非常食・防災食メーカーの企業一覧、まとめ【2026年最新版】選び方・備蓄量・管理方法を徹底解説

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「社員の非常食をどこのメーカーで揃えればいいのか分からない」「そもそも企業はどれだけ非常食を備蓄すればいいのか」防災担当者として、こうした疑問を抱えている方は多いはずです。

日本では、2011年の東日本大震災以降、企業の防災備蓄に対する意識が急速に高まりました。

東京都をはじめとする複数の自治体では、条例によって企業に対して従業員分の非常食備蓄を義務・努力義務として課しています。

しかし、「どのメーカーの商品を選べばよいのか」「信頼できる企業はどこか」が分からず、備蓄が進まないケースは少なくありません。

この記事では、防災備蓄の専門知識と実践経験をもとに、非常食・防災食を手がける主要メーカー・企業を徹底的にまとめます。

企業の防災担当者から、個人で備蓄を検討している方まで、幅広く役立つ情報をお届けします。

目次

企業が非常食を備蓄すべき法的根拠

企業が非常食を備蓄しなければならない理由は、単なる道義的責任だけではありません。法的な義務・努力義務が自治体によって定められています。

東京都帰宅困難者対策条例(2013年施行)

東京都では、2013年に「東京都帰宅困難者対策条例」が施行されました。

この条例では、事業者に対して従業員(アルバイト含む)3日分の食料・飲料水・その他生活必需品の備蓄が義務として課されています。

「3日分」という基準は、大規模災害発生後に物流が回復するまでの最低限の期間を根拠にしています。

違反した場合の罰則規定はありませんが、条例上の義務として明記されており、企業の社会的責任として無視できません。

その他の自治体の取り組み

東京都以外でも、大阪府・神奈川県・愛知県など多くの都道府県が企業向けの防災備蓄ガイドラインを策定しています。

自治体によって義務か努力義務かの違いはありますが、「企業は従業員を守るための備蓄をすべき」という方向性は全国的に統一されています。

BCP(事業継続計画)策定を求める流れとも連動しており、企業の防災備蓄は今後さらに重要性を増すと考えられます。

1人あたりの備蓄量の目安

内閣府・各自治体のガイドラインに基づく、従業員1人あたりの備蓄量の目安は以下の通りです。

  • 食料:1日3食 × 3日分 = 9食分
  • 飲料水:1日3リットル × 3日分 = 9リットル
  • 携帯トイレ:1日5回 × 3日分 = 15回分
  • その他:毛布・救急用品・懐中電灯・電池など

従業員数が多い企業ほど、備蓄量の管理・コスト・保管スペースが課題になります。後述するメーカー各社は、こうした企業ニーズに特化したソリューションを提供しています。

非常食・防災食メーカー企業を選ぶ際の基準

非常食メーカーを選ぶ際には、以下の基準で評価することをおすすめします。

  • 保存期間:3年・5年・10年・25年など商品によって大きく異なる
  • アレルギー対応:特定原材料28品目への対応状況
  • 味・食べやすさ:非常時でも食べられるかどうかの実食確認
  • 調理条件:水・火・電気が必要かどうか
  • 企業向けサービス:大量注文対応・配送・保管管理サービスの有無
  • 価格・コスト:1食あたりのコストと予算との整合性
  • 国内製造・品質管理:製造拠点・ISO・FSSC認証の有無
  • ローリングストック対応:寄付・廃棄支援サービスの有無

特に企業備蓄では「管理のしやすさ」が見落とされがちな重要ポイントです。

賞味期限の一元管理・定期補充サービスを提供しているメーカーを選ぶと、担当者の負担を大幅に削減できます。

非常食・防災食を手がける主要メーカー企業まとめ

国内で非常食・防災食を製造・販売する主要企業を、カテゴリ別に詳しく紹介します。

① 尾西食品株式会社

尾西食品は、アルファ米(フリーズドライご飯)の専業メーカーとして日本トップクラスの知名度を誇ります。

創業は1893年(明治26年)と100年以上の歴史を持つ老舗食品メーカーです。

本社は東京都にあり、主力商品の「アルファ米」は水を注ぐだけで食べられる非常食として全国の自治体・企業・家庭に普及しています。

主な商品ラインナップ:

