えを徹底解説

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「赤ちゃんがいるのに、防災グッズをまだ揃えていない…」そんな不安を抱えたまま、日々の育児に追われている方は多いはずです。

しかし、乳児(0歳〜1歳)がいる家庭こそ、防災準備が最も重要です。乳児は自分の意思を言葉で伝えられません。

自力で動くことも、食料を調達することも、体温を調節することも、すべて保護者に委ねられています。

2024年1月の能登半島地震では、乳児を抱えた家庭が液体ミルク・おむつ・哺乳瓶の確保に大きく苦労したことが報告されました。

2018年の北海道胆振東部地震によるブラックアウトでは、粉ミルクを溶かすためのお湯が作れず困惑した親が続出しました。

この記事では、二人の子どもを育てながら防災備蓄を実践してきた経験と、アウトドア・登山で培った野外生活の知識をもとに、乳児向け防災グッズを徹底的に解説します。

0歳〜1歳の赤ちゃんがいる家庭が今すぐ実践できる、リアルで具体的な内容をお届けします。

目次

乳児のいる家庭の防災が「最難関」といわれる理由

乳児を抱えた家庭の防災準備が難しい理由は、主に4つあります。これを理解することで、何を優先すべきかが見えてきます。

理由①:食事が完全に特殊

母乳・ミルク・離乳食という乳児特有の食事形態は、大人の非常食とまったく異なります。特に完全ミルク育ちの赤ちゃんは、ミルクが途絶えると命の危険が生じます。

粉ミルクは熱湯での調乳が必要なため、停電・断水時に対応できない状況が発生します。液体ミルクはこのリスクを回避できますが、日常的に使い慣れていないと非常時に戸惑う原因にもなります。

理由②:排泄ケアが24時間必要

乳児は1日に10回前後おむつを替える必要があります。7日分のおむつだけでも70枚前後が必要です。断水時はおしりふきも大量に消費するため、備蓄量は想像以上に多くなります。

理由③:体温調節が自力でできない

乳児の体温調節機能は未発達です。暑い・寒いという感覚があっても、自分では衣類の調整ができません。冬季の停電・夏季の暑熱環境での避難は、乳児にとって命に関わるリスクになります。

理由④:保護者の心身の余裕がなくなりやすい

乳児を抱えた状態での避難は、保護者にとっても極めて過酷な状況です。赤ちゃんのお世話をしながら荷物を持ち、暗闇の中を逃げることは身体的・精神的に大きな負担です。

「備えを万全にしておくこと」が、保護者が冷静に動けるための最大のサポートになります。

乳児向け防災グッズの基本的な考え方

乳児向けの防災グッズを揃える前に、準備の基本方針を確認しましょう。

  • 月齢に合わせて準備する:0〜3か月・4〜6か月・7〜9か月・10〜12か月では必要なものが異なる。特に食事内容の変化(完全乳児→離乳食開始)に合わせて備蓄を更新する。
  • 72時間分 + 7日分を目安にする:非常用持ち出し袋には72時間(3日分)、自宅備蓄には1週間分を揃えることが基本。乳児の場合は特に消耗が早いため、多めの備蓄を心がける。
  • 日常から使い慣れるローリングストック:液体ミルク・おむつ・ベビーフードは日常的に使いながら補充する「ローリングストック法」が最も実践的で無駄がない。
  • 保護者が一人でも動ける体制を整える:避難時に夫婦が別行動になる可能性を考慮し、母親・父親どちらか一人でも乳児を安全に避難させられる準備をする。

【カテゴリ①】授乳・ミルクグッズ

乳児の命に直結する最重要カテゴリです。授乳スタイル(母乳・ミルク・混合)によって必要なものが異なります。すべての家庭で共通して備えておくべき最優先グッズです。

液体ミルク(完全ミルク・混合育ちの家庭に必須)

  • 明治 ほほえみ らくらくキューブ 液体ミルク(200ml):常温保存・開けてすぐ飲める日本製液体ミルクの定番品。哺乳瓶に移し替えるだけで与えられる。賞味期限は製造から1年程度。
  • 雪印メグミルク ぴゅあ 液体ミルク(125ml):小容量タイプで持ち出し袋に複数本入れやすい。非常用に6〜9本をストック。授乳1回分にちょうどよいサイズ感。
  • グリコ アイクレオ 赤ちゃんミルク 液体ミルク(125ml):日本初の乳児液体ミルク。常温保存で電子レンジ・哺乳瓶消毒不要。震災備蓄用として多くの自治体でも推奨されている。
  • 森永乳業 はぐくみ 液体ミルク(200ml):DHA配合の高品質液体ミルク。開けてそのまま哺乳瓶に移して与えられる。国内製造で品質管理が徹底されている。

