非常食13商品のカロリー・保存年数比較表|100gあたりの密度でも並べました

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【この記事の要約】
非常食を選ぶとき、カロリーと保存年数を横並びで比べられる資料がなかなか見つかりません。そこで、当サイトが個別に調べてきた13商品のデータを1枚の表にまとめました。保存年数の最長はスーパーバランスの6年、次いでビスコ保存缶・ビーバー保存缶・カレー職人・おでん缶の5年6か月です。1缶あたりのカロリーが最も高いのはルヴァンプライム保存缶Lの1,792kcalで、これ1缶で成人のほぼ1日分に相当します。さらに100gあたりのエネルギー密度でも並べ直しました。ビーバー保存缶が約548kcal/100gと最も高く、おでん缶は約37kcal/100gです。持ち出し袋のように重量が制約になる場面では、この密度が効いてきます。数値はすべて出典を明記しています。

目次

結論:目的によって見るべき数値が変わります

先に結論をお伝えします。

非常食の比較で見るべき数値は、置き場所によって変わります。

置き場所 優先して見る数値 この表での最有力
自宅の備蓄 1缶あたりのカロリー ルヴァンプライム保存缶L(1,792kcal)
持ち出し袋 100gあたりのカロリー ビーバー保存缶(約548kcal/100g)
長期の入れ替え軽減 保存年数 スーパーバランス(6年)
アレルギーがある家族 アレルゲン表示 えいようかん(主要アレルゲンなし)
水も火も使えない状況 調理の要否 13商品中12商品が調理不要

「どれがいちばん良いか」という問いには、実は答えがありません。何を優先するかで変わるためです。

この記事では判断の材料になる数値をすべて並べます。そのうえで、場面ごとの選び方を説明します。

非常食13商品の比較表

当サイトが個別に調べた商品のデータです。数値はメーカー公表値および商品ラベルの表示にもとづきます。

保存年数とカロリーの一覧

商品名 メーカー 内容量 保存年数 カロリー
スーパーバランス ユニーク総合防災 101g(8本) 6年 400kcal/袋
ビスコ保存缶 江崎グリコ 30枚(5枚×6) 5年6か月 582kcal/缶
ビーバー保存缶 揚げあられ 北陸製菓(hokka) 60g 5年6か月 329kcal/缶
常備用カレー職人 江崎グリコ 170g 5年6か月 109kcal/食
おでん缶 こてんぐ 牛すじ大根入り 天狗缶詰 280g 5年6か月 104kcal/缶 ※
ルヴァンプライム保存缶 L ヤマザキビスケット 104枚(13枚×8) 5年3か月 1,792kcal/缶
ルヴァンプライム保存缶 S ヤマザキビスケット 39枚(13枚×3) 5年3か月 224kcal/パック
ペコちゃんビスケット保存缶 不二家 100g(約36枚) 5年 437kcal/缶
ハーベスト保存缶 香ばしセサミ 東ハト 32枚(4枚×8包) 5年 536kcal/缶
保存缶 醤油せんべい 越後製菓 12枚(2枚×6袋) 約5年 732kcal/缶
ピュアポテト ロングライフ保存缶 湖池屋 55g 5年 約298kcal/缶 ※
えいようかん 井村屋 60g×5本 5年 171kcal/本
ポケットワン おみそ汁 神州一味噌 9.5g(1食) 5年 33kcal/食

※印は、メーカーまたは販売元が推定値として公表している数値であることを示しています。

100gあたりのエネルギー密度

ここからが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。

内容量が公表されている商品について、100gあたりのカロリーを算出しました。持ち出し袋の重量を考えるときに使う数値です。

商品名 100gあたり 算出の根拠
ビーバー保存缶 約548kcal 329kcal ÷ 60g
ピュアポテト保存缶 約542kcal 298kcal ÷ 55g
ペコちゃんビスケット保存缶 437kcal 437kcal ÷ 100g
スーパーバランス 約396kcal メーカー公表値
ポケットワン おみそ汁 約347kcal 33kcal ÷ 9.5g
えいようかん 285kcal 171kcal ÷ 60g
常備用カレー職人 約64kcal 109kcal ÷ 170g
おでん缶 こてんぐ 約37kcal 104kcal ÷ 280g