  • 尾西のアルファ米 白飯:水100mlまたはお湯60mlで食べられる。保存期間5年。
  • 尾西のアルファ米 五目ご飯:具材入りで栄養バランスが高い。保存期間5年。
  • 尾西のアルファ米 わかめご飯:ミネラル補給も兼ねられる定番品。
  • 尾西のアルファ米 赤飯:祝い事・記念日に。精神的な充足感をもたらす。
  • 尾西のアルファ米 チキンライス:洋風で食べやすい。子どもにも人気。
  • 尾西のアルファ米 カレーピラフ:スパイシーで食欲を刺激する。
  • 尾西のひだまりパン(缶入り):やわらかいパンの非常食缶。保存期間5年。
  • 尾西のライスクッキー:米粉ベースのクッキー。アレルギー対応品。

企業向けサービスとして、大量一括購入・まとめ買いパックも対応しています。防災訓練・備蓄管理のサポートも充実しており、企業の防災担当者から高い信頼を得ています。

② サタケ株式会社

サタケは、精米機の世界的メーカーとして知られる企業ですが、アルファ米分野でも高いシェアを持ちます。

本社は広島県東広島市で、創業1896年(明治29年)の老舗メーカーです。米の加工技術を活かした高品質なアルファ米が特徴です。

主な商品ラインナップ:

  • マジックライス 白飯:お湯・水を注ぐだけで食べられる。保存期間5年。
  • マジックライス 五目ご飯:具材入りで食べ飽きにくい。
  • マジックライス わかめご飯:磯の風味が楽しめるバリエーション。
  • マジックライス ピラフ:洋風の炊き込みご飯タイプ。
  • マジックライス チキンライス:ほのかなスパイス感が食欲を促す。
  • マジックライス 山菜おこわ:和風のもちもち食感が楽しめる。
  • マジックライス 赤飯おこわ:もち米ベースで食べ応えあり。
  • サタケ 非常食セット(各種):複数種類をまとめたセット商品。企業備蓄に最適。

アウトドア愛好家にも人気が高く、登山・キャンプ用としても広く流通しています。バリエーションの豊富さが、長期避難生活での「食の飽き」を防ぐ点で評価されています。

③ アルファフーズ株式会社

アルファフーズは、「生きのびる食事ではなく、生き返る食事」をモットーに非常食を製造するメーカーです。

本社は大阪府にあり、企業向け・自治体向けの非常食を中心に展開しています。味・栄養バランス・食べやすさにこだわった商品ラインナップが特徴です。

主な商品ラインナップ:

  • UAA食品 美味しい防災食 カレーライス:長期保存対応。電子レンジ・湯煎どちらも対応。
  • UAA食品 美味しい防災食 ハヤシライス:洋食系の充実したラインナップ。
  • UAA食品 美味しい防災食 肉じゃが:和の定番おかずが長期保存で楽しめる。
  • UAA食品 美味しい防災食 豚汁:具材たっぷりの汁物。寒い避難環境で体を温める。
  • UAA食品 アレルギー対応食(28品目不使用):食物アレルギーがある方向けの非常食シリーズ。
  • UAA食品 ベビーフード対応シリーズ:乳幼児向けの非常食。離乳食期の子どもを持つ家庭に必須。
  • UAA食品 介護食シリーズ:嚥下困難な高齢者・要介護者向けのやわらか食。

特定のニーズに対応した専門性の高い商品群は、多様な家族構成・職場環境に対応できる強みがあります。企業向けの一括備蓄提案・見積もりサービスも充実しています。

④ 井村屋株式会社

1896年(明治29年)創業の老舗和菓子メーカーです。あずきバー・肉まん・あんまんで知られる同社は、防災食分野でも高い存在感を示しています。本社は三重県津市にあります。

主な商品ラインナップ:

  • えいようかん:5年保存・171kcal・水不要・アレルゲン28品目不使用の非常食専用羊羹。
  • えいようかん 10本入り:まとめ買い用の大容量タイプ。企業備蓄に最適。
  • スポーツようかん あずき:ワンタッチキャップで動きながら補給できる行動食。
  • スポーツようかん カカオ:カカオポリフェノール配合。疲労感軽減が期待できる。
  • スポーツようかん 塩あずき:塩分補給対応。夏場の備蓄に特に有効。

