台風13号(ドルフィン)の進路|華中で勢力を落とし11日に熱帯低気圧へ【8月10日更新】

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【この記事の要約】
2026年8月時点、非常に強い台風13号(ドルフィン)が小笠原諸島方面へ接近し、その後、沖縄・奄美地方へ影響を及ぼす可能性が出てきています。この記事では、台風13号の特徴、今後の進路の見通し、そして台風接近前に私たちがすべき備えについて、防災士としての視点でわかりやすく解説します。

【追記:2026年8月12日20時30分時点】3つとも姿を消し、新たに17号が発生しました
この記事は8月3日に公開し、9日・10日・11日に更新してきました。台風13号は、8月11日9時に華中で熱帯低気圧に変わり、一生を終えています。日本への影響はありませんでした。その後の動きもお伝えします。台風15号は8月11日20時ごろ、茨城県南部に上陸しました。茨城県への台風の上陸は、1951年の統計開始以来はじめてのことです。そして12日9時、日本海で熱帯低気圧に変わりました。台風16号も、まもなく熱帯低気圧に変わる見込みです。一方で、8月12日9時、小笠原近海で台風17号(ナンカー)が発生しました。大きさは大型で、17号としては統計史上3番目に早い発生です。

目次

2026年8月12日20時30分時点の状況

この夏の台風の結末

台風結末日本への影響
13号(ドルフィン)8月11日9時、華中で熱帯低気圧へなし
15号(チャンホン)11日20時ごろ茨城県南部へ上陸、12日9時に日本海で熱帯低気圧へ関東から東海、北陸にかけて大雨と暴風
16号(ペイロー)まもなく熱帯低気圧へなし
17号(ナンカー)12日9時に小笠原近海で発生(大型)進路は未確定

13号は、8月3日の公開時点で940ヘクトパスカル、最大風速45メートルという非常に強い勢力でした。それが陸地を進むうちに衰え、消滅しています。強い台風が必ず被害をもたらすわけではなく、弱い台風が被害をもたらさないわけでもありません。結果を決めるのは、勢力よりも進路です。

いま注意すべきは台風17号です

台風17号については、台風17号(ナンカー)の進路と、予報円が大きいときの判断にくわしくまとめました。大型と強いの違い、予報円の読み方、お盆の移動をどう考えるかを扱っています。

8月12日9時、小笠原近海で台風17号が発生しました。12日15時の時点で中心気圧994ヘクトパスカル、最大風速18メートル、東北東へ毎時20キロで進んでいます。大きさは大型です。

13日15時には小笠原近海を北寄りに進み、15日から17日にかけて日本の東を北上する見込みとされています。ただし進路の予報円は大きく、本州方面に近づかない可能性もあります。

お盆の帰省と重なる時期です。移動の予定がある方は、最新の情報を確認してください。土砂災害への備えは土砂災害警戒情報とは?大雨警報との違いと避難の判断をご覧ください。

ここから下は、2026年8月3日の公開時点で書いた内容です。最新の状況は上の追記をご覧ください。

【この記事の信頼性について】この記事は、防災士資格を持つ私が、気象庁・日本気象協会などの発表情報をもとに執筆しています。台風の進路や強さは時間とともに変化するため、最新情報は気象庁の公式発表を必ずご確認ください。

結論から先に言うと、台風13号は非常に強い勢力を保ったまま、日本に影響を及ぼす可能性がある台風です。

2026年8月3日午前3時時点で、台風13号は南鳥島近海を北西へ進んでおり、今後、小笠原諸島に接近する見込みとなっています。動向に、注意深く目を向け続ける必要があります。

私は長年、防災士として、台風のたびに「まだ遠いから大丈夫」と考える方に多く出会ってきました。しかし、台風の進路は変わりやすく、油断は禁物です。この記事では、台風13号の現状と、今からできる備えについて解説します。

台風13号(ドルフィン)の現状

2026年8月3日午前3時時点の発表によると、台風13号は南鳥島近海を、北西へ時速25キロメートルで進んでいます。

中心気圧は940ヘクトパスカル、最大風速は45メートルと、非常に強い勢力を保っています。台風は大型で、非常に広い範囲に影響を及ぼす可能性がある規模です。今後の進路によっては、日本各地に大きな影響を及ぼす可能性も否定できません。