液体ミルクは日常的に使い慣れておくことが重要です。普段から月に数回使うことで、赤ちゃんが液体ミルクを嫌がらずに飲める体制を整えておきましょう。

粉ミルク関連グッズ

  • 明治 ほほえみ 大缶(820g):国内ミルク市場シェアトップの粉ミルク。備蓄用として未開封缶を1〜2缶常備しておく。賞味期限は2〜3年程度。
  • 森永乳業 はぐくみ エコらく パック(詰め替え用):エコらくパックタイプで携帯性が高い。非常袋への収納がしやすいコンパクトなサイズ感。
  • 和光堂 はいはい 缶(810g):鉄分・カルシウム強化タイプの粉ミルク。コスパが良くまとめ買いしやすい。
  • 粉ミルク専用スティック(携帯タイプ・個包装):計量不要で1回分をそのまま溶かせる。暗闇・パニック状態でも計量ミスがなく、非常時に非常に便利。
  • 哺乳瓶(耐熱ガラス製・広口タイプ・予備2本):液体ミルク用・粉ミルク用として非常袋に予備を1〜2本入れておく。耐熱ガラス製は煮沸消毒・薬液消毒どちらにも対応。
  • 哺乳瓶乳首(サイズ別・予備複数セット):乳首は月齢に合ったサイズを予備で準備する。劣化・紛失に備えて2〜3セット。
  • 哺乳瓶消毒ケース(電子レンジ対応):電子レンジで手軽に消毒できるケース。断水時は薬液消毒に切り替えられるよう消毒液もセットで備蓄する。
  • Milton(ミルトン)哺乳瓶消毒液・錠剤タイプ:水に錠剤を溶かすだけで消毒液になる。電気・ガス不要で断水時でも哺乳瓶消毒が可能。
  • サーモス 水筒(500ml・保温保冷対応):粉ミルクの調乳に必要な80℃以上のお湯を保温して持ち歩くための水筒。カセットコンロでお湯を沸かして保温しておく。
  • カセットコンロ(イワタニ カセットフー):ガス停止・停電時の調乳用お湯を沸かすための必需品。カセットボンベを12本以上備蓄する。

母乳育ちの家庭に必要なグッズ

  • 電動搾乳器(メデラ スウィングマキシ):避難所・車中泊でも使える携帯対応の電動搾乳器。乳腺炎予防のためにも搾乳手段を確保しておく。ポータブル電源との組み合わせで使用可能。
  • 手動搾乳器(ピジョン さく乳器 手動タイプ):電気不要で使える手動搾乳器。停電時のバックアップとして1台備えておく。
  • 母乳パッド(使い捨て・大容量パック):避難生活中も授乳は続く。母乳パッドの大量備蓄は衛生管理の基本。
  • 授乳ケープ(360度タイプ・軽量・コンパクト収納):避難所での授乳プライバシーを確保するために必須。折りたたみコンパクトで非常袋に入れやすい360度覆えるタイプを選ぶ。
  • 液体ミルク(バックアップ用):母乳が出なくなった場合・保護者と離れた場合に備え、完全母乳育ちでも液体ミルクを備蓄しておくことを強くおすすめする。