えいようかんの最大の強みは「調理不要・水不要・アレルゲンなし・5年保存」を同時に満たす点です。企業の非常食備蓄における「補助的なエネルギー食」として最も信頼性の高い選択肢の一つです。

⑤ 大塚製薬株式会社

ポカリスエット・カロリーメイトで知られる大塚製薬は、非常食・防災食分野でも重要なプレイヤーです。特に「カロリーメイト 保存缶」は、企業備蓄の定番品として全国の企業・学校・自治体に普及しています。

主な商品ラインナップ:

  • カロリーメイト ブロック 保存缶(5年保存):チーズ・プレーン・チョコレートなどのフレーバー展開。栄養バランスが取れた総合栄養食。
  • カロリーメイト ゼリー(各種):液体タイプで飲み込みやすく高齢者にも配慮。
  • OS-1(経口補水液):脱水・下痢・発熱時の水分・電解質補給に対応した医療グレードの飲料。非常時の医療補助食として必須。
  • ポカリスエット 粉末タイプ:水に溶かすだけで電解質飲料になる携帯型。備蓄スペースを節約できる。
  • SOYJOY(各種フレーバー):大豆ベースの低GI栄養バー。血糖値の急上昇を抑えながらエネルギー補給ができる。

企業向けの一括購入・見積もりサービスには、大塚製薬の直販部門または代理店を通じて対応しています。

⑥ 江崎グリコ株式会社

江崎グリコは、ビスコ・プリッツ・アーモンドチョコレートで知られる大手食品メーカーです。防災食分野では「ビスコ 保存缶」が長年の定番品として親しまれています。

主な商品ラインナップ:

  • ビスコ 保存缶(5年保存):ミルクと乳酸菌入りのビスケット15枚入り。子どもから高齢者まで食べやすい。
  • ビスコ 保存缶 大缶(大容量):30枚入りの大容量タイプ。企業・学校の備蓄に最適。
  • バランスオン miniケーキ(各種):プロテイン・ビタミン強化の栄養補助食品。チーズケーキ・チョコ味など。
  • POWER PRODUCTION エネルギーバー:スポーツ向けだが非常食としても活用可能な高エネルギーバー。

ビスコ保存缶は日本で最も広く企業・学校・自治体に普及している非常食の一つです。子どもが多い職場・学校・保育施設の備蓄に特に向いています。

⑦ 森永製菓株式会社

森永製菓は、100年以上の歴史を持つ大手製菓メーカーです。防災食分野では、長期保存対応の菓子類を中心に展開しています。

主な商品ラインナップ:

  • inゼリー エネルギー(各種):10秒チャージをコンセプトにした高カロリーゼリー。非常時の即効エネルギー補給に最適。
  • inバー プロテイン(各種):タンパク質15g以上を補給できる携帯バー。長期保存対応タイプもある。
  • ミルクキャラメル 保存缶:長期保存対応の定番キャラメル缶。精神的安定・エネルギー補給を兼ねる。
  • ハイチュウ(各種):個包装タイプで配布しやすい。子どものいる職場・学校の備蓄に向いている。
  • カントリーマアム(個包装):食べ慣れた味が非常時の精神的安定に役立つ。

⑧ ハウス食品グループ本社株式会社

カレーのメーカーとして日本最大手のハウス食品は、レトルト食品分野で防災備蓄に貢献しています。日常食としての普及率が高い商品を多数展開しており、ローリングストック法との相性が抜群です。

主な商品ラインナップ:

  • ボンカレーゴールド 辛口・中辛・甘口:レトルトカレーの定番品。湯煎・電子レンジどちらでも対応。
  • バーモントカレー レトルト(各種):子どもに人気のマイルドな味わい。ファミリー備蓄に最適。
  • LEE(リー)カレー:本格的な辛さが楽しめる。辛口好きの大人に。
  • シチューミクス レトルト(各種):ビーフ・クリームの2種展開。カレー以外のバリエーション確保に役立つ。
  • ハウス 野菜を食べるスープ(各種):野菜由来の栄養が摂れるレトルトスープ。

ハウス食品のレトルト商品は一般スーパーでも容易に入手できるため、ローリングストックの実践がしやすい点が評価されています。

⑨ 大塚食品株式会社

大塚製薬グループの食品部門である大塚食品は、レトルト食品の草分け的存在として知られます。1968年に日本初のレトルト食品「ボンカレー」を発売した歴史を持ちます。

主な商品ラインナップ:

  • ボンカレーネオ(各種):リニューアルされた現代版ボンカレー。豊富なフレーバーが揃う。
  • マイサイズ(各種):少量タイプのレトルト商品。一人暮らし・少食の方の備蓄に最適。
  • スマートカップ(各種):容器がそのまま器になるレトルト食品。食器不要で衛生的。
  • ポテトサラダ(パウチタイプ):野菜由来の食物繊維・ビタミン補給ができる副菜系レトルト。

⑩ ウミオス(Umios)株式会社(マルハニチロ株式会社)

日本最大の水産食品メーカーであるウミオス(旧マルハニチロ)は、缶詰・魚肉ソーセージ分野で非常食市場に貢献しています。水産加工の技術を活かした高品質な長期保存食が特徴です。

主な商品ラインナップ:

  • あけぼのさけ 水煮缶:国産サーモンを使ったフレーク缶詰。ご飯・サラダとの相性が良い。
  • マルハ さんまの蒲焼き缶:DHA・EPA豊富なさんまのおかず缶。ご飯にのせるだけで一品完成。
  • 魚肉ソーセージ(各種):常温保存・そのまま食べられる高タンパク食品。
  • DHA入り魚肉ソーセージ:DHA強化タイプ。子どもの脳の発育に配慮した設計。
  • フルーツ缶詰(みかん・桃・パイン):甘みと水分を同時に補給できる。非常時の精神的安定に効果的。

⑪ ホテイフーズコーポレーション株式会社

ホテイフーズは、「焼き鳥缶詰」の代名詞として知られるメーカーです。缶詰一本でおかずが完結するため、非常食として非常に人気があります。

主な商品ラインナップ:

  • やきとり タレ味:甘辛なタレ味のやきとり缶。ご飯との組み合わせが最高。
  • やきとり 塩味:あっさりした塩ベースのやきとり缶。食べ飽きにくい。
  • やきとり 梅しそ味:さっぱりした梅風味。夏場の食欲不振時でも食べやすい。
  • やきとり 柚子こしょう味:大人向けのピリ辛テイスト。
  • ほたて貝柱 水煮缶:高品質な魚介類の缶詰。タンパク質・亜鉛補給に優れる。
  • やきとり 詰め合わせギフト缶:複数フレーバーのセット缶。企業の備蓄まとめ買いにも使いやすい。

⑫ 伊藤食品株式会社

伊藤食品は、「美味しいさば」シリーズで知られる国産サバ缶の専業メーカーです。愛媛県今治市に本社を置き、国産サバにこだわった高品質缶詰が特徴です。

主な商品ラインナップ:

  • 美味しい鯖 水煮缶(190g):国産サバ使用のシンプルな水煮缶。DHA・EPA・タンパク質が豊富。
  • 美味しい鯖 みそ煮缶:甘辛な味噌ベースで食べやすい。ご飯との相性抜群。
  • 美味しい鯖 醤油煮缶:和風醤油ベースのさばの煮付け缶。
  • 美味しい鮪 ライトツナ缶:まぐろを使ったヘルシーなツナ缶。脂質が少ない。
  • 美味しい鮭 水煮缶:国産サーモンのフレーク缶詰。サラダや炊き込みご飯に使いやすい。

⑬ アマノフーズ株式会社(天野実業)

アマノフーズは、フリーズドライ食品の専業メーカーとして国内トップシェアを誇ります。高品質なフリーズドライみそ汁・スープシリーズは、防災食市場で高い評価を受けています。

主な商品ラインナップ:

  • いつものおみそ汁 各種(フリーズドライ):ネギ・わかめ・豆腐・なめこ・あさりなど10種類以上展開。
  • 丼の素 親子丼:お湯を注ぐだけで本格親子丼が完成。ご飯との組み合わせで充実した食事になる。
  • 丼の素 牛丼:フリーズドライ牛丼の素。電気・ガスがない状況でも食べられる。
  • 丼の素 天丼:天ぷらの食感と風味を再現したフリーズドライ丼の素。
  • フリーズドライ 野菜スープ(各種):野菜由来のビタミン・ミネラルを補給できる栄養系スープ。
  • フリーズドライ コーンスープ:洋風スープで食事バリエーションを広げる。
  • フリーズドライ 非常食セット(企業向け):複数商品をまとめた大量購入用の企業向けセット。