「非常に強い」という表現の意味

気象庁は、台風の勢力を風速に応じて「強い」「非常に強い」「猛烈な」という段階で表現します。

「非常に強い」というのは、最大風速が44メートルから54メートル未満の台風に使われる表現です。この段階では、暴風域内で建物の被害が発生する可能性がかなり高まります。屋根瓦の飛散や、窓ガラスの破損なども、事前に想定しておく必要があります。

台風発生から接近までの一般的な流れ

台風は、熱帯の海上で発達した熱帯低気圧が、一定の勢力に達したときに「台風」として認定されます。

発生直後は進路が定まりにくく、予報円も大きくなる傾向があります。日本に近づくにつれて、偏西風などの影響を受けながら進路が変化していきます。

台風13号も、発生当初から現在まで、勢力や進路の予報が段階的に更新されてきました。今後も、最新の発表を継続して確認することが大切です。

台風13号の今後の見通し

予報によると、台風13号は8月4日午前3時ごろに小笠原諸島付近に達し、その後は西寄りに進路を変えながら進んでいく見通しです。強い勢力を保ったまま進むことが予想されており、引き続き注意が必要です。

8月6日午前3時には日本の南の海域に達し、8月8日午前3時には東シナ海に到達すると予想されています。

小笠原諸島付近を通過したあとは、沖縄・奄美地方へ接近する可能性があるとされています。沖縄・奄美地方の方は、進路予報の更新を継続してチェックしておくことをおすすめします。

進路予報は変化する可能性がある

台風の進路予報は、時間の経過とともに更新され、変化することがあります。

この記事の情報は、2026年8月3日時点のものです。実際の進路や勢力は、その後の観測データによって変わる可能性があるため、最新の気象庁発表を必ず確認するようにしてください。数日先の予報ほど、変化の幅も大きくなる傾向があります。

台風の勢力を表す3段階の表現

表現最大風速の目安特徴
強い33m/s以上44m/s未満走行中の車が横風にあおられる
非常に強い(台風13号該当)44m/s以上54m/s未満建物の外装材が飛散する
猛烈な54m/s以上木造家屋が倒壊するおそれがある

台風13号は、この表の中でも上位の「非常に強い」勢力に分類されており、警戒が必要な台風です。今後さらに勢力が強まる可能性も、否定はできません。

台風接近に備えて今すぐできること

台風が接近する数日前から、非常持ち出し袋の確認、飲料水・食料の備蓄、懐中電灯や携帯ラジオの動作確認を、余裕を持って行っておくことをおすすめします。

また、ベランダや庭にある物干し竿・鉢植えなど、強風で飛ばされる可能性があるものは、あらかじめ屋内に移動させておいてください。

窓ガラスには、飛散防止フィルムを貼っておくと、万が一割れた際の被害を大きく軽減できます。

停電・断水への備え

大型で勢力の強い台風は、広範囲での停電や断水を引き起こす可能性があります。

モバイルバッテリー、カセットコンロ、飲料水の備蓄など、電気・水道が長期間止まった状態を想定した準備をしておくと安心です。

台風が海上にあるうちに備えるべき理由

台風が実際に接近してからでは、強風や大雨のために、屋外での作業が危険になります。

ベランダの片付けや窓の養生といった作業は、台風が来る前の、まだ天候が穏やかで安全なうちに済ませておくことが重要です。

台風13号の名称と過去の同名台風

台風の名前(アジア名)は、一定のリストの中から順番に使われていく仕組みになっています。

過去に「ドルフィン」という名前が使われた台風もありますが、今回の台風13号とは別の台風です。同じ名前が使われても、進路や勢力はまったく異なるため、混同しないよう注意してください。

台風進路予報円の見方

気象庁が発表する台風進路予報図には、「予報円」と呼ばれる円が描かれています。

用語意味
予報円一定の確率で台風の中心が入ると予想される範囲
暴風警戒域台風の中心が予報円内に進んだ場合に、暴風域に入るおそれがある範囲

予報円が大きいほど、進路の不確実性が高いことを示しています。台風が遠いうちは予報円が大きく、近づくにつれて精度が上がり、円は少しずつ小さくなっていきます。

台風接近時に発表される警報・注意報の種類

台風の接近にともない、気象庁からはさまざまな警報・注意報が発表されます。

種類内容
暴風警報暴風による重大な災害の発生が予想される場合に発表
大雨警報大雨による重大な災害の発生が予想される場合に発表
波浪警報高波による重大な災害の発生が予想される場合に発表
高潮警報高潮による重大な災害の発生が予想される場合に発表