並べてみると、差が非常に大きいことに気づかれたのではないでしょうか。

最も高いビーバー保存缶と、最も低いおでん缶では、約15倍の開きがあります。

この差が意味すること

結論から言えば、含まれている水分の量の違いです。

おでん缶やカレーは、重さの大半が水分です。そのぶんカロリーは低くなります。一方、揚げあられやポテトチップスは水分がほとんどなく、油分を多く含みます。

ここで大切なのは、どちらが優れているという話ではないという点です。

持ち出し袋に入れるなら、密度の高いものが有利です。1kgの荷物で得られるエネルギーが5倍以上変わります。

一方、自宅の備蓄では話が変わります。断水したとき、水分を含む食品は貴重な水分補給源になります。おでん缶のつゆには、その価値があります。

アレルゲンの一覧

家族に食物アレルギーがある場合、最初に確認すべき項目です。

商品名 含まれるアレルゲン
えいようかん なし(小麦・卵・乳・落花生・そば不使用)
ビスコ保存缶 乳成分・小麦(卵不使用)
ペコちゃんビスケット保存缶 小麦・乳・大豆
おでん缶 こてんぐ 小麦・卵・牛肉・大豆
スーパーバランス 小麦・大豆・ゼラチン・乳・卵

えいようかんが主要アレルゲンを含まない点は、備蓄を考えるうえで重要です。

ただし表示制度は改定されることがあります。購入時には必ず商品ラベルで確認してください。

アレルギー対応の考え方は【2026年版】アレルギー対応の非常食・防災食おすすめ10選|選び方と備蓄方法を徹底解説にまとめています。

調理の要否で分けると

災害時、最も制約になるのが水と熱源です。この観点で分類します。

区分 該当する商品
水も火も不要 ビスコ保存缶、ペコちゃん、ハーベスト、ルヴァン、ビーバー、越後製菓、ピュアポテト、えいようかん、スーパーバランス、カレー職人、おでん缶
水のみ必要 ポケットワン おみそ汁(水を注いで約10分)

13商品のうち12商品が、缶や袋を開けてそのまま食べられます。

これは偶然ではありません。長期保存を前提とした防災専用品は、調理不要を設計思想に置いているためです。

カレー職人が注目に値する理由

常備用カレー職人は、温めずに食べられるレトルトカレーです。

通常のレトルトカレーは湯煎か電子レンジを必要とします。断水と停電が同時に起きれば、どちらも使えません。

その点でこの商品は、主菜として機能する数少ない選択肢です。詳しくは温めずに食べられるカレー職人|5年6か月保存、火も水も不要な非常食の実力で解説しています。

保存年数をどう読むか

表を見ると、多くの商品が5年前後に集中しています。

なぜ5年が多いのか

缶やアルミ袋による密封と、脱酸素剤の組み合わせで到達できるのが、おおむねこの水準だからです。

興味深いのは、同じ商品の通常版との差です。

商品 通常版の賞味期限 保存缶版
ビスコ 約6〜8か月 5年6か月
ビーバー 約180日 5年6か月
ハーベスト 約8か月前後 5年
ルヴァン(クラッカー) 約4〜6か月 5年3か月
ピュアポテト(ポテトチップス) 約3〜6か月 5年

中身は同系統でも、容器と包装で10倍前後に延びています。

保存缶が割高に感じられることがありますが、この差を考えれば妥当な価格設定だと私は考えています。

購入時点の残存期間に注意

見落とされやすい点です。

表に示した年数は、いずれも製造日からの期間です。流通の過程で数か月経過していることは珍しくありません。

実際、ビーバー保存缶は「製造日より5年6か月」でありながら、流通を見込んで「5年保存」として販売されています。

購入したら、まず残りの期間を確認してください。

1日分をまかなうには何が必要か

成人が1日に必要とするエネルギーは、おおむね2,000〜2,500kcalとされています。

この表の商品で1日分をまかなう場合の組み合わせを試算します。

組み合わせ 合計 重さの目安
ルヴァンプライム保存缶L 1缶 1,792kcal 缶入りのため重い
ビスコ保存缶1缶+ハーベスト1缶+えいようかん5本 1,973kcal 缶2つ+箱1つ
ビーバー保存缶3缶+えいようかん5本 1,842kcal 約180g+300g
えいようかん2箱+ビスコ保存缶1缶 2,292kcal 約600g+缶1つ