【カテゴリ②】おむつ・排泄ケアグッズ

おむつは乳児の生活において最も消耗が激しいアイテムです。「足りなかった」という後悔をしないよう、多めの備蓄を心がけましょう。

  • パンパース はじめての肌へのいちばん テープ(各サイズ Sサイズ・Mサイズ):肌への優しさでトップクラスの評価を持つ新生児〜乳児向けおむつ。3日分(30〜45枚)を非常袋用に、7日分(70〜90枚)を自宅備蓄用に準備する。
  • ムーニー テープ(各サイズ・大容量パック):コストパフォーマンスが高い国産おむつ。ローリングストックに最も向いている定番品。普段使いのブランドをそのまま多めにストックするのが最善。
  • メリーズ テープ(各サイズ):花王ブランドの高品質おむつ。通気性・吸収力が高くかぶれにくい。敏感肌の赤ちゃんにも向いている。
  • グーン テープ(各サイズ):コスパが良く大容量パックが充実している。まとめ買い備蓄に向いているブランド。
  • おむつサイズ移行期の備えを忘れずに:現在のサイズに加えて、1サイズ上も1パック備蓄しておく。3か月でサイズアウトする可能性があるため、定期的に見直す。
  • おしりふき(無香料・無添加・厚手・60〜70枚入り × 10個セット):断水時の体拭き・手拭き・食器拭きにも使用する。乳児だけで1週間に1パック以上消費するため、多めに備蓄する。
  • パンパース 肌へのいちばん おしりふき(厚手・無香料):肌への負担が少ない無香料・無添加タイプ。敏感肌の乳児に特に適している。
  • 消臭袋(BOS 赤ちゃん用・SSサイズ・200枚入り):使用済みおむつの臭いを完全にシャットアウトする専用袋。避難所での他の方への配慮として必須アイテム。
  • 防臭おむつポーチ(ファスナー付き・臭い漏れ防止):使用済みおむつを一時保管するための密封ポーチ。ゴミ捨て場がない避難環境での臭い対策に役立つ。
  • 折りたたみおむつ替えシート(防水・コンパクト):衛生的なおむつ交換を可能にする防水シート。避難所・屋外避難時でも清潔におむつ替えができる。
  • 携帯トイレ(成人用・大人向け):おむつ替えは乳児のものだが、保護者自身のトイレ対策も必要。乳児を抱えていると長蛇の列に並べないため、保護者分の携帯トイレも必ず用意する。

【カテゴリ③】乳児向け非常食・ベビーフードグッズ

離乳食が始まる5〜6か月頃からは、月齢に合ったベビーフードの備蓄も必要になります。乳児の食事は細かく月齢に合わせて選ぶことが原則です。

5〜6か月頃(離乳食初期)向けベビーフード

  • 和光堂 はじめての離乳食 裏ごしシリーズ(各種・瓶詰め):月齢5〜6か月から対応の最初の離乳食。開けてそのまま与えられる瓶詰めタイプ。常温保存可能。
  • キューピー ベビーフード なめらかピューレ 野菜(各種):裏ごし・ペースト状に仕上げた離乳初期向け野菜ベビーフード。瓶詰め・パウチタイプとも常温保存対応。
  • ピジョン 管理栄養士さんのおいしいレシピ(各種):管理栄養士監修の高品質ベビーフード。月齢別に幅広いラインナップが揃う。

7〜9か月頃(離乳食中期)向けベビーフード

  • 和光堂 栄養マルシェ ベビーランチ(7か月頃〜):主食+副食がセットになったパウチ型ベビーフード。加熱不要・開けてすぐ与えられる。非常時に特に便利。
  • キューピー ベビーフード すこやかキューピー(7か月〜):具材が入った中期向けベビーフード。鶏・野菜・魚の種類が揃い、栄養バランスが取りやすい。
  • 和光堂 BIGサイズのグーグーキッチン(7か月頃〜):大容量パウチで1食の量が増えてくる中期向け。コスパが高くまとめ買いに向いている。
  • 森永乳業 おいしいね!(7か月頃〜 フリーズドライタイプ):お湯を注ぐだけで食べられるフリーズドライタイプのベビーフード。水分が少ないため保存スペースを節約できる。

9〜12か月頃(離乳食後期〜完了期)向けベビーフード

  • キューピー にこにこボーロ(9か月頃〜):手でつかんで食べる練習ができるボーロ。食べる喜びを与えながらカロリー補給もできる。
  • 和光堂 BIGサイズのグーグーキッチン(9か月頃〜):しっかりとした具材感のある後期向けベビーフード。ご飯・うどん・リゾットタイプなど種類が豊富。
  • ピジョン 管理栄養士さんのおいしいレシピ(9〜11か月頃):後期離乳食の栄養バランスを考慮した充実したラインナップ。魚・肉・野菜が取れるセットタイプが便利。
  • アサヒグループ食品 和光堂 赤ちゃんのおやつ(各種):乳幼児向けのビスケット・せんべい。避難生活での精神的安定・補食として役立つ。口どけが良く食べやすい。