複数の警報が同時に発表されることも多いため、自分の住む地域にどの警報が出ているか、まとめて確認する習慣をつけてください。

台風13号の進路上にある地域の方が確認すべきこと

小笠原諸島や沖縄・奄美地方にお住まいの方、旅行や出張を予定している方は、最新の台風情報をこまめに確認してください。

航空機や船舶の運航にも影響が出る可能性があるため、予定がある方は、早めに交通機関の運行情報を確認し、予定の変更も検討しておくことをおすすめします。

離島にお住まいの方は、大型船舶による物資輸送が長期間止まる可能性も考慮し、食料や生活必需品を早めに確保しておくと安心です。

ハザードマップと台風情報をあわせて確認する

台風による被害は、風の被害だけでなく、大雨による洪水・土砂災害と組み合わさって発生することが多くあります。

自宅や職場が、洪水・土砂災害・高潮のいずれかのハザードマップで危険エリアに該当していないか、台風シーズン前に確認しておくことをおすすめします。

複数のリスクが重なるエリアにお住まいの方は、より早いタイミングでの避難を検討してください。

台風と高潮・高波のリスク

台風が接近すると、強風による高波だけでなく、気圧の低下による「高潮」が発生することがあります。

海岸沿いや河口付近に住んでいる方は、高潮による浸水のリスクにも、日頃から十分な注意が必要です。自治体のハザードマップで、高潮浸水想定区域に該当していないか確認しておいてください。

「まだ遠いから大丈夫」と思わないために

私の考えでは、台風が遠くにあるうちから「まだ大丈夫」と考えるのではなく、「今のうちに備えておこう」という意識を持つことが大切です。

台風の進路は予報円が示す通り、常に変化する可能性があります。自分の住む地域が進路から外れているように見えても、備えを決して怠らないことをおすすめします。

台風は地震と違い、接近までに数日の猶予があります。この貴重な時間を有効に使い、余裕を持った備えをすることが、被害を減らす一番の方法だと私は考えています。

台風接近時に見直したい持病・服薬の管理

持病がある方は、台風接近前に、常備薬を十分に確保しておくことをおすすめします。

停電や交通機関の乱れによって、薬局や病院に行けなくなる可能性があります。お薬手帳のコピーを非常持ち出し袋にあらかじめ入れておくと、避難先でも適切な処方をスムーズに受けやすくなります。

マンション・集合住宅での台風対策

マンションなどの集合住宅では、ベランダの共用部分に置いてある物が強風で飛ばされ、他の住戸や通行人に被害を与える可能性があります。

台風接近前には、自分のベランダだけでなく、共用廊下や駐輪場に置かれた自転車なども、しっかりと固定されているかどうか確認してください。

管理組合や管理会社から、台風接近時の注意喚起が発信されることもあるため、掲示板やメールもこまめに確認する習慣を、日頃からつけておくと安心です。

台風の名前「ドルフィン」について

台風には、番号だけでなく、アジア各国が提案した名前(アジア名)が付けられます。

「ドルフィン」は、香港が提案した名称です。台風の名前は加盟国・地域が用意したリストから順番に使われる仕組みになっており、非常に大きな被害をもたらした台風は、その名前が今後使われなくなることもあります。

2026年の台風シーズンの傾向

台風は例年、7月から10月にかけて発生数・接近数が多くなる傾向があります。

2026年も、海面水温の高さなどを背景に、勢力の強い台風が発生しやすい状況が続いていると指摘されています。台風13号のような大型で強い台風は、今後も発生する可能性があるため、シーズンを通じた継続的な備えが大切です。

台風の発生数と接近数の違い

「発生数」は、その年に台風として認定された数を指します。一方「接近数」は、実際に日本のいずれかの地点から300キロメートル以内に近づいた台風の数を指します。

発生した台風のすべてが日本に接近するわけではありませんが、進路によっては急に接近することもあるため、遠い海域の台風であっても油断せず情報をチェックする習慣が大切です。