3番目の組み合わせに注目してください。中身の重量が約480gで1,842kcalに達します。

持ち出し袋を軽くしたい場合、密度の高い商品を選ぶ意味がここにあります。

ただし菓子だけでは続きません

重要な注意点です。

ここまで密度で優れているのは、いずれも菓子系の保存缶です。カロリーは確保できますが、これだけで数日を過ごすのは現実的ではありません。

味に飽きます。塩分と糖分に偏ります。たんぱく質が不足します。

主食、主菜、補助食を組み合わせてください。考え方は防災食・非常食のおすすめ組み合わせ完全ガイド【栄養バランス・目的別・家族構成別】で整理しています。

この表に載せなかった商品について

誠実にお伝えしておきたい点があります。

当サイトでは非常食に関する記事を46本公開していますが、この表に載せたのは13商品です。

載せなかった理由

内容量とカロリーの両方が確認できた商品に限ったためです。

アルファ米やフリーズドライには優れた商品が数多くあります。しかし、シリーズ内で味ごとに数値が異なり、1つの代表値を示すことが適切でない場合があります。

不確かな数値を並べるより、確認できたものだけを載せるほうが資料として役に立つと判断しました。

種類別の目安

個別商品ではなく、種類ごとの傾向を知りたい場合は次を参考にしてください。

種類 保存期間の目安 1食あたりの目安
アルファ米(防災専用) 5〜8年 約357kcal(白飯)
パックご飯(一般品) 常温約10か月〜1年 約310kcal
防災用フリーズドライ 約5〜7年 約250〜280kcal
市販レトルト 製造から1〜2年 約130〜160kcal(惣菜)
カップ麺 製造から約6か月 約351kcal

それぞれの詳細はアルファ米(アルファ化米)とは?非常食・防災食としての仕組み・作り方・おすすめ商品防災食・非常食フリーズドライおすすめ15選【2026年版】をご覧ください。

用途別の早見表

ここまでの数値を、選ぶ場面ごとに整理し直します。

持ち出し袋に入れるなら

重量あたりのカロリーを最優先にしてください。

順位 商品名 100gあたり 備考
1 ビーバー保存缶 約548kcal 60gと小型で袋に入れやすい
2 ピュアポテト保存缶 約542kcal 55g。缶が潰れやすい点に注意
3 ペコちゃんビスケット保存缶 437kcal カルシウム配合
4 スーパーバランス 約396kcal 保存6年と最長。袋入りで軽い
5 えいようかん 285kcal 1本ずつ分けられる。アレルゲンなし

スーパーバランスは袋入りのため、缶に比べて容器の重量がありません。実際の携行性ではさらに有利になります。

自宅に備蓄するなら

1缶あたりの総カロリーと、水分の有無で選びます。

役割 商品名 1缶・1食あたり
主力のエネルギー源 ルヴァンプライム保存缶L 1,792kcal
同上 保存缶 醤油せんべい 732kcal
主菜(水分あり) 常備用カレー職人 109kcal / 170g
主菜(水分あり) おでん缶 こてんぐ 104kcal / 280g
汁物 ポケットワン おみそ汁 33kcal