備蓄量の目安

乳児向けベビーフードの備蓄量は以下を目安にしましょう。

  • 1食3回 × 3日分 = 9食(非常袋用)
  • 1食3回 × 7日分 = 21食(自宅備蓄用)
  • 主食・たんぱく質・野菜のバランスを考えて種類を分散させる

【カテゴリ④】抱っこ・移動補助グッズ

避難時に乳児を安全に運ぶためのグッズは、保護者が両手を使えるかどうかに直結します。荷物を持ちながら乳児を抱えて逃げるためには、抱っこグッズが不可欠です。

  • エルゴベビー オムニ360(抱っこひも):新生児〜体重20kgまで長期間使用できる高品質抱っこひも。装着が比較的簡単で、パパ・ママどちらでも使いやすい設計。腰・肩への負担が少なく長距離避難に向いている。
  • ベビービョルン ベビーキャリア ハーモニー:新生児から使えるやわらかい素材の抱っこひも。取り外しが簡単でパニック状態でも素早く装着できる点が非常時に有利。
  • コニー 抱っこひも(スリングタイプ):超軽量・超コンパクトな布製抱っこひも。非常袋のサブとして常に入れておける小ささが最大の強み。
  • napnap(ナップナップ)ベーシック:日本製・コスパが高い定番抱っこひも。新生児〜使用可能で装着が比較的簡単。
  • おんぶひも(昔ながらの日本式 ポグネー NONOなど):両手が完全に自由になるおんぶスタイルは、荷物を持ちながらの避難に最も向いている。腰への負担が少ない現代版おんぶひもを選ぶ。
  • ベビーカー(軽量折りたたみタイプ・B型):避難所・避難場所での移動・荷物運搬に使える軽量タイプ。段差・がれきがある環境では使えないため、必ず抱っこひもとセットで準備する。

【カテゴリ⑤】乳児向け衛生・清潔グッズ

乳児は免疫力が低く、不衛生な環境での感染リスクが大人より高いです。断水時でも清潔を保てるグッズを充実させましょう。

  • ウェットティッシュ(無香料・超厚手・60〜70枚 × 10個):断水時の清拭・体拭き・哺乳瓶の一時清掃・おむつ替えに大量活用する。無香料・ノンアルコールで刺激が少ないタイプを選ぶ。
  • ベビー用 洗浄綿(コットン湿らせタイプ・個包装):顔・目元・デリケートゾーンの清拭に使える清潔な個包装タイプ。断水時のスキンケアに向いている。
  • ベビー用ボディタオル(使い捨て・水なしタイプ):断水時に赤ちゃんの体を拭くための使い捨てタオル。温めて使えるタイプもあり、寒い時期でも安心して使用できる。
  • ドライシャンプー(赤ちゃん対応・低刺激):断水時の頭皮ケアに使用する。赤ちゃん用の低刺激・無香料タイプを選ぶ。
  • ベビー用スキンケアローション(保湿・低刺激):乾燥・かぶれ防止のために必要。断水時は乳児の肌が乾燥しやすくなるため、保湿ケアを継続できる備蓄が重要。
  • 亜鉛華軟膏・ベビーパウダー(かぶれ・あせも対策):長時間おむつを替えられない状況での皮膚トラブル予防。おむつかぶれが悪化すると赤ちゃんが泣き続けるため、予防的なケアが重要。
  • ガーゼハンカチ(大判・複数枚):授乳・清拭・保護など多用途に使える。洗い替えを考慮して10枚以上備蓄する。
  • 使い捨てエプロン(スタイ・よだれかけタイプ):断水時に洗えない状況での離乳食・授乳時に使う。使い捨てタイプなら洗濯の問題がない。
  • 子ども用マスク(乳幼児対応・小さめサイズ):地震の粉塵・避難所での感染予防に使用する。乳児は誤飲リスクがあるため、常時装着は難しいが6か月以上の乳児には粉塵対策として活用できる。