家族で台風接近時の行動を話し合っておく

台風が接近する前に、家族で「どのタイミングで何をするか」を話し合っておくことをおすすめします。

特に、子どもの学校の休校判断や、仕事の在宅勤務への切り替えなど、生活に直結する判断は、早めに情報を共有しておくと慌てずに済みます。

高齢の家族が離れて暮らしている場合は、電話やメッセージアプリで、台風接近時の安否確認方法をあらかじめ決めておくことをおすすめします。

台風と線状降水帯の関係

台風本体だけでなく、台風に向かって流れ込む湿った空気が、離れた地域で「線状降水帯」を発生させることがあります。

台風が直接接近していない地域でも、大雨による河川の氾濫や土砂災害のリスクが高まることがあるため、台風進路から離れているからといって安心はできません。

台風接近時に注意すべき現象の違い

現象特徴
暴風建物や飛来物による被害、停電のリスク
大雨河川の氾濫、土砂災害のリスク
高潮海岸沿い・河口付近での浸水リスク
高波海沿いの護岸や港湾施設への被害リスク

台風接近時は、これらの現象が複合的に発生することがあります。ひとつの情報だけでなく、複数の観点から状況を把握することが大切です。

台風13号が「大型」とされる理由

台風の大きさは、強風域(風速15メートル以上の風が吹く範囲)の半径によって分類されます。

「大型」とは、強風域の半径が500キロメートル以上800キロメートル未満の台風を指します。台風13号は、この基準に該当する規模を持っており、中心から離れた地域でも強い風や雨の影響を受ける可能性があります。

「超大型」との違い

強風域の半径が800キロメートルを超える場合は「超大型」に分類されます。

大型・超大型の台風は、中心が離れていても広範囲に影響を及ぼすため、進路予報図だけでなく、強風域・暴風域の範囲もあわせて確認することが大切です。

離島・沿岸部での早めの避難判断

離島や沿岸部にお住まいの方は、台風の接近前に、早めの避難を検討することをおすすめします。

台風接近時は、船舶の欠航によって支援物資や医療アクセスが制限されることがあります。持病がある方や、高齢者・妊婦の方は、特に余裕を持った判断を心がけてください。

台風の暴風域と強風域の違い

用語風速の目安想定される被害
強風域15m/s以上看板や屋根瓦が飛ばされ始める
暴風域25m/s以上建物の損壊、倒木、停電などのリスクが高まる

暴風域に入る前に、屋外での作業や外出をすべて終えておくことが重要です。

台風前・台風接近中・台風通過後にすべきことの違い

時期すべきこと
台風前(数日前〜前日)備蓄確認、屋外の片付け、窓の養生
台風接近中不要不急の外出を避け、最新情報を確認
台風通過後周辺の安全確認、倒木・冠水箇所への注意

台風が過ぎ去った直後も、増水した河川や、地盤が緩んだ斜面など、危険が残っていることがあります。油断せず、慎重に行動してください。

よくある質問

台風接近時に相談できる窓口

台風の被害や避難について不安がある場合は、自治体の防災担当窓口や、消防署の相談窓口を活用することができます。

被災してしまった場合は、罹災証明書の発行手続きとあわせて、被災者生活再建支援制度についても、できるだけ早めに自治体の窓口へ相談することをおすすめします。

台風の眼と暴風域の関係

勢力の強い台風には、中心付近に「台風の眼」と呼ばれる、風雨が比較的弱いエリアが形成されることがあります。

台風の眼が通過すると、一時的に風雨が弱まりますが、これは決して台風が過ぎ去ったわけではありません。眼の周辺には最も風の強い「眼の壁雲」があり、その後再び猛烈な風雨に見舞われることがあります。「静かになったから終わった」と自己判断せず、引き続き十分な警戒を続けてください。

車の運転が必要な場合の注意点

台風接近時にやむを得ず車を運転する場合は、横風による走行への影響に十分注意してください。

特に、橋の上や高架道路など、風を遮るものがない場所では、思わぬ横風にハンドルを取られることがあります。速度を落とし、ハンドルをしっかりと両手で握って走行することを心がけてください。

冠水した道路やアンダーパスには、どんな理由があっても絶対に進入しないでください。水深が浅く見えても、実際には車が水没するほどの深さがある場合が、少なくありません。

台風接近時の停電リスクとその対策

強風によって電線や電柱が損傷すると、広範囲で停電が発生することがあります。

過去の大型台風では、電力復旧までに数日から数週間かかった地域もありました。モバイルバッテリー、乾電池式のライト、カセットコンロなど、電気に頼らない生活用品を準備しておくことをおすすめします。