自宅では重量の制約がありません。だからこそ、水分を含む主菜を入れる余裕があります。

子どもがいる家庭なら

食べ慣れた味かどうかが重要になります。

災害時、子どもは環境の変化で食欲が落ちます。見知らぬ味の非常食は、口をつけないことがあります。

その点、ビスコやペコちゃんビスケットは普段から食べている商品と同じ味です。これは数値に表れない価値です。

高齢の家族がいるなら

硬さに注意してください。

乾パンやクラッカーは硬く、噛む力が落ちている方には負担になります。えいようかんのように軟らかいもの、おでん缶のように煮込まれたものが向いています。

高齢者向けの考え方は防災・非常食の高齢者向けおすすめ商品12選|食べやすい・栄養・選び方・備蓄方法を徹底解説で詳しく扱っています。

データの引用について

この表は、どなたでも引用していただいて構いません。

ブログ、資料、自治体の配布物、学校の授業など、用途は問いません。

お願いしたいこと

  • 出典として「防災ベーシック」と明記してください
  • 可能であれば、この記事へのリンクを添えてください
  • 数値を改変せずに使用してください

表の一部だけを抜き出して使っていただいても構いません。

なぜ公開するのか

私がこの表を作ったのは、探しても見つからなかったからです。

非常食を選ぶとき、商品ごとのページを何十件も開いて、数値を書き写す作業が必要でした。同じ手間を誰かがまた繰り返すのは、もったいないと感じました。

備蓄が進むことが、この分野で発信する者にとっての目的です。情報が広まるほうが、その目的にかないます。

自治体の防災担当の方、学校や自治会で資料を作られる方にも、遠慮なくお使いいただければと思います。表の形式のまま配布資料に組み込んでいただいて構いません。

数値の扱いについての注意

資料として使っていただくにあたり、限界もお伝えしておきます。

1. 商品は改定されます

内容量、原材料、栄養成分は変更されることがあります。この表は2026年8月時点で確認できた情報です。

重要な判断に使う場合は、必ず商品ラベルまたはメーカーの公式情報を確認してください。

2. 推定値が含まれます

おでん缶とピュアポテト保存缶のカロリーは、販売元が推定値として公表しているものです。表では※印で区別しています。

3. 100gあたりの数値は算出値です

エネルギー密度は、公表されているカロリーと内容量から私が計算した数値です。算出根拠も併記しました。

スーパーバランスのみ、メーカーが100gあたりの数値を公表しています。

4. アレルゲンは製造ラインの影響を受けます

表示されていなくても、製造ラインを共有する他製品から微量に混入する可能性があります。

重度のアレルギーがある場合は、メーカーへの直接確認をおすすめします。

この表からわかること

数値を並べたことで、いくつか見えてきたことがあります。

1. 菓子系の保存缶は密度が高い

上位を占めたのは、いずれも菓子の保存缶でした。

理由は明快です。水分が少なく、油分や糖分を多く含むためです。もともと保存性を高める方向で作られた食品が、そのまま防災用に転用されているのです。

防災専用に開発された商品より、既存の菓子を長期保存化した商品のほうが密度で有利になる。この逆転は興味深い点だと感じています。

2. 主菜の選択肢が少ない

13商品のうち、主菜と呼べるのはカレー職人とおでん缶の2つだけでした。

これは当サイトの取材範囲の偏りもありますが、市場全体の傾向でもあります。水も火も使わずに食べられる主菜は、選択肢が限られています。

備蓄を組む際、ここが手薄になりやすい部分です。意識して補ってください。

3. 保存年数はほぼ横並び

5年から5年6か月に集中しており、差はわずかです。

つまり保存年数を基準に選ぶ意味は、実はあまり大きくありません。6年のスーパーバランスが際立ちますが、5年との差は入れ替えの手間として考えれば軽微です。

それよりも、購入時の残存期間を確認するほうが実務的に重要です。

4. アレルゲン情報の公開度に差がある

調べていて感じたのが、この点です。

28品目すべてについて表を公開しているメーカーもあれば、主要なものだけを記載しているところもあります。

アレルギーがある家族のために備蓄する場合、情報公開が丁寧なメーカーを選ぶという判断もありえます。

備蓄量の計算方法

この表を実際に使うための手順を示します。

手順

  1. 家族それぞれの1日必要カロリーを決める
  2. 備える日数を決める(最低3日、できれば7日)
  3. 掛け合わせて総必要カロリーを出す
  4. 主食・主菜・補助食の配分を決める
  5. この表から商品と数量を選ぶ

必要カロリーの目安

対象 1日あたりの目安
成人男性 2,000〜2,500kcal
成人女性 1,700〜2,000kcal
小学生 1,300〜2,000kcal
幼児 900〜1,300kcal

避難生活では活動量が下がるため、これより少なくても持ちこたえられます。ただし体調を崩しやすい状況でもあるため、余裕を持たせてください。

試算の例

大人2人と小学生1人の家庭で、7日分を備える場合を計算します。

対象 1日 7日分
成人男性1人 2,200kcal 15,400kcal
成人女性1人 1,850kcal 12,950kcal
小学生1人 1,600kcal 11,200kcal
合計 5,650kcal 39,550kcal