【カテゴリ⑥】乳児向け防寒・温度管理グッズ

乳児は体温調節機能が未発達なため、気温変化への対応が大人より難しいです。季節・地域を問わず、防寒グッズは必須です。

  • アルミエマージェンシーブランケット(赤ちゃんサイズ):体温の90%以上を反射する軽量アルミシート。10g以下で非常袋への収納が容易。避難時に赤ちゃんを包んで体温を維持する。
  • モンベル ダウンハガー 赤ちゃん用スリーピングバッグ:乳児用の高品質ダウン寝袋。コンパクト収納で非常袋に入れられる。冬季避難では特に重要な装備。
  • ベビーアウター(防風・防水・ダウン入り):抱っこひもの上から羽織らせられる赤ちゃん用のアウター。現在のサイズ+1サイズ上を準備しておく。
  • 赤ちゃん用帽子(ニット帽・耳当て付き):頭部の保温が乳児の体温維持に大きく貢献する。季節を問わず1枚備蓄しておく。
  • 赤ちゃん用腹巻き・腹帯:おなかが冷えやすい乳児の体温維持に役立つ。着替えが難しい避難時でも簡単に装着できる。
  • 乳幼児用おくるみ(ガーゼ素材・大判):保温・授乳ケープ・日よけ・防塵・防風など多用途に活躍する。1枚で複数の役割を果たせる優秀な備蓄アイテム。
  • 携帯扇風機・ハンディファン(USB充電式):夏季の暑熱環境での避難時に乳児の体温上昇を防ぐ。モバイルバッテリーとセットで使用する。
  • 保冷剤・冷却シート(熱冷ましシート・首元・脇用):発熱・暑熱時の体温下降に使用する。特に夏季の避難生活で乳児の体温管理に役立つ。

【カテゴリ⑦】乳児向け医療・救急グッズ

避難生活中に乳児が体調を崩しやすくなります。基本的な医療グッズを揃えておきましょう。

  • 非接触型体温計(パナソニック・テルモなど):おでこに近づけるだけで体温が測れる非接触型体温計。泣いている赤ちゃんでも素早く測定できる。
  • テルモ 電子体温計(わきで測るタイプ):確実性の高い脇下測定タイプの電子体温計。非接触型のバックアップとして1本備えておく。
  • 乳幼児用解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン坐薬 アンヒバ):発熱時に対応できる乳児向け解熱剤。かかりつけ医に処方してもらい、予備を非常袋に入れておく。
  • 乳幼児用鼻水吸引器(メルシーポット・ポータブルタイプ):避難所での感染症により鼻水・鼻詰まりが悪化するケースが多い。電源不要の手動タイプも1個備えておく。
  • ベビー用 絆創膏・救急テープ:乳児の薄い肌に対応した低刺激タイプのばんそうこう。肌に優しいタイプを選ぶ。
  • 綿棒(ベビー用・細軸):耳・鼻・おへその清拭に使う。乳児用の細軸タイプを備蓄する。
  • 母子手帳(コピー・デジタル保存):避難先でのかかりつけ医受診・緊急受診時に不可欠。コピーをラミネート加工して非常袋に入れておく。スマートフォンでも撮影して保存する。
  • 乳幼児の保険証・医療証(コピー):避難先での受診時に必要。コピーを防水ポーチに入れておく。
  • パルスオキシメーター(乳幼児対応タイプ):血中酸素濃度を測定する医療機器。乳児の呼吸状態を把握するために役立つ。RSウイルス・肺炎など呼吸器疾患の早期発見に重要。

【カテゴリ⑧】乳児の精神的安定グッズ

激しい揺れ・サイレン・大人たちの混乱を感じ取った乳児は、強いストレスを受けます。泣き続ける赤ちゃんを落ち着かせるためのグッズは、保護者の精神的負担を軽減するためにも重要です。

  • おしゃぶり(月齢対応・予備2〜3個):泣き止ませ・気分安定に効果的。避難時の泣き声は保護者の焦りを増幅させる。予備を複数持っておく。
  • お気に入りのガラガラ・おもちゃ(小さめサイズ):見慣れた色・音・形が乳児を落ち着かせる効果がある。非常袋に1〜2個入れておく。
  • お気に入りのぬいぐるみ(小さめ・清潔なもの):抱き心地の安心感が乳児の泣き止みに効果的。普段から使い慣れているぬいぐるみを非常袋にセットしておく。
  • ホワイトノイズマシン(アプリ・コンパクト機器):ホワイトノイズ(雨音・波音など)が乳児の睡眠を助ける。避難所の騒音環境での乳児の睡眠確保に役立つ。スマートフォンのアプリでも代替可能。
  • モバイルバッテリー(大容量 Anker PowerCore 20000):スマートフォンでの動画・音楽・ホワイトノイズアプリを継続使用するための電源確保に必要。乳児のぐずり対策としてスマートフォンを使用するケースは多い。