冷蔵庫の中身への対策

停電が長く続くと、冷蔵庫内の食品が傷んでしまう可能性が高くなります。

保冷剤を凍らせておく、消費期限の近い食品から食べるようにするなど、台風が来る前から意識しておくと、無駄な食品ロスを減らすことができます。

台風の接近速度と警戒すべきポイント

台風の速度特徴
ゆっくり(時速20km未満)影響を受ける時間が長くなり、総雨量が増える傾向
速い(時速40km以上)短時間で通過するが、急な状況変化に注意が必要

台風13号は現時点で時速25キロメートル程度で進んでいますが、進路によって速度が変化することもあるため、最新情報を継続して確認してください。

Q. 台風13号は日本の本州にも影響しますか?

A. 2026年8月3日時点の予報では、小笠原諸島を経て沖縄・奄美地方へ接近する可能性が示されています。本州への影響については、今後の進路予報を継続して、注意深く確認する必要があります。

Q. 台風の進路予報はどのくらい前から分かりますか?

A. 気象庁は、5日先までの進路予報を発表しています。ただし、日数が先になるほど予報円は大きくなり、進路の不確実性も高まっていく傾向があります。

Q. 「大型で非常に強い」台風とはどういう意味ですか?

A. 「大型」は強風域の半径の大きさを、「非常に強い」は最大風速の強さを表しています。この2つが組み合わさることで、影響範囲が広く、勢力も強い、警戒すべき台風であることを示します。

Q. 台風情報はどこで確認するのが一番確実ですか?

A. 気象庁の台風情報ページが、最も公式で正確な情報源です。日本気象協会やウェザーニュースなどの民間気象会社の情報もあわせて確認すると、より詳しくわかりやすい解説を得られます。

Q. 台風が来る前に、何日前から備えを始めればいいですか?

A. 目安として、台風の接近が予想される3日前くらいから、非常持ち出し袋の確認や、屋外の片付けを始めることをおすすめします。

Q. 台風の暴風域に入ってからでも避難はできますか?

A. 暴風域に入ってからの避難は、屋外での移動そのものが危険になります。暴風域に入る前に、避難や備えを完了させておくことを強くおすすめします。

台風による農作物・漁業への影響

台風は、住宅や交通機関だけでなく、農業や漁業にも大きな影響を及ぼします。

強風による農作物の倒伏や、塩害(潮風による作物への被害)、漁船の避難など、関連する業種の方は、通常の家庭の備えとは別に、専門的な対策が必要になります。

離島や沿岸部で農業・漁業を営んでいる方は、地域の農協・漁協からの情報にも、あわせて注意を払ってください。

避難情報が出た場合の判断基準

台風接近時、自治体から避難情報が発表されることがあります。

「高齢者等避難」の段階で、避難に時間がかかる方はすでに行動を開始し、「避難指示」が出た段階では、対象地域の全員が速やかに避難することが求められます。

「まだ大丈夫」と自己判断せず、自治体からの情報にしたがって、早め早めの行動を、常に心がけてください。

非常持ち出し袋以外の備蓄も見直す

台風で長期の停電・断水が発生した場合に備え、非常持ち出し袋とは別に、自宅で使う備蓄品も充実させておくことをおすすめします。

最低3日分、できれば1週間分の水・食料を目安に、ローリングストック法(普段使うものを少し多めに買い、消費した分を補充する方法)を活用すると、無理なく備蓄を続けられます。

台風接近中のSNS情報との付き合い方

台風接近時は、SNS上にリアルタイムの現地情報が多く投稿されます。

参考になる情報がある一方、古い映像の使い回しや、誇張された情報が拡散されることもあります。SNSの情報を鵜呑みにせず、必ず気象庁や自治体の公式情報とあわせて確認する習慣を持ってください。

台風接近前後の情報収集の変化

時期確認すべき情報
接近3日前〜前日進路予報、強風域・暴風域の範囲、備蓄状況
接近中暴風警報・大雨警報、避難情報、河川水位
通過後被害状況、交通機関の運行情報、二次災害の危険箇所

時期によって確認すべき情報の種類が変わることを理解し、そのつど必要な情報を優先して集めることをおすすめします。

台風情報の入手先を複数持っておく

台風情報は、気象庁の公式サイトのほか、NHKなどの報道機関、日本気象協会やウェザーニュースといった民間の気象会社からも入手できます。

停電時にはインターネットが使えなくなる可能性もあるため、携帯ラジオなど、電波状況に左右されにくい情報源もあわせて準備しておくと安心です。

私は、防災講座で「情報源をひとつに絞らず、複数持っておくこと」の大切さを繰り返しお伝えしています。ひとつの情報源が使えなくなっても、他の手段で情報を得られる状態を、あらかじめ作っておくことが重要です。