約40,000kcalという数字が出ました。

この全量を保存缶でまかなうなら、ルヴァンプライム保存缶Lで22缶前後という計算になります。現実的ではありません。

だからこそ、アルファ米やパックご飯といった主食を軸に据え、保存缶を補助として組み合わせる形になります。

数字を出す意味

約40,000kcalという規模感を知ると、備蓄への向き合い方が変わります。

「少し買ってあるから大丈夫」では届かないことが分かります。逆に、必要量が見えれば計画も立てられます。

一度計算しておくことをおすすめします。

私がこの数値をどう使っているか

私は北海道の札幌に住んでいます。2018年の胆振東部地震では、全道が停電するブラックアウトを経験しました。

あのとき実感したのは、備蓄は量より構成だということでした。

数値で組み立てる

「なんとなく多めに買う」という方法では、必要量に足りているのか分かりません。

家族の人数と日数を決めて、必要なカロリーを計算する。そこから商品を選ぶ。この順番なら、過不足が見えます。

たとえば大人2人で3日分なら、およそ12,000〜15,000kcalです。ルヴァンプライム保存缶Lなら7缶前後という計算になります。

もちろん菓子だけで済ませる話ではありませんが、目安を持てることに意味があります。

持ち出し袋は密度で選ぶ

もうひとつ、私が重視しているのが重量あたりのカロリーです。

持ち出し袋の重さは、体重の15%程度に収めるのが目安とされています。体重60kgなら9kgです。水や衣類も入れれば、食料に割ける重量は限られます。

この制約のなかでは、100gあたり548kcalと37kcalの差は決定的です。だから密度の表を作りました。

自宅の備蓄は水分も考える

一方、自宅では密度の低い商品にも役割があります。

断水したとき、水分を含む食品は貴重です。おでん缶のつゆ、カレーの水分。これらは飲料水の消費を抑えてくれます。

置き場所によって選ぶ基準を変える。これが私の結論です。

よくある質問

Q. この表のデータは自由に使えますか

A. ご自由にお使いください。ブログ、資料、自治体の配布物、学校の授業など用途は問いません。出典として「防災ベーシック」と明記し、可能であればこの記事へのリンクを添えていただければ幸いです。数値の改変はお控えください。

Q. 1缶あたりのカロリーが最も高いのはどれですか

A. ルヴァンプライム保存缶Lの1,792kcalです。104枚入りで、成人1人のほぼ1日分に相当します。次いで越後製菓の保存缶 醤油せんべいが732kcal、ビスコ保存缶が582kcalです。

Q. 保存年数が最も長いのはどれですか

A. スーパーバランスの6年です。次いでビスコ保存缶、ビーバー保存缶、常備用カレー職人、おでん缶こてんぐが5年6か月、ルヴァンプライム保存缶が5年3か月と続きます。

Q. 100gあたりのカロリーはなぜ重要なのですか

A. 持ち出し袋の重量に制約があるためです。持ち出し袋は体重の15%程度が目安とされ、水や衣類も入れると食料に割ける重量は限られます。ビーバー保存缶の約548kcal/100gとおでん缶の約37kcal/100gでは、同じ重さで得られるエネルギーが約15倍違います。

Q. カロリー密度が低い商品は避けるべきですか

A. いいえ。自宅の備蓄では別の価値があります。おでん缶やカレーは重さの大半が水分で、断水時には貴重な水分補給源になります。持ち出し袋は密度重視、自宅は水分も考慮、と使い分けてください。

Q. アレルギーがある場合はどれを選べばよいですか

A. 表のなかでは、井村屋のえいようかんが小麦・卵・乳・落花生・そばを含みません。ただし表示制度は改定されることがあり、製造ラインからの微量混入の可能性もあります。重度のアレルギーがある場合はメーカーへの直接確認をおすすめします。

Q. 水も火も使えないときに食べられるのはどれですか

A. 13商品のうち12商品が開けてそのまま食べられます。水が必要なのはポケットワンのおみそ汁のみで、これも水を注いで約10分で完成します。常備用カレー職人は温めずに食べられるレトルトカレーで、主菜として機能する数少ない選択肢です。

Q. なぜ保存缶は通常版より長持ちするのですか

A. 缶やアルミ袋による密封と、脱酸素剤の組み合わせによるものです。ビスコは通常版が約6〜8か月に対し保存缶が5年6か月、ピュアポテトは約3〜6か月に対し5年と、いずれも10倍前後に延びています。

Q. 買ったときから5年もちますか

A. もちません。表の年数はすべて製造日からの期間です。流通の過程で数か月経過していることは珍しくありません。ビーバー保存缶は「製造日より5年6か月」ですが、流通を見込んで「5年保存」として販売されています。購入後は必ず残りの期間を確認してください。