軽量・コンパクトでかさばらないため、保管スペースが限られる企業にも最適です。

⑭ コスモス食品株式会社

コスモス食品は、フリーズドライスープ・インスタント食品の製造メーカーです。本社は京都府にあり、学校・企業・自治体向けの防災食供給実績も豊富です。

主な商品ラインナップ:

  • フリーズドライ 素材の旨みシリーズ(各種):野菜・海産物をベースにした多様なスープ展開。
  • freeze dry みそ汁シリーズ:定番のみそ汁からリゾット・スープパスタまで幅広い展開。
  • 業務用フリーズドライ大容量パック:企業・学校・自治体向けの大容量タイプ。コストを抑えた大量備蓄に最適。

⑮ 三和商事株式会社

三和商事は、企業・学校・自治体向けの防災備蓄コンサルティング・非常食販売を手がける専門商社です。

「企業防災と言われても何をそろえていいかわからない」という防災担当者の声に応える、ワンストップ型の防災備蓄サービスを提供しています。

主なサービス・商品:

  • 企業・学校・自治体向け防災備蓄品の一括提案・販売
  • 非常食・飲料水・防災グッズの総合コーディネート
  • 備蓄量の計算・管理サポートサービス
  • 賞味期限切れ商品の廃棄・フードバンク寄付サポート

⑯ ミドリ安全株式会社

ミドリ安全は、産業安全・防護用品のリーディングカンパニーです。非常食・防災備蓄品の分野では、セット商品・まとめ買いパックの販売で企業ニーズに対応しています。

主な商品・サービス:

  • 非常食セット(1人用・複数人用):必要品をセットにした企業向け一括購入パック。
  • 主食ほかほかセット:発熱剤付きで電気・ガスなしでも温かい食事が可能なセット商品。
  • 防災備蓄品 総合カタログ:非常食から防災グッズまで一括調達できる法人向けカタログ販売。

⑰ ALSOK(綜合警備保障株式会社)

警備・セキュリティ大手のALSOKも、企業向け防災備蓄サービスを展開しています。従業員の備蓄量計算から、備蓄品の調達・管理まで一括してサポートするサービスが特徴です。

主なサービス:

  • 企業向け防災備蓄品の調達・管理コンサルティング
  • 東京都帰宅困難者対策条例に準拠した備蓄量のシミュレーション
  • 定期補充・賞味期限管理サービス

企業向け非常食選びで見落としがちな3つの視点

企業の防災担当者が非常食を選ぶ際に、特に見落とされがちな視点があります。

視点①:食のダイバーシティへの対応

グローバル化が進む現代の職場では、宗教上の食事制限(ハラール・コーシャ)や、ベジタリアン・ヴィーガンへの配慮が求められます。

ハラール認証取得済みの非常食を少なくとも一定数備蓄しておくことを検討しましょう。

JERAが自社開発したハラールセットのように、多様な食文化・宗教的背景を持つ社員への配慮も、今後の企業防災の重要なテーマです。

視点②:在宅勤務者・テレワーク時代の備蓄設計

コロナ禍以降、在宅勤務が定着した企業では「オフィスだけの備蓄」では不十分な場合があります。自宅勤務者向けの備蓄支援・防災手当の支給・非常食の自宅配送サービスを検討する企業も増えています。

オフィスと自宅の双方を視野に入れた備蓄設計が求められる時代になっています。

視点③:廃棄ロス削減・フードバンク活用

大量備蓄した非常食の賞味期限が切れてしまい、大量廃棄が発生するケースがあります。

ローリングストック法を導入し、期限が近づいた備蓄食品を社員に配布・フードバンクへの寄付に回す仕組みを構築することが、SDGsの観点からも推奨されています。

一部の非常食メーカー・販売会社は、期限前廃棄を防ぐための備蓄管理サービスを提供しています。

企業の防災食備蓄におすすめの商品カテゴリ別まとめ

企業備蓄として特に有効な商品カテゴリをまとめます。

主食系(炭水化物・エネルギー補給)