乳児向け防災グッズ チェックリスト(完全版)

非常袋・自宅備蓄に揃えるべきアイテムを一覧でまとめます。月齢・授乳スタイルに合わせて取捨選択してください。

【非常袋(72時間・3日分)チェックリスト】

  • □ 液体ミルク(6〜9本)または粉ミルク(スティックタイプ9本)
  • □ 哺乳瓶(1〜2本)+ 乳首予備
  • □ 哺乳瓶消毒液(ミルトン錠剤タイプ)
  • □ おむつ(30〜45枚)
  • □ おしりふき(2パック)
  • □ 消臭袋(BOS 赤ちゃん用・30〜50枚)
  • □ おむつ替えシート(折りたたみ・防水)
  • □ ベビーフード(9食分・月齢別)
  • □ 抱っこひも(予備または非常袋専用)
  • □ 授乳ケープ
  • □ 母乳パッド(10〜20枚)
  • □ アルミエマージェンシーブランケット
  • □ 着替え・肌着(3日分・3〜5セット)
  • □ おくるみ・ガーゼ(大判 × 3枚)
  • □ 体温計(非接触型)
  • □ ウェットティッシュ(2パック)
  • □ 保湿ローション・亜鉛華軟膏
  • □ 母子手帳コピー・保険証コピー
  • □ お気に入りおもちゃ・おしゃぶり
  • □ モバイルバッテリー(大容量)

【自宅備蓄(1週間分)チェックリスト】

  • □ 液体ミルク(21〜27本)または粉ミルク(7日分相当)
  • □ おむつ(70〜100枚 + サイズ上1パック)
  • □ おしりふき(10パック)
  • □ 消臭袋(100〜200枚)
  • □ ベビーフード(21食分・月齢別)
  • □ ウェットティッシュ(大量)
  • □ 飲料水(保護者分含む・21リットル以上)
  • □ カセットコンロ+ガスボンベ(12本)
  • □ 保温水筒(調乳用)
  • □ ポータブル電源(搾乳器・スマートフォン充電用)
  • □ 乳幼児用解熱剤(坐薬・かかりつけ医に相談)
  • □ 携帯型鼻水吸引器

乳児のいる家庭が特に覚えておくべき防災のポイント

液体ミルクを日常から使い慣れておく

液体ミルクは非常時に初めて使うのでは遅い場合があります。普段から月に数回使う習慣をつけておくことで、赤ちゃんが慣れない味・温度に拒否するリスクを下げられます。

「災害用として保管するだけ」ではなく、日常のローリングストックとして活用することが最善策です。

避難経路を「赤ちゃんを抱えた状態」で事前確認する

一人で行う避難訓練と、赤ちゃんを抱えた状態での避難には大きな差があります。実際に抱っこひもをつけた状態で避難経路を歩き、非常袋を持てるかどうかを確認しておきましょう。

「一人では持ちきれない」と分かれば、荷物を軽量化する・キャリーを活用するなどの対策が取れます。

避難所での授乳・おむつ交換スペースを事前確認する

避難所によっては授乳室・おむつ替えスペースが整備されています。お住まいの市区町村の指定避難所が、乳幼児向けのスペース・設備を備えているかを事前に確認しておきましょう。

整備されていない場合は、授乳ケープ・おむつ替えシートなどで自衛する準備が必要です。

パパ・ママどちらが一人でも対応できる体制を整える

災害はいつ起きるか分かりません。パパが仕事中に地震が発生し、ママ一人で乳児を抱えて避難するケースは十分にあり得ます。

「二人いれば何とかなる」ではなく、一人でも完結できる準備・体制を整えることが本質的な備えです。乳児のいる家庭での防災準備は、確かに手間と費用がかかります。

しかし、一度しっかり揃えてしまえば、あとはローリングストックで維持できます。「赤ちゃんを守れるのは自分たちだけ」という意識を持ち、今日からできる準備を一つずつ始めましょう。

Image by Pixabay,Unsplash,Freepik,写真AC

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この記事を書いた人

北海道札幌市在住の防災・サバイバル情報発信者です。2018年の北海道胆振東部地震を機に「誰でも今日から始められる防災」をモットーに活動を開始し、実際に試した防災グッズのレビューや家族構成別の備え方をわかりやすくお伝えしています。実践的で信頼できる情報を提供できるよう、がんばっています!

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