Q. 46記事あるのに13商品だけなのはなぜですか

A. 内容量とカロリーの両方が確認できた商品に限ったためです。アルファ米やフリーズドライは、シリーズ内で味ごとに数値が異なり、代表値を1つ示すことが適切でない場合があります。不確かな数値を並べるより、確認できたものだけを載せるほうが資料として役に立つと判断しました。

Q. 家族3人で7日分だと、どのくらいの量になりますか

A. 大人2人と小学生1人なら、約40,000kcalが目安です。この全量を保存缶でまかなうとルヴァンプライム保存缶Lで22缶前後となり現実的ではありません。アルファ米やパックご飯を主食の軸に据え、保存缶を補助として組み合わせてください。

Q. なぜ菓子の保存缶ばかり密度が高いのですか

A. 水分が少なく、油分や糖分を多く含むためです。もともと保存性を高める方向で作られた食品を長期保存化しているため、防災専用に開発された商品より密度で有利になります。

Q. 主菜が足りないと感じます

A. 実際に選択肢が限られています。この表でも主菜と呼べるのはカレー職人とおでん缶の2つだけです。水も火も使わずに食べられる主菜は市場全体でも少なく、備蓄で手薄になりやすい部分です。意識して補ってください。

Q. 大人2人で3日分なら、どのくらい必要ですか

A. およそ12,000〜15,000kcalが目安です。成人1人あたり1日2,000〜2,500kcalとして計算しています。ただし菓子系だけで満たすのは現実的ではありません。主食・主菜・補助食を組み合わせてください。

まとめ

非常食13商品のデータについて、要点を整理します。

  • 保存年数の最長はスーパーバランスの6年
  • 5年6か月がビスコ保存缶、ビーバー保存缶、カレー職人、おでん缶
  • 1缶あたり最大はルヴァンプライム保存缶Lの1,792kcal
  • 100gあたり最大はビーバー保存缶の約548kcal
  • 100gあたり最小はおでん缶の約37kcal。差は約15倍
  • この差は水分量の違いによるもの
  • 持ち出し袋は密度、自宅の備蓄は水分も考慮して選ぶ
  • 13商品中12商品が水も火も使わずに食べられる
  • えいようかんは主要アレルゲンを含まない
  • 保存缶は通常版の10倍前後に賞味期限が延びている
  • 年数は製造日から。購入時に残存期間の確認が必要

非常食選びで迷う原因の多くは、比べる材料がないことにあります。

数値が並べば、自分の条件に合うものが見えてきます。家族の人数、置き場所、アレルギーの有無。条件は家庭ごとに違いますが、判断の土台は同じです。

この表が、その土台になれば嬉しく思います。引用も転載も歓迎しますので、必要な方に届けていただければと考えています。

最後に、今日できることをひとつだけ挙げます。ご自宅にある非常食を1つ手に取って、裏面の賞味期限とカロリーを見てください。

それだけで、自分の備蓄がどの位置にあるかが分かります。この表と見比べれば、足りないものも見えてきます。

今後も商品を調べるたびに、この表を更新していく予定です。掲載してほしい商品があれば、お知らせいただければ検討します。

✅ この記事、読んで終わりにしないでください

今すぐ備えを一つ、揃えておきましょう ↓

「あとで」と思った瞬間から後回しになりがちです。まずは価格だけでもチェックしてみませんか?

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この記事を書いた人

北海道札幌市在住の防災・サバイバル情報発信者です。2018年の北海道胆振東部地震を機に「誰でも今日から始められる防災」をモットーに活動を開始し、実際に試した防災グッズのレビューや家族構成別の備え方をわかりやすくお伝えしています。実践的で信頼できる情報を提供できるよう、がんばっています!

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