企業・職場での台風対応をあらかじめ決めておく

台風接近時は、企業や職場でも、事業継続と従業員の安全確保のバランスを取った対応が求められます。

早期の帰宅指示、テレワークへの切り替え、休業の判断基準などを、あらかじめ社内で定めておくことで、実際に台風が接近した際の混乱を減らせます。

従業員一人ひとりも、通勤経路上に冠水しやすい場所や、土砂災害のリスクがある区間がないか、日頃からしっかり把握しておくことをおすすめします。

過去の大型台風から学ぶべきこと

日本ではこれまでにも、大型で勢力の強い台風による甚大な被害が発生してきました。

2019年の台風19号(東日本台風)では、広範囲での河川氾濫や土砂災害により、非常に多くの深刻な被害が発生しました。こうした過去の台風の教訓から、早めの避難と情報収集の重要性が、今も繰り返し強調され続けています。

台風13号についても、過去の教訓をしっかり踏まえ、「まだ大丈夫」と思わず、早めの行動を心がけることが大切です。

台風と他の自然災害への備えの違い

災害備えの特徴
台風接近まで数日の猶予があり、事前準備がしやすい
地震予兆がなく、日頃からの備えが特に重要

台風は、地震と異なり、ある程度の準備期間が確保できる災害です。この特性を最大限に活かし、余裕を持った備えを心がけてください。

ペットや高齢者がいる家庭での台風対策

ペットを飼っている家庭では、台風接近時に窓を閉め切ることでの室温上昇や、ペットが感じる強いストレスにも配慮が必要です。

高齢の家族がいる場合は、停電時の医療機器(酸素濃縮器など)の使用について、事前にかかりつけ医や機器メーカーへ、必ず相談しておくことをおすすめします。

台風の中心気圧と勢力の関係

台風の勢力を示す指標のひとつに、中心気圧があります。

中心気圧が低いほど、台風の勢力は強くなる傾向があります。台風13号の中心気圧は940ヘクトパスカルで、これは非常に発達した、強い台風であることを示す数値です。

ニュースなどで「〇〇ヘクトパスカル」という数値を見たときは、数字が小さいほど強い台風だと覚えておくと、状況をより正確に把握しやすくなります。

非常持ち出し袋の中身を台風シーズン前に見直す

台風シーズンが本格化する前に、非常持ち出し袋の中身を一度見直しておくことをおすすめします。

飲料水や食料の消費期限、電池の残量、モバイルバッテリーの充電状態などを確認し、古くなったものは新しいものに入れ替えてください。

家族構成が変わった場合(子どもの成長、高齢の家族の同居開始など)は、必要な物品も自然と変わってきます。年に一度は中身全体を見直す機会を作ることをおすすめします。

台風による交通機関への影響

台風接近時は、航空機・鉄道・フェリーなど、さまざまな交通機関で運休や遅延が発生します。

特に、離島を結ぶ航空便やフェリーは、比較的早い段階で欠航が決定することがあります。旅行や出張の予定がある方は、台風の進路予報を確認しながら、できるだけ早めに予定の見直しを検討してください。

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まとめ

台風13号(ドルフィン)は、2026年8月時点で非常に強い勢力を保ちながら、小笠原諸島方面へ接近しています。中心気圧940ヘクトパスカル、最大風速45メートルという規模は、決して軽視できないものです。

その後は、沖縄・奄美地方へ影響を及ぼす可能性があるとされており、対象地域では今後の情報に、より一層の注意が必要です。

台風の進路は変化する可能性があるため、遠くにあるうちから油断せず、最新の気象庁発表を確認しながら、今のうちに備えを進めておいてください。非常持ち出し袋の確認、屋外の片付け、備蓄の見直しは、今日からでもすぐに始められます。

台風は地震と違い、備える時間的な余裕がある災害です。だからこそ、「まだ大丈夫」と先延ばしにせず、今日のうちにできる小さな備えから始めてみてください。

この記事が、台風13号への備えを考える、良いきっかけになれば嬉しいです。

✅ この記事、読んで終わりにしないでください

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この記事を書いた人

北海道札幌市在住の防災・サバイバル情報発信者です。2018年の北海道胆振東部地震を機に「誰でも今日から始められる防災」をモットーに活動を開始し、実際に試した防災グッズのレビューや家族構成別の備え方をわかりやすくお伝えしています。実践的で信頼できる情報を提供できるよう、がんばっています!

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