  • 尾西食品 アルファ米(各種):水のみで調理可能。5年保存。
  • サタケ マジックライス(各種):豊富なバリエーション。
  • 大塚食品 ボンカレーゴールド:パックご飯と組み合わせる定番レトルト。
  • 日清食品 カップヌードル(大量箱買い):熱湯があれば即完成。社員に馴染みのある味。

タンパク質・おかず系

  • ホテイフーズ やきとり缶(各種):そのまま食べられるおかず缶の定番。
  • 伊藤食品 美味しい鯖 水煮缶:DHA・EPA・タンパク質の補給源。
  • マルハニチロ 魚肉ソーセージ:軽量・高タンパク・そのまま食べられる。
  • SSK シーチキン(ツナ缶):汎用性が高く主食・サラダ・パスタと組み合わせやすい。

補助食・おやつ系

  • 井村屋 えいようかん:5年保存・アレルゲンなし・水不要の最強補助食。
  • 江崎グリコ ビスコ 保存缶:子どもから高齢者まで食べやすい。5年保存。
  • 大塚製薬 カロリーメイト 保存缶:栄養バランスが整った補助食。5年保存。
  • 森永製菓 inゼリー:素早いエネルギー補給が可能。液体タイプで食べやすい。

水分・電解質補給系

  • 大塚製薬 OS-1:医療グレードの経口補水液。脱水・発熱時に必須。
  • 大塚製薬 ポカリスエット 粉末:軽量で備蓄スペースを節約できる電解質飲料。
  • アクアソリタ(経口補水ゼリー):飲み込みが難しい状況でも対応できるゼリータイプ。

スープ・みそ汁系(精神的安定・塩分補給)

  • アマノフーズ フリーズドライ みそ汁(各種):種類が豊富で飽きにくい。軽量・コンパクト。
  • マルコメ フリーズドライ みそ汁(大容量):業務用パックで企業備蓄に最適。
  • コスモス食品 フリーズドライ スープシリーズ:洋風・和風の両方展開。食のバリエーション確保に。

企業での非常食備蓄を始める3つのステップ

「何から始めればよいか分からない」という防災担当者のために、実践的な3ステップを紹介します。

STEP 1:備蓄が必要な人数と量を算出する

まず、自社の従業員数(アルバイト・パート含む)を確認します。1人あたり9食分(1日3食 × 3日)を基準に、必要な食料数を計算します。

100人規模の会社であれば、900食分の備蓄が必要です。併せて飲料水(1人3リットル × 3日 = 9リットル)の備蓄量も算出します。

STEP 2:メーカー・商品を選定する

この記事で紹介したメーカー各社に見積もりを依頼します。複数社を比較することで、コスト・品質・サービスを総合的に判断できます。

アレルギー対応・宗教的配慮など、社員の多様性に合わせた商品選定も忘れずに行いましょう。

STEP 3:保管場所の確保と管理体制を整える

直射日光・高温多湿を避けられる保管場所を確保します。棚・倉庫・収納ボックスで整理し、賞味期限をラベル管理します。

半年に1回の棚卸し・補充をカレンダーに登録し、期限切れが発生しない運用フローを構築しましょう。

廃棄が出た場合は、フードバンクへの寄付を検討することでSDGs対応にもつながります。

まとめ:企業防災は「準備した企業」と「していない企業」で大きな差が出る

この記事では、非常食・防災食を手がける主要メーカー企業を網羅的に紹介しました。

日本国内には多様な非常食メーカーが存在し、企業のニーズに合わせた選択肢が豊富に揃っています。重要なのは「完璧な備蓄より、まず始めること」です。

東日本大震災・熊本地震・能登半島地震などの大規模災害が繰り返される日本では、企業の防災備蓄は今や経営上の「義務」と考えるべき時代です。

社員の命と健康を守るための非常食備蓄を、今日から一歩ずつ進めていきましょう。

Image by Pixabay,Unsplash,Freepik,写真AC

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この記事を書いた人

北海道札幌市在住の防災・サバイバル情報発信者です。2018年の北海道胆振東部地震を機に「誰でも今日から始められる防災」をモットーに活動を開始し、実際に試した防災グッズのレビューや家族構成別の備え方をわかりやすくお伝えしています。実践的で信頼できる情報を提供できるよう、がんばっています